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【FEif】スメラギ「ミコトが白夜を頼ってきただと!?」【勝手な憶測】|エレファント速報:SSまとめブログ

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【FEif】スメラギ「ミコトが白夜を頼ってきただと!?」【勝手な憶測】

1: ◆gwRXYWd6Zs 2017/02/24(金) 09:52:07.58 ID:4bxhvFvE0

*前置き注意
【FEif】♀カムイ「逆ハーレム……ですか?」の前日譚的な
・短いです
・白夜の闇←勝手な憶測
・息抜き程度に



3: ◆gwRXYWd6Zs 2017/02/24(金) 09:55:37.85 ID:4bxhvFvE0

 白夜王城・シラサギ城

スメラギ「ミコトが白夜を頼ってきただと!?」

ユキムラ(若)「は、はい? スメラギ王……彼女を御存知でしたか?」

スメラギ「あ、いや……い、以前に一度だけ、会った事があるかな……」

スメラギ(言えぬ……その一度だけで一目惚れし、今も忘れられぬなどとは)

ユキムラ「そうでしたか。それで白夜に……しかし、それだけでは入国も難しいですね」

ユキムラ「何があったのか、どこから来たのか、全て話せぬ、伝えられぬ、とのことで」

ユキムラ「かなり困憊しているようで心は痛みますが、こればかりは仕方ありません」

ユキムラ「素性が知れぬ者ですし……残念ですが、お引き取り頂きましょう――」

スメラギ「待たんかオドレァ!!」

ユキムラ「スメラギ王ー!?」



4: ◆gwRXYWd6Zs 2017/02/24(金) 10:00:29.48 ID:4bxhvFvE0

スメラギ「あ……いや、ごほん。……いきなり無下に追い返すのはあまりに無体だろう」

スメラギ「彼女とて、何かしら事情があるはず。それで白夜を頼ってきた者を、問答無用で追い返すなど……義に反する」

スメラギ「そこまで困憊しているというのなら、なおさらではないか」

スメラギ「せめてまず、事情を聞いてやろう……よいな?」

ユキムラ「は、ははっ! 承知!」

ユキムラ(さすがはスメラギ王……仁徳に厚いお方だ……!)

スメラギ(………………)

スメラギ(ミコトたん、久し振りだなー……はよ会いたいなー)



5: ◆gwRXYWd6Zs 2017/02/24(金) 10:02:37.22 ID:4bxhvFvE0

 王の間

ユキムラ「王城兵にミコト殿を連れさせました。すぐに入室するはずです」

スメラギ「うむ、そうか。…………」

スメラギ(……私が彼女と会ったのは、かなり昔の話)

スメラギ(思い出補正というのもあるし、時の流れは酷だしな……過度の期待は禁物)

スメラギ(よし、うむ。覚悟は出来た。いつでも来るがよい、ミコトォ!)

ユキムラ「あっ、いらしたようですね。どうぞ、お入りを」

スメラギ「おっ。……えっ……」



6: ◆gwRXYWd6Zs 2017/02/24(金) 10:06:15.22 ID:4bxhvFvE0

ミコト「スメラギ様……この度は、かような素性の知れぬ女に謁見をお許し頂き」

ミコト「誠に……感謝、いたしますっ……!」キラキラキラビジーン

スメラギ(………………)

スメラギ(なにこれめっちゃ美人やん)

スメラギ(……前より美人になっとるやん!!!)

スメラギ(いや、それよりも、これは……)

ミコト「……あ、あの、スメラギ様?」オソルオソルー、カラノー?

ミコト「何か……その、お気に障りましたか?」ボイーン

スメラギ(………………)

スメラギ(お○ぱいでけぇ………)

ユキムラ「スメラギ王? あの、ミコト殿に何かお声を……」

スメラギ(! し、しまった、そうだった! いかんいかん、雑念まみれではないか!)

スメラギ(そうだ、私は白夜王……最大限の威儀を持つ、一言を……今!)



