この件、ネットで調べてもなぜか簡潔に報じているメディアばかりで、詳細が分かりにくくなっています。
ワイドショーなどではもう少し詳細に報じられていましたので、ちょっとまとめてみたいと思います。→ Geinou Ranking
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細川さんが事務所のマネジャーやスタッフへのパワハラ疑惑で昨年末に所属事務所を解雇されていたことが報じられたのは今年1月末のことでした。
→ 細川茂樹パワハラ疑惑は真実なのか?「事務所バーニング系列だから事実は違いそう」の声
この時、“解雇された”ことしか報じられていませんでしたが、実はもっと前に細川さんサイドは契約解除無効を訴える裁判を起こしていました。
これは、『ミヤネ屋』(日本テレビ)で報じられていた時系列です。
去年11月下旬 事務所が細川さんに契約解除の可能性を伝える
12月5日 お互い代理人を立てて協議することが決定→その後メールでやり取り
12月26日 細川さんが契約解除を通告される
今年1月10日 細川さんが契約解除の“無効”を訴え裁判を起こす
2月21日 契約解除の“無効”の仮処分が認められる
この件を1月末に報じたのはアサヒ芸能だったんですが、裁判になっていることまではつかめなかったのでしょうか。
それとも、あえて報じなかったのでしょうか。
つかめなかった…なんてありえないので、やはりあえて報じなかったんでしょうね。
サムデイという事務所は、芸能界では泣く子も黙るバーニング系列の事務所ですから、その意向に逆らう記事は書けなかったのでしょう。
サムデイ側は、まさか裁判で細川さんに負けるとは思っていなかったのかもしれません。
まあ、負けたといっても今回はあくまで“仮処分”。
パワハラの事実があったかどうかの判断に裁判所は踏み込んではいないとのこと。
(以下引用)
細川さんの弁護士によりますと、事務所との契約は1年ごとに更新していて、解除する場合は3か月前に通知することになっていましたが、解除の話が出たのは1か月ほど前で、具体的な理由の説明もなかったとしています。
(以上引用 NHKニュース)
上記ミヤネ屋での放送によりますと、事務所が解雇をほのめかしたのが11月下旬で、実際の解雇が12月26日。
確かに1カ月しか経っていません。
つまり、解除する場合の“3か月前の通知”がなかったという点で、契約解除は無効という仮処分が出たと考えられます。
今後、パワハラの有無について裁判でゆっくり争うことになると思われますが、今回の決定について細川さんの代理人弁護士さんが取材に応じています。
これは、昨日の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日)内で、電話取材した模様が放送された部分の文字起こしです。
――実際にマネージャーへのパワハラは?
「無いです。そんなこと全く無いです」
――過去に事務所とのトラブルという件に関してはどうですか?
「だってそんなのがもしあったらこんなに事務所続いてないんじゃないですか、芸能活動が」
(ナレーション)
もしパワハラを行っていれば10年以上も同じ事務所での芸能活動は続けることはできなかったと主張する細川さんの代理人弁護士。
さらに
「マネジメントに対してはむしろ彼は感謝していますから
ここまで芸能活動できたのは事務所のおかげだと思ってるくらいですので」
(ナレーション)
円満な関係を取り戻すため敵対視することなく協議を続けていくという代理人弁護士。
食い違う両者の主張。
果たして、真実はどこにあるのだろうか。
さらに、『ミヤネ屋』では、この弁護士さんが出されたと思われる文書でのコメントが紹介されています。
映像を見る限りかなり長い文章がそこには書かれているようなのですが、残念ながら全文の公開はありませんでした。
ネットで公開されていないかと思い探したんですが見つからなかったので、ミヤネ屋で紹介された部分のみ文字起こししてみました。
本件タレントとしては、所属事務所(サムデイ)に特段違和感はありません。
ただマネージメントの在り方をめぐって意見を異にすることもあったところ、突然、事務所側は記事のような本件タレントのマイナス・イメージを作り上げ、契約解除を強行してきたものですが、東京地裁民事9部は、事務所がの主張に根拠はないとし、本件タレント側の訴えを全面的に肯定した次第です。
映像でちらっと見える部分には、のんさん(能年玲奈さん)の名前なども見えましたので、最近の芸能人と事務所とのトラブルになぞらえて細川さんに非がないことを主張している文書になっているのではと思われます。
どうしてこれ、ネットなどに全文公開していないんでしょうね?
