【艦これ】 鎮守府監察官の査察事情
元帥「提督も実に人数が多くてね。」
元帥「派閥や学閥といったもので色々軍部内もあってね。各鎮守府の実情を調査しにくいのだよ。」
元帥「それで、そういったしがらみの外にある君に各鎮守府の査察をお願いしたい訳だ。」
男「はっ!了解いたしました!」
元帥「これが身分証だ。」
元帥「君に対して閲覧や入室の拒否をすることはそれだけで逮捕、拘留される可能性があることを説明するものだ。」
元帥「無くさないように。」
男「もしも、艦娘が抵抗をした場合は?」
元帥「これを使いたまえ。」
つ バールのような物
男「ありがとうございます!では、男、鎮守府査察に行ってまいります!」
元帥「うむ。宜しく頼む。」
こうして男は海軍の各鎮守府がきちんと機能しているかの査察に動き出した。
『 査察報告1枚目 黒 鎮守府 』
男「はい、いきなりまっ黒そうな鎮守府の設定です。」
男「俗に言う黒(ブラック)鎮守府って奴ですね。」
男「まぁね、世の中には無期限オリョクルとかやって潜水艦娘に刺された提督もいるらしいからあってもおかしくはない。」
男「と、いう訳でお邪魔しますよ。」
霞「あんたが監察官?クズ司令官に会いに来たってのは?」
男「はい。場合によっては逮捕連行いたします。」
霞「えっ!?あいつが何したって言うのよ!」
男「これから調べるところです。執務室まで案内願います。」
霞「まって!あいつは本当にいい司令官なの!何もやましいことなんてないわ!」
男「それをこれから調べるのが私の仕事です。」
コンコン
男「こんにちはー、大本営の方角から来ました。」
松崎しげる「あぁ、どうぞ。あなたが監察官ですか。」
男「なるほど、真っ黒だ。」
松崎しげる「よく言われます。」
男「なるほど、黒鎮守府だ。」
こうして一箇所目の査察は何事もなく終了した。
男「でおちか!」
『 査察報告書 2枚目 黒 鎮守府 』
男「ひねりがねぇな。作者大丈夫か?」
男「とっ、メタな発言はいけません。」
男「二箇所目の鎮守府ですな。」
男「ちはー、三河屋です。鎮守府の査察に来ましたー。」
親潮「さっ、サザエさんですか?」
男「んん!違います!」
男「此方の鎮守府の査察に来ました監察官です。提督にお会いしたい。」
親潮「えっ!?すみません、直ぐに司令のもとに御案内します!」
コンコン
男「さてさてと、どうも失礼します。」
提督「あっ、こちら出撃関連の書類になります。」
男「ふむ。特におかしなところはありませんね。」
男「連続出撃回数に関しても問題はなさそうですし。」
男「資材関連の流れに関してもおかしなところは無いですし。」
男「艦娘の何人かに話を伺っても?」
提督「えぇ、どうぞ、あちらの別室をお使い下さい。」
別室
天津風「えっ、あの人に何かされたりとか?ううん、そんなこと無いわ。」
早霜「いえ、司令官になにも問題はありません。」
早霜「いえ、そうですね、もう少し私を見てほしいかしら。」ニゴ
島風「問題?そんなのないよ!」
男「ふむぅん。問題ないか。なぜに黒鎮守府。」
おっさん「ちはー、洗濯物の回収にっと・・・、あれ?」
男「あっども。」
おっさん「あら、失礼しました。」
男は洗濯物の回収籠の中を見て気づいた。
男「なるほど、艦娘の下着の指定が黒なのか。」
男「なるほど、黒鎮守府だ。」
こうして二箇所目の査察も問題なく終了した。
男「変態か!」
『 査察報告書 3枚目 黒 鎮守府 』
男「またか!」
男「同じ名前をつけておけば楽できると考えるなよ!チキショウメェ!」
男「という訳で、とりあえず査察ですが嫌な予感しかしないなぁ。」
男「でまぁ、あれですよ、いきなり執務室に行くと警戒されかねない。」
男「ですから他の場所から見て回ろうかと思います。」
入渠ドック
男「問題なさそうですね。」
明石「えぇ、提督はすばらしい方ですよ。」
ビー!ビー!