7: ◆gwRXYWd6Zs 2017/02/24(金) 10:08:51.14 ID:4bxhvFvE0



スメラギ「お○ぱい」

ミコト「はい?」

ユキムラ「スメラギ王?」






8: ◆gwRXYWd6Zs 2017/02/24(金) 10:12:48.88 ID:4bxhvFvE0

スメラギ「ちっち違う! ちち乳ち違うぞ、今のは噛んだだけだ!」

ユキムラ「そ、そうですか。それでは、改めて……」

スメラギ「うむ。ミコト殿……息災、と言えぬようなのは残念だが、久し振りだな」

スメラギ「訳は話せぬとの事だが……聡明なそなたの事、何か深き事情があるのだろう」

スメラギ「無理に聞こうとは思わぬ。だが、まずは……そなたが無事で、良かった……」

ミコト「! スメラギ様、そんな、勿体ないお言葉を……」

ユキムラ(スメラギ王……まさしく仁の心……!)



9: ◆gwRXYWd6Zs 2017/02/24(金) 10:14:56.58 ID:4bxhvFvE0

スメラギ「ミコト殿。まずは長旅の疲れ……存分に癒し、身を休めるが良い」

スメラギ「いつまででも、ここに居てくれて良い。いや何だったら、私の――」

ミコト「よろしいのですか、スメラギ様っ!?」キラキラッ

スメラギ「う、うむぅ!? ……うむ、当然だ、ミコト殿……」

ミコト「ああっ……本当にっ……本当に、御厚意、感謝いたしますっ……!」

ミコト「私一人なら、そのような御厚意には、とても与れませんでした……しかし……」

ミコト「……どうか、よろしくお願い致しますっ……私の娘ともども……!」

スメラギ「うむ、うむ。よい、よい。…………」

スメラギ「………………」



10: ◆gwRXYWd6Zs 2017/02/24(金) 10:15:28.50 ID:4bxhvFvE0



スメラギ「えっ、娘?」

ミコト・ユキムラ「?」





11: ◆gwRXYWd6Zs 2017/02/24(金) 10:16:22.55 ID:4bxhvFvE0

スメラギ「えっ……子供、いるの?」

ミコト「えっ? え、ええ、まあ……」

スメラギ「えっ。……えっ、ユキムラ?」

ユキムラ「は、はい。謁見の場には相応しくないかと思い……」

ユキムラ「最近、頭角を現してきた王城兵が面倒見の良い女性らしく、ミコト殿にはその者にお子を預けて頂いております」

ユキムラ「まあ私も、まだお子は拝見していませんが……それが何か?」

スメラギ「えっ。あ、そう……えっ」

スメラギ「………えっ………」

スメラギ「………………」

スメラギ「………うそやーん………」

ユキムラ(なんかめっちゃリアルにヘコみ始めたぞ)



