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新古今和歌集の秀歌を現代語訳すると、こんなことが書かれていた | 不思議.net

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新古今和歌集の秀歌を現代語訳すると、こんなことが書かれていた

2017年03月01日:18:09

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コメント( 10 )

Kokin_Wakashu_Okura


1: 名無しさん@おーぷん 2017/02/28(火)20:02:58 ID:iFR
簡潔に、分かり易く訳していくやで~

新古今和歌集

『新古今和歌集』とは、鎌倉時代初期に編纂された勅撰和歌集。全二十巻。いわゆる八代集の最後を飾るもの。略称を『新古今集』(しんこきんしゅう)と称す。

平安時代末のこと、宮中歌壇では和歌を業とする家として六条家と御子左家が対立していたが、安元3年(1177年)に六条家の代表というべき藤原清輔が死去すると、御子左家の当主たる藤原俊成が歌人として重んじられるようになり、第七番目の勅撰和歌集『千載和歌集』を撰進するに至った。さらに後鳥羽院が即位すると、俊成は宮中の主要な和歌の行事に息子の藤原定家を参加させるなど、御子左家の勢力拡大に努めた。『新古今和歌集』の編纂が始まったのは和歌に格別の関心を寄せる後鳥羽院が譲位し、宮中歌壇における御子左家の地位がおおむね固まった時期であった。

『新古今和歌集』は後鳥羽院の命によって編纂された勅撰和歌集である。勅撰集を編纂するための部局「和歌所」が後鳥羽院の御所に置かれ、後鳥羽院自身も歌を親撰するなど深く関わった。院歌壇の歌人のほとんどが編纂に関わり、何十年にもわたって改訂が続いたという八代集の中でも稀有な存在である。
https://ja.wikipedia.org/wiki/新古今和歌集

勅撰和歌集

勅撰和歌集(ちょくせんわかしゅう)は、天皇や上皇の命により編集された歌集のこと。古今和歌集(延喜5年(905年)成立)に始まり、新続古今和歌集(永享11年(1439年)成立)までの534年間で21の勅撰和歌集があり、総称して「二十一代集」という。このほかに南朝で編纂された新葉和歌集を準勅撰集とする。
https://ja.wikipedia.org/wiki/勅撰和歌集