全体放送「出撃していた艦娘が帰投します!大破2名!繰り返す大破2名!」
明石「大変!提督を呼ばないと!」
男「あぁ、なるほど、確かに大破が居るんじゃ提督に知らせないとですよね。」
男「うん。」
そして、艦娘達が帰ってきた。
提督「患者はどこだ!」
秘書官「ちぇんちぇ!大破の艦娘さんは処置しちゅに運んだのよさ。」
提督「分かった、直ぐに手術に入る。」
秘書官「はい、ちぇんちぇ!」
男「おぅ、見覚えの有る手塚タッチの提督が現われたわ。」
秘書官「アッチョンブリケ!大本営の監察官さんが来ているのよさ!」
提督「なんだと!?くそ、今はそれ所ではない!」
男「あっ、おかまいなくー。」
処置の後、色々見て回りました。
男「ブラック○ャック。つまり間 黒男が提督をする鎮守府。」
男「なるほど、黒(男)鎮守府だ。」
こうして三箇所目の査察も何事も無く無事終了した。
男「医者はここだ!」
『 査察報告書4枚目 黒 鎮守府 』
男「作者、黒で統一したいんだろ?」
男「分かってた。」
男「さてと、4箇所目ですが、どんな黒なのですかね?」
男「先人曰く、状況を楽しめ、だそうです。」
男「で、4箇所目も黒鎮守府。」
男「動くな!監察官だ!」
バーン!
隼鷹「んぁ~?」
ポーラ「追加のお酒ですかぁ~?」
男「艦娘の酒癖に問題ありっと。」サラサラ
提督「まって、まって、ちょっとまって。」
男「ザ・タッチか!懐かしいな!」
提督「彼女達、今日は非番なんです!うちの鎮守府の現状をそれだけで判断しないでください!」
男「うん、正論。では、査察に入らさせていただきますね。」
男「特には問題が見当たりませんね。」
男「戦果も十分稼いでいらっしゃいますし。」
隼鷹「だろぅ?提督が指揮してて問題が起こるわけないんだよぉ。」ヒック
那智「あぁ、問題などない!」ウイック
ポーラ「そういう訳ですから~、監察官さんも飲みましょうー!」
男「いや、そういうのは・・アブゥブ!?」
無理やり飲まされました。
隼鷹「たーっ!ビールがうまいねぇ!」 つサッポロ黒ラベル
那智「皆で飲む酒は美味いな!私はウィスキーを飲ませてもらうぞ!」つブラックニッカ
ポーラ「ポーラは~、レーベちゃんに貰ったワインを飲みます~。」つシュワルツカッツェ
千歳「楽しそうですね!私も飲みますね!」 つ黒霧島
男「酒代が高そうですねぇ。」
提督「いえ、ディスカウントで特定の酒のみをまとめ買いする事で価格交渉して抑えてるんですよ。」
男「まぁ、問題はなさそうですか・・・。」
男「!」
男「酒の名前に黒が入っている!」
男「なるほど、黒鎮守府だ。」
提督「あっ、これお土産にどうぞ。」
男「ジョニ黒か!」
お土産は賄賂になるので返却いたしました。
『 査察報告書5枚目 黒鎮守府 』
男「さて次はどんな黒かな。」
男「ここまで徹底されると楽しくなってきた。」
男「あっ、すみません大本営の者ですが。」
初月「僕に何か用かな?」ムチーン
男「うーん、どちらかというとここの提督に用かな?」
秋月「初月!こんな所に!ご飯の時間だって司令が呼んでますよ!」ムチーン
男「こんにちはー、提督の所まで案内いただいても?」
秋月「あっ、はい!」ムッチリ
食堂
提督「ステーキ丼いっちょあがりー!」
愛宕「わぁーい、美味しそう!」ムチーン
提督「焼肉カルビ定食、大盛!」
陸奥「あら、あら、あら。予想以上に大盛ね。」ムツーン
提督「働いたらお腹がすく、すいたら腹いっぱい食べる、そしてまた働く!」
男「なるほどいいですね。ですが、食料調達に関する費用が他所と比べて随分低いようですが?」
提督「低いのが悪いのかい?」
男「業者との癒着なども有得ますので。」
男「安く仕入れた見返りに競合業者の海上輸送の護衛を断る等。」
提督「実家が大規模農業法人をやってるから安く抑えられるんだ。高級食材が使いたい放題よ。」
提督「どうだい、査察官さんも食べるかい。」
男「質のチエックの為にいただきましょう。」
男「これは・・・、黒毛和牛・・・、それもA5ランク!」モグモグ
初月「姉さん、今日のかつ丼はいつにましてかつの量が多いな!」モグモグ
コメント一覧
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- 2017年02月26日 23:32
- こういう勢いの塊みたいなやつ、嫌いじゃないよ
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- 2017年02月26日 23:36
- 嫌いじゃないけど好きじゃないよ
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- 2017年02月26日 23:43
- オヤジギャグが寒いだけだと思うが一つだけ
アルベルトの鎮守府は幻惑の二つ名の艦娘がもう轟沈してるんじゃないのか?
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- 2017年02月26日 23:50
- さりげなく駆逐艦のぱんつ盗んでんじゃねえよw
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- 2017年02月26日 23:55
- 細かいがSUN値てなんぞ。精神強度の数値化はSAN値だぞ~
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- 2017年02月26日 23:58
- 面白かったと思う(小並感)
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くすりともこないしひたすらに寒いだけなんだが