生命が存在する星を探す活動は地道に続けられており、こうした条件を満たすと考えられる惑星はこれまで何度か話題に上がっているが、最近一度に複数そんな惑星が見つかったというニュースが注目を集めている。
今月2月23日、NASAが記者会見を開き、地球から約40光年離れた太陽系外に地球に近い大きさと質量がある7つの惑星を発見、その中の3つに生命に不可欠な水の存在が期待できるというニュースを大々的に報じた。
え、そんなに!?と世間を驚かしたこのニュースはTwitterでも盛り上がり、特に反響を呼んだツイートがさらにネット上で話題となっている。
地球サイズの7惑星の中にもっとよく似た3惑星が
一応ざざっとおさらいしておくと、今回の発表はNASAとベルギー、アメリカなどの大学との共同研究で判明したもので、話題の7惑星は"トラピスト1"という恒星を周回している。
トラピスト1を周回する7惑星(b〜h)と地球
トラピスト1の大きさは太陽の1割弱。赤色矮星で温度が低く、この恒星を中心とした生命居住可能領域、いわゆるハビタブルゾーン(関連記事)までの距離は比較的近い。
以下の図のb〜hの7惑星のうち、hを除くのb〜gの6惑星の地表は地球と同じような岩石だという
今回そのゾーン内にある惑星は7つのうちの3つ(e、f、g)で、NASAは地球との類似点が特に多いその3つの星に希望を見出している。今後はその大気の観測に乗り出す可能性もあるそうだ。
で、これを知った海外のTwitterユーザーのツイートはこんな感じだった。
1.
OK BUT THE GOOGLE DOODLE FOR THE NASA DISCOVERY IS THE CUTEST THING EVER pic.twitter.com/dzbkEHYJ5X
— Common White Girl (@CommonWhiteGirI) 2017年2月24日
うん、でもNASAの発表の日のGoogleのロゴの星たちはすっごくキュートだったよ
2.
*trump becomes president*
— Sammy☠️ (@SammyAlbon) 2017年2月23日
NASA: Shit
*a few weeks later*
NASA: we've found 7 planets, 3 we can live on and there's enough room for everyone pic.twitter.com/R4RDoAtHJC
*トランプ大統領就任*
NASA :くそ!
*数週間後*
NASA :7つの惑星発見!そのうち3つでは生きてけそうだし、みんなの分のスペースが十分あるよ〜
3.
NASA: we found 7 earth sized planets 40 light Yrs away, you can't see them, just believe us.
— chaz hutton (@chazhutton) 2017年2月22日
Us: cool.
NASA: climate change!
Us: bullshit.
NASA:私たちは40光年にある地球サイズの7つの惑星を見つけました。それを見ることはできませんが、信じてください。
俺ら:おお〜
NASA:温暖化による気候変化です!
俺ら:ウソだ!
4.
Astronomers have just discovered several habitable planets.
— Hazel Hayes (@TheHazelHayes) 2017年2月22日
My first thought was, "Leave them alone, maybe they're happy."
宇宙飛行士が生存可能な惑星を発見※追記:当初3と4の訳が入れ替わっていたので訂正いたしました。
で、思ったこと。「そっとしといてあげれば?そのほうが向こうもきっと幸せだよ…」
5.
Someone at NASA right now is trying to explain what they've found to the President pic.twitter.com/qWKVPhu39T
— tom jamieson (@jamiesont) 2017年2月22日
(上の画像) 今回の発見をトランプ大統領にわかりやすく説明しようと頑張るNASAの人
6.
NASA: we discovered some new planets
— Eric Haywood (@EricHaywood) 2017年2月22日
Earthlings: yay
NASA: but we can’t get there
Earthlings: aww
Planets: we have oil
U.S. Military: pic.twitter.com/3aPzJWlesX
NASA:新しい惑星発見した
地球のみんな:やった
NASA:でもそこには行けない
地球のみんな:え〜そんなぁ〜
見つかった惑星:こっちには石油あるよ
米軍:(下の画像) じゃ、いってきま〜す!
7.