引用元: 新古今和歌集の秀歌を現代語訳していくやで~







2: 名無しさん@おーぷん 2017/02/28(火)20:03:07 ID:iFR
明日からは若菜つまむと標しめし野に昨日もけふも雪は降りつつ

明日から山菜を摘もうと思っていたのに、標野には昨日も今日も雪が降り続けている事よ。

3: 名無しさん@おーぷん 2017/02/28(火)20:03:15 ID:iFR
谷川のうち出づる浪も声たてつ鴬さそへ春の山風

お前に誘われて、谷の川から湧き出でる波が音を立てている。そのように、鶯を誘っておくれ、春の山風よ。

4: 名無しさん@おーぷん 2017/02/28(火)20:03:23 ID:iFR
鴬の鳴けどもいまだふる雪に杉の葉白き逢坂の山

鶯は鳴いているが、未だに降り続けている雪が積もるので、杉の葉が白くなっている。
ああ、逢坂の山よ。

5: 名無しさん@おーぷん 2017/02/28(火)20:03:32 ID:iFR
今更に雪ふらめやもかげろふの燃ゆる春日となりにしものを

今更、雪が降るというのか。陽炎の燃える春になったというのに。

6: 名無しさん@おーぷん 2017/02/28(火)20:03:40 ID:iFR
照りもせず曇りもはてぬ春の夜の朧月夜にしく物ぞなき

照り付けるわけでもなく、曇るというわけでもない。
春の夜の朧月夜に匹敵するものはない事だよ。

7: 名無しさん@おーぷん 2017/02/28(火)20:03:48 ID:iFR
うすくこき野辺の緑の若草に跡まで見ゆる雪のむら消え

あるところは濃く、あるところは薄い。
野の緑の若草の色の違いに、痕跡がはっきりと認められますわ。雪の消え方にむらがあるという事が。

8: 名無しさん@おーぷん 2017/02/28(火)20:03:58 ID:iFR
我が心春の山辺にあくがれてながながし日をけふも暮らしつ

私の心は、春の山の辺に惹かれて、今日も長い一日を過ごした事だ。

9: 名無しさん@おーぷん 2017/02/28(火)20:04:12 ID:iFR
百敷の大宮人はいとまあれや桜かざして今日も暮らしつ

宮中の貴人たちは、暇をもてあましていらっしゃるのだろうか。桜の花を飾って、今日ものどかに暮らしている。

10: 名無しさん@おーぷん 2017/02/28(火)20:04:22 ID:iFR
山桜散りてみ雪にまがひなばいづれか花と春に問はなん

山桜が散って、雪のように見えるので、どれが雪で、どれが花なのかしら、と春に尋ねてみたいものですわ。

12: 名無しさん@おーぷん 2017/02/28(火)20:04:32 ID:iFR
春雨はいたくなふりそ桜花まだ見ぬ人に散らまくも惜し

春の雨よ、そんなに降らないでおくれ。
桜の花を見ていない人がいるのに、散ってしまったら惜しい事だろう。

13: 名無しさん@おーぷん 2017/02/28(火)20:04:48 ID:iFR
ながむとて花にもいたく馴れぬれば散る別れこそ悲しかりけれ

眺めているうちに、花に親しみをおぼえたので、花が散ってしまって、その別れが悲しい事だよ。

14: 名無しさん@おーぷん 2017/02/28(火)20:04:56 ID:iFR
明日よりは志賀の花園まれにだに誰かはとはん春の古里

遷都するので、明日からは、滋賀の花園も、人の訪れが少なくなることだろう。
誰がお前を訪ねて行ってくれるのだろうか、春の古き都よ。

15: 名無しさん@おーぷん 2017/02/28(火)20:05:12 ID:iFR
うちしめりあやめぞ香る郭公鳴くや五月の雨の夕暮

ほんのりと湿り気を帯び、アヤメの花が香り、ホトトギス(※郭公とあるが、ここではホトトギスと解釈)が鳴く事だ。
五月の夜の雨降る夕暮れよ。

16: 名無しさん@おーぷん 2017/02/28(火)20:05:21 ID:iFR
道の辺に清水ながるる柳蔭しばしとてこそ立ちどまりつれ

道辺に、清水が流れている柳の木陰が趣深いので、しばらくの間そこにとどまっていた事よ。

17: 名無しさん@おーぷん 2017/02/28(火)20:05:30 ID:iFR
わくらばに天の川波よるながら明くる空にはまかせずもがな

たまにしか貴男にお会いできぬのですから、
天の川に波が押し寄せるように、ずっと夜のままであってほしいものですわ。
明けていく空に、時の流れを任せたくはのうございますわ。

