ソニーは27日(現地時間)、最新フラッグシップスマートフォン「Xperia XZ Premium」および「Xperia XZs」を発表しました。
両機種は、ともに昨秋に発表された「Xperia XZ」の後継または派生モデルであり、先日発表されたばかりである “世界初のDRAM積層型CMOSイメージセンサー”(過去記事)を搭載している点を最大の特徴としています。
新たに開発された新型カメラ「Motion Eye」カメラの名は、かつて「VAIO」ブランドのPCにおいて内蔵Webカメラにも採用されていたものであり、新たにスマートフォン向けの高性能カメラとして生まれ変わる形となりました。
以下は、両機種の主なスペックと特徴。
Xperia XZ Premium
OS | Android 7.1 Nougat |
ディスプレイ | 5.5インチ 4K(3840×2160)液晶ディスプレイ |
液晶保護 | Corning Gorilla Glass 5(※背面にも搭載) |
SoC | Qualcomm 64-bit オクタコア Snapdragon 835 |
RAM | 4GB |
ストレージ | 64GB UFS |
メインカメラ | 約1,900万画素 Motion Eyeカメラ |
フロントカメラ | 約1,300万画素 |
ネットワーク | 2G / 3G / 4G LTE(Cat.16) |
ワイヤレス | Bluetooth 5.0 Wi-Fi Miracast NFC |
バッテリー | 3,230mAh |
その他 |
microSDカードスロット(最大256GB) USB Type-Cポート デュアルSIM機能(※一部モデルのみ) 指紋認証機能 急速充電機能(Quick Charge 3.0) 防塵防水機能(IP65/IP68 相当) |
カラーバリエーション | ルミナスクローム ディープシーブラック |
外形寸法 | 156(W) × 77(D) × 7.9(H) mm |
本体重量 | 195g |
Xperia XZ Premiumは、「Xperia Z5 Premium」以来では初となる4K(3840×2160)解像度の液晶ディスプレイを採用し、sRGB比138%という広色域を実現しています。
さらには、同端末は「4K HDR」規格に世界で初めて対応しており、様々なコンテンツを非常に豊かな色表現と精細な解像感をもって表示できるとのこと。
また、SoCには「Snapdragon 835」を搭載しており、発売時点において世界最高峰の処理性能を誇る端末となることが約束された形となります。
そして、新たに「LTE Cat.16」規格に準拠し、下り方向において最大1Gbps(=125MB/s)の高速通信を可能にしました。
Xperia XZs
OS | Android N(※詳細非公開) |
ディスプレイ | 5.2インチ フルHD(1920×1080)液晶ディスプレイ |
液晶保護 | Corning Gorilla Glass(※詳細非公開) |
SoC | Qualcomm 64-bit クアッド Snapdragon 820 |
RAM | 4GB |
ストレージ | 32GB eMMC |
メインカメラ | 約1,900万画素 Motion Eyeカメラ |
フロントカメラ | 約1,300万画素 |
ネットワーク | 2G / 3G / 4G LTE(Cat.11) |
ワイヤレス | Bluetooth 4.2 Wi-Fi Miracast NFC |
バッテリー | 2,900mAh |
その他 |
microSDカードスロット(最大256GB) USB Type-Cポート デュアルSIM機能(※一部モデルのみ) 指紋認証機能 急速充電機能(Quick Charge 3.0) 防塵防水機能(IP65/IP68 相当) |
カラーバリエーション | アイスブルー ウォームシルバー ブラック |
外形寸法 | 146(W) × 72(D) × 8.1(H) mm |
本体重量 | 161g |
Xperia XZsは、その名称からも察せられる通り “Xperia XZのマイナーチェンジモデル” としての色合いが強い印象。引き続き「Snapdragon 820」を搭載している点については代わり映えしませんが、全体的なスペックについては、堅実な進化を遂げました。
ある意味では、ディスプレイの解像度がフルHD(1920×1080)にとどめられている関係上、省電力性や端末全体のパフォーマンスのバランスなどについては、むしろXperia XZ Premiumよりも高い評価を獲得することになるかもしれません。
そのほか、「DSEE HX」や「Clear Audio+」、「LDAC」など、様々な音楽コンテンツを高品質で再生するための独自技術が数多く盛り込まれている点は、両機種に共通しています。
なお、両機種には共通でMotion Eyeカメラが採用されていますが、その最大の特徴の1つに、「960fps」というスマートフォンとしては他に類を見ない “超スローモーション映像” を撮影することが可能な点が挙げられます。
さらに、「Predictive Capture」と呼ばれる新機能は、メモリ内に一時的に記録されていたデータを遡り、シャッターを押す直前に記録された4枚の画像の中から、任意で1枚の画像を選択することを可能にしました。
「Motion Eye」カメラの紹介映像
また、5軸電子手ぶれ補正(EIS)機構のほか、像面位相差AF(オートフォーカス)とコントラストAFを組み合わせた「ハイブリッドAF」や、被写体の動きを予測して追従する「先読みオートフォーカス」など、基本的な技術はXperia XZから継承されています。
なお、両機種は世界各国において、今春より順次発売される予定とのこと。日本国内での発売時期については不明ですが、米国市場においては、Xperia XZ Preimumが799ドル(約9万円)、Xperia XZsは699ドル(約7万8000円)にて発売される見通しです。
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著者
スナドラ835、RAMがついに4GBとソニーがついにやってくれた真のハイスペスマホや
買い確定
XZ Premiumっていう名前は止めてほしかったなぁ。XA1のようにXZ1とかにしてほしかったわ。
半年前「XPはXの派生でした。XZこそ真のハイエンドやで」
今「XZ Premiumこそ真の真のハイエンドやで」
1月にXZ買ったばっかだわー まあもうそろそろ出るって言われてるの承知で買ったけど確実に待ってたほうがよかったわ笑