SCIENTISTS FROM THE 7 NEWLY DISCOVERED HABITABLE PLANETS: we just discovered a single habitable planet caled 'earth' thats full of idiots
— jomny sun (@jonnysun) 2017年2月22日
科学者が新たに生存できそうな7つの惑星発見
一方、私たちはまさに今、生存可能な星を一つ発見した。
そこは地球という名のたくさんの愚か者が住んでいる星だ。
8.
Here's my take on planets: keep humans away from them.
— Doth (@DothTheDoth) 2017年2月22日
ココハ ワレワレノホシダ。ニンゲンタチハ チカヅケルナ
9.
Nasa found 7 new planets and I can't even find a phone charger in my own home.
— pauly casillas (@PaulyPeligroso) 2017年2月23日
NASAは7つの新たな惑星を見つけたけど、俺ときたら自分の家の中にあるスマホの充電器すら見つけることができないんだぜ…
10.
One month of Trump and NASA is literally announcing that it has found a potential back-up Earth. #askNASA
— James O'Malley (@Psythor) 2017年2月22日
就任から1カ月経ったトランプとNASAは、地球の予備になりうる星を見つけたと発表した
11.
NASA: "So we've found 7 new planets"
— gabby (@gabriellejwhite) 2017年2月23日
Pluto: pic.twitter.com/z5mNgF658H
NASA:そして私たちは7つの惑星を見つけた!
惑星から外された準惑星の冥王星:・・・(上の画像)
12.
Seven new planets were discovered today but I'm still looking for signs of intelligent life on Earth. pic.twitter.com/c7WVlO3smD
— Sam Grittner (@SamGrittner) 2017年2月23日
"トランプはトランスジェンダーの学生から自由にトイレを選ぶ権利を奪った"
今日NASAは7つの惑星を見つけたと発表したが、私はまだ地球上の知的生命体を探している
13.
40 light years away means the Trappist-1 system is just getting radio and TV from 1977.
— SarcasticRover (@SarcasticRover) 2017年2月22日
SORRY ABOUT DISCO YOU GUYS!
40光年先にあるトラピスト1惑星系にはちょうど地球の1977年のラジオとTVを受信してる
当時のディスコ聞かされてる惑星の人、なんかごめんな…
というわけで予想通りアメリカのトランプ大統領にからめたツイートが多かったわけだが、40光年かなたの地球似の惑星群に親近感を持った人はたくさんいるようだ。
なお、今回のように太陽にも似た一つの恒星を周回する惑星系に、地球と同等の大きさの惑星が7つも見つかったのはNASAとしても予想外の快挙で、専門家は地球似の惑星が存在する確率は思ったよりも高い可能性がある、として今後の発見にも期待を寄せている。
via:boredpanda・translated D/ edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
3.と4.の訳が逆かと……>_<
けれど、英語の勉強になりました。おかしな言い方ですが、ありがとうございます
2. 匿名処理班
3と4の訳が入れ替わっちゃってるよ〜
3.
4. カラパイアファン
僭越ながら報告。3番と4番で、原文と翻訳が互い違いになっています。
5. 匿名処理班
水が水として存在出来る範囲…とはいえその惑星のサイズや大気の組成、軌道惑星自身の構成元素、その年代によっては結構条件が変わる。
もっと細かく遠くの惑星がより詳らかに出来ればいいんだけどねぇ。
6. 匿名処理班
40光年・・・今から光の速さで行くより100年後にワームホール開発して行ったほうが遥かに早い・・・
7. 千尋の金隠し
宇宙人はいると思うけど、どこでもドアが無いと会えません。
8. 匿名処理班
自ら光ってない惑星を見つけるとか相当すごいと思うわ
9. 匿名処理班
まぁあくまでハビタブルゾーンにある惑星が見つかったってだけだしなぁ…
惑星規模での環境調整技術開発と、それによって実際に改変可能な惑星かの確認、そしてなにより、その惑星までの移動手段開発…
現時点だと最後のやつが一番困難だろう…原理的に不可能な可能性もあるし
10. 匿名処理班
個々の惑星それぞれに知的生命体が存在して、お互いが出会ったらどんなことになるんだろう
「宇宙人はいるか」って問いには、「隣に居る位だし、そこら中にいるでしょ」になるのかな