12: ◆gwRXYWd6Zs 2017/02/24(金) 10:19:10.78 ID:4bxhvFvE0

スメラギ「え~……って事は、時期的に……初めて会った日から、今日までの間に?」

ミコト「は、はい。その、お恥ずかしいのですが……///」顔アカラメー

スメラギ「かわいすぎる。……でなく、そっかー……え~……そっかー……」

スメラギ「子供……かぁ……」

スメラギ「………………」

スメラギ「あ゙~~~~~……」

ユキムラ「スメラギ王?」



13: ◆gwRXYWd6Zs 2017/02/24(金) 10:20:22.89 ID:4bxhvFvE0

スメラギ「あ゙~~~やっばいコレ……思った以上に……くるわコレ……」

スメラギ「………はぁ~~~……え~~~………?」

スメラギ「……子供、かぁ……」

スメラギ「……私が王城でぬくぬくと三人ほどこさえて、更にもう一人生まれる予定だったりしとる間に……子供かぁ~……」

ユキムラ「事情は良く分かりませんが、客観的に見ても王族の責務を勘定に入れても、スメラギ王のほうが最悪だと思いますよ」



14: ◆gwRXYWd6Zs 2017/02/24(金) 10:22:56.10 ID:4bxhvFvE0

ユキムラ「ええと、では、スメラギ王……えっ? ミコト殿には、その……えっ、お引き取り頂く感じで?」

ミコト「!? そ、そんな……スメラギ様、それはっ。……っ……」

ミコト「私は構いませんっ……ですが、娘だけでも、娘だけでも、どうかっ……!」

ユキムラ「う、うーん……いや私も、さすがにそれはあまりにもご無体というか――」

スメラギ「ん? 何を言っておる。いくらでもここにおって良いと言ったろうに」

ミコト・ユキムラ「………えっ?」



15: ◆gwRXYWd6Zs 2017/02/24(金) 10:23:48.04 ID:4bxhvFvE0

スメラギ「まあ子供がいた事には……うむ、驚いた。白夜王びっくりだ」

スメラギ「だが……だからといって、それがミコト殿を追い出す事に、どう繋がろうか」

スメラギ「そのような事は、ありえぬ。傷つきながらも、白夜を頼りやってきた者を」

スメラギ「光に伸ばした、その手を払う事など……白夜は、せぬのだからな」

ミコト「! あ、ああっ……スメラギ様、ありがとうございますっ……!」

スメラギ「はっはっは……顔を上げるのだ、ミコト殿。そうかしこまらずともよい……」

スメラギ「これから我らは、一緒だ……具体的に言うなら、そうだな、家族のように……」

ユキムラ「…………」



16: ◆gwRXYWd6Zs 2017/02/24(金) 10:25:48.93 ID:4bxhvFvE0

ユキムラ「ところでスメラギ王。今、あなたの目に映るものは何でしょう?」

スメラギ「む? はっはっは、決まっておる。それはもちろん、穢れなき涙、偽りのない真心、守るべき女人。そうだな、他には――」

ユキムラ「………」



17: ◆gwRXYWd6Zs 2017/02/24(金) 10:26:20.75 ID:4bxhvFvE0

ユキムラ「ミコト殿の大きな?」

スメラギ「お○ぱい」

ユキムラ「ヴォエアァイ(おい)!!」

スメラギ「違うのだ。違うのだ。見ていないと言えば嘘になるが、違うのだ」

スメラギ「アレだ。本当に助けたいと思っているのだ。ミコト殿を。いや本当に」

スメラギ「そこに偽りはないから。本当だから。だから――」

ユキムラ「……………」



18: ◆gwRXYWd6Zs 2017/02/24(金) 10:27:56.66 ID:4bxhvFvE0

ユキムラ「はあ、もう、分かりましたよ……」

スメラギ「! おお、ユキムラ……!」

ユキムラ「なんかもう、ここまで来て追い返すのとか可哀想すぎますし、私もそんな気にはなれませんし……」

ユキムラ「……主君が思った以上に気持ち悪かったのはアレですが」

ユキムラ「ミコト殿と、お子の受け入れ態勢を整えましょう。万全に手配しますよ」

スメラギ「おお……ユキムラよ、理解してくれて助かるぞ……!」

ミコト「ああっ……ユキムラさん、ありがとうございます……!」

ユキムラ「い、いえいえ、ミコト殿、お気になさらず! ……しっかし白ヒゲダルマは本当、気持ち悪いな……」

スメラギ「主従に溝が出来たような気はするが、大団円だな。はっはっは!」



19: ◆gwRXYWd6Zs 2017/02/24(金) 10:29:03.78 ID:4bxhvFvE0

スメラギ「しかしそうなると、ミコト殿のお子とも対面したいものだな」

ユキムラ「ああ、いいですね。ちょっと気になりますしね」

スメラギ「何しろ、これから私の娘になるようなものだからな……はっはっは!」

ユキムラ(コイツ、もうミコト殿を娶るつもりでいるのか? 来たばっかだぞ?)

ユキムラ「……まあいいでしょう。では、お子を預けている王城兵の娘を呼びましょう」



20: ◆gwRXYWd6Zs 2017/02/24(金) 10:30:11.03 ID:4bxhvFvE0

 ~すこし経ったよ~

ユキムラ「あ、来たようですね。どうです、お子の様子は」

ユウギリ(若)「はい。うふふ……とてもおとなしくて、可愛らしい赤ちゃんですわ」

ユウギリ「本当に……こんなに可愛い子、他に見た事がありません……食べてしまいたいくらい……」

スメラギ「ほほう、そんなにか。はっはっは、まあ子供というのは可愛いものだからな」

ユウギリ「それでは、ミコト様……大切な御子をお返ししますわね。どうぞ……」スッ

ミコト「は、はい、ユウギリさん……ありがとうございます」ウケトリー

ミコト「……………」

ミコト「ああっ………」ギュッ



ミコト「……カムイ……!」



21: ◆gwRXYWd6Zs 2017/02/24(金) 10:33:05.41 ID:4bxhvFvE0

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    コメント一覧

      • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2017年02月24日 23:43
      • スメラギの死後どこぞの馬の骨とも知らんミコトがリョウマを差し置いて白夜の女王になってるって結構な闇深よな

        家臣から絶対に豊満な果実に負けよったアイツ・・・って噂されてるわスメラギ王

    はじめに

    コメント、はてブなどなど
    ありがとうございます(`・ω・´)

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