こういうのって、スポーツ紙などが全文公開してることが多いんですが…私が見つけられなかっただけならすいません。
※ミヤネ屋での放送内容はこちらでどうぞ。消されてたらごめんなさい…[動画]
→ Geinou Ranking
→ Geinou Reading
→ Geinou Ranking
さて、対するサムデイ側がこの判決について出したコメント全文はネットにありました。
(以下引用)
「此の度の細川茂樹の当社に対する仮処分申請が認められました件につきましてコメントさせて頂きます。
マネージャー及び関係者への暴力、暴言等のハラスメントほかを理由として、当社が2016年12月末に契約解除を通知したことは事実です。仮処分手続きにおいて、当社の主張が認められなかったことは大変残念ですが、ハラスメント等がなかった事を理由とした決定とは考えておりませんので、本訴手続において引き続き当社の正当性を主張していく所存です」
(以上引用 テレ朝News)
さらに、ワイドショーでも詳細に紹介されていました。
モーニングショーでは、元マネージャーの話を聞くことができたとして、こんな証言を放送しています。
「細川さんからパワハラを受けてこれまで何人もマネージャーが事務所を辞めています。
自律神経失調症になり診断書を提出して辞めていったスタッフもいます。」
「「大した仕事も入っていない」「マネージャーとして能力がない」などと大声でののしり、「打ち合わせ」と称した事実上の「説教」が日常的にあり、1日平均2時間、最長は5時間に及ぶこともあって、精神的な苦痛は計りしれませんでした」
そして、これはおそらくサムデイ側が裁判に際して提出した資料だと思われますが、その文書が画像で放送されました。
以下、文字起こしです。
(1)本件タレントによるマネージャーに対するハラスメント
ア 債務者は本件契約に基づくマネジメント業務の一環として、債務者と本件タレントが直接専属契約を締結していた時期から、債務者の社員を本件タレントのマネージャーとしてつけていた。
イ ところが、本件タレントのマネージャーに対するハラスメントはひどく、
例えば、平成23年当時マネージャーであった( )は、ロシアでの国際芸術祭に参加した際、事前に本件タレントに滞在先のホテルの上方や部屋の広さ・間取り等を伝えてあったにもかかわらず、本件タレントは、ホテルに到着するなりホテルの部屋が狭いと激怒し出し、約1時間半の間( )正座させた状況で説教し、( )足を踏みつけたほか、( )土下座を強要したうえ土下座した( )頭を靴を履いた足で踏みつけるなどした。この件により( )債務者に対し本件タレントのマネージャーを外れなければ退社する意向を示した。
( )になっている部分は、放送された文書で黒塗りで隠されていた部分です。
おそらく、マネージャーさんの個人名ではないかと思われます。
さらに、元担当マネージャーによると、最近2年間でパワハラを理由に会社を辞めたマネージャーが3人いる、という証言も放送されていました。
サムデイ側の主張はかなり具体的ですね。
実際にパワハラがあったのかなかったのか、非常に気になります。
この手の裁判の場合、サムデイ側がパワハラがあったという事実を証明しなければならないのか、それとも細川さんサイドがパワハラはなかったという事実を証明しなければならないのか、どちらなんでしょう?
これは、「弁護士ドットコム」というサイトに載っていたQ&Aからの引用です。
(以下引用)
パワハラ・セクハラをされたということで、その人が、不法行為に基づく損害賠償請求訴訟を起こした場合、原告は、被告によるパワハラ・セクハラという不法行為が存在したという事実を立証しなければ勝訴できません。
被告側にパワハラ・セクハラが存在しないということを立証する責任があるわけではありません。
そもそも、事実の不存在を立証することは事実上困難でしょう。
ですから、「存在する」と主張する側に立証責任があるのです。
(以上引用 弁護士ドットコム)
今回の場合、細川さんサイドがパワハラによる解雇は無効だと訴えた側になります。
が、上記引用部分の後半に“そもそも、事実の不存在を立証することは事実上困難でしょう。ですから、「存在する」と主張する側に立証責任があるのです”と書かれていますので、今回もサムデイ側がパワハラがあった事実を立証することになるのでしょう。
『モーニングショー』には元担当マネージャーが証言を寄せています。
この方は、おそらく細川さんからパワハラを受けたと主張するご本人のひとり、ということでしょう。
そのご本人の証言さえあればパワハラが立証できるのでしょうか?
こちらは、「パワハラ110番」というサイトからの引用です。
(以下引用)
パワハラを受けている場合は、相手の言動をメモやレコーダーに記録する。
…コレ、あらゆるハラスメント対処法の基本中の基本です。
会社の相談窓口や人事部、外部の相談機関に相談する際、
証拠がなければ、
「あなたがパワハラを受けている」という事実を証明できないからです。
パワハラは物的な証拠が残りにくいため、
イザ裁判沙汰になった場合でも被害者自身の記録が物を言うのです。
加えて、証人を確保しておくこともポイント!
証人とは、上司のパワハラ行為を見ていた人のことです。
同僚でも良いでしょうし、部下でも良いでしょう。
とにかく、あなたがパワハラを受けていたことを
証明してくれる人を1人でも多く確保しておきましょう。
(以上引用 パワハラ110番)
本人以外の証人と、レコーダーなどでの記録がものをいうようです。
さて、こうした確たる証拠は存在するのでしょうか。
これから行われるであろう細川さんと事務所との裁判、その成り行きに注目ですね。
しかし、細川さんはこの裁判に勝ったとしても、パワハラというイメージがぬぐえなくなってしまう可能性が…今後の芸能活動は、どちらにしても厳しいものになりそうですね…。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
細川茂樹のブログはこちら
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