18: 名無しさん@おーぷん 2017/02/28(火)20:05:38 ID:iFR
秋萩の咲き散る野辺の夕露にぬれつつ来ませ夜は更けぬとも

秋の萩が咲いては散る野辺の夕べの露に濡れながら、いらっしゃい。
夜が更けつつあるという事は気にせず、おいでなさい。

19: 名無しさん@おーぷん 2017/02/28(火)20:05:51 ID:iFR
さを鹿の朝たつ野辺の秋はぎに玉と見るまでおける白露

朝、雄鹿が佇んている野に生えている秋の萩の上に、
珠玉と見えるまでに、降りている白露よ。

20: 名無しさん@おーぷん 2017/02/28(火)20:06:00 ID:iFR
うす霧の籬の花の朝じめり秋は夕べと誰かいひけん

朝、薄い霧がかかって、垣根の花がほんのりと湿っている。
このように趣深い様子を見ると、秋は夕べに限ると、いったい誰が言ったものなのだろうか。

21: 名無しさん@おーぷん 2017/02/28(火)20:06:11 ID:iFR
にほの海や月の光のうつろへば浪の花にも秋はみえけり

琵琶湖よ、月の光がゆらゆらと揺れているので、波が咲かせた花にも、秋の風情を感じ取れる事よ。

22: 名無しさん@おーぷん 2017/02/28(火)20:06:19 ID:iFR
秋されば雁の羽風に霜降りてさむき夜な夜な時雨さへふる

秋が来たので、雁が羽を羽ばたかせて起こす風に霜が降りて、寒い事だ。
おりしも夜、晩秋の雨さえも降る事だよ。

24: 名無しさん@おーぷん 2017/02/28(火)20:06:49 ID:iFR
草葉には玉と見えつつ侘び人の袖の涙の秋の白露

草の葉の上に降りたならば、珠玉と見える事だろう。
悲しみに沈む私の袖の上では、涙でしかない、秋の白露よ。

25: 名無しさん@おーぷん 2017/02/28(火)20:06:58 ID:iFR
故郷は散る紅葉ばにうづもれて軒のしのぶに秋風ぞ吹く

さびれた宿に散っているもみじの葉に埋もれている軒先のノキシノブに、秋の風が吹く事よ。

26: 名無しさん@おーぷん 2017/02/28(火)20:07:07 ID:iFR
神な月風に紅葉の散る時はそこはかとなく物ぞ悲しき

10月、もみじの葉が散る時は、何とはなしに、もの悲しい事だ。

27: 名無しさん@おーぷん 2017/02/28(火)20:07:16 ID:iFR
月を待つ高嶺の雲は晴れにけり心あるべき初時雨かな

月が昇るのを待っていると、高嶺にかかる雲が晴れてくれた。
何とまあ、情緒を解する心のある晩秋の雨である事か。

28: 名無しさん@おーぷん 2017/02/28(火)20:07:25 ID:iFR
秋の色を払ひはててや久かたの月の桂に木枯の風

地上の紅葉をすっかり払い落として、
今度は大空の月に生えるという桂の木に吹き付けているのだろうか、
木枯らしは。

29: 名無しさん@おーぷん 2017/02/28(火)20:07:34 ID:iFR
霜枯はそことも見えぬ草の原誰に問はまし秋のなごりを

草原には、霜にあたって、枯れた草の跡が見えませんわ。
どなたにお尋ねしたものかしら、秋の名残を。

30: 名無しさん@おーぷん 2017/02/28(火)20:07:44 ID:iFR
野辺見れば尾花がもとの思ひ草枯れゆく冬になりぞしにける

野を見ますと、ススキの根元に生える、ナンバンギセルが枯れてゆく冬になった事ですわ。

31: 名無しさん@おーぷん 2017/02/28(火)20:07:54 ID:iFR
志賀の浦や遠ざかりゆく浪間より氷りて出づる有明の月

滋賀の浦よ、遠ざかってゆくとはいえ、はっきりと見える事よ。
波が凍り、その合間から姿を現してきた明け方の月が。

32: 名無しさん@おーぷん 2017/02/28(火)20:08:04 ID:iFR
この頃は花も紅葉も枝になししばしな消えそ松の白雪

この季節は、枝には花も咲かなければ、趣深い紅葉もない。
どうか、暫しの間、消えないでおくれ、花紅葉の如き松にかかる白い雪よ。

33: 名無しさん@おーぷん 2017/02/28(火)20:08:13 ID:iFR
君が代にあへるは誰もうれしきを花は色にも出でにけるかな

陛下の素晴らしい御代に居合わせたことが皆嬉しいので、
桜の花の色にも、その喜びがにじみ出ている事です。

34: 名無しさん@おーぷん 2017/02/28(火)20:08:24 ID:iFR
あはれなり我が身のはてや浅緑つひには野辺の霞と思へば

悲しい事ですわ。我が命もいつか尽きて、薄緑の野原の霞となってしまうのだと思いますと。

35: 名無しさん@おーぷん 2017/02/28(火)20:08:33 ID:iFR
みな人の知り顔にして知らぬかな必ず死ぬるならひありとは

人は皆、知った風なつもりでいるが、誰も知らないのだ。
誰もが必ず死ぬ宿命であるという事は。

36: 名無しさん@おーぷん 2017/02/28(火)20:08:41 ID:iFR
わが恋も今は色にや出でなまし軒のしのぶももみぢしにけり

我が恋も、とうとう色に出てしまったようだね。
ノキシノブさえも、紅葉しているのだからね。

37: 名無しさん@おーぷん 2017/02/28(火)20:08:50 ID:iFR
阿耨多羅三藐三菩提の仏たち我が立つ杣に冥加あらせたまへ

無数の仏たちよ、出家いたしました私にご加護をお与えください。

39: 名無しさん@おーぷん 2017/02/28(火)20:08:58 ID:iFR
ご覧になって下さってありがとう
〆は式子内親王ちゃんやで~

静かなる暁ごとに見わたせばまだ深き夜の夢ぞ悲しき

毎日の朝の勤行を終えて、
静かな暁に世を見渡してみたらば、
人々は深い迷いの夢からいまだ覚めずにいる。
悲しい事ですわ。







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コメント

1  不思議な名無しさん :2017年03月01日 18:31 ID:SeiiaFg.0*
これはいいスレ
2  不思議な名無しさん :2017年03月01日 18:41 ID:uEEhj1Gy0*
ストイックなスレだな
3  不思議な名無しさん :2017年03月01日 18:53 ID:tYsJh87Y0*
面白みが全然ないから誰もレスしてないやん
4  不思議な名無しさん :2017年03月01日 18:57 ID:R8xbCEou0*
ただの日本語訳じゃそこまで面白くないな
2ch風とかやってくれないと
5  不思議な名無しさん :2017年03月01日 19:01 ID:6f.RyWo40*
興味深くはある
6  不思議な名無しさん :2017年03月01日 19:09 ID:7GIZ12Me0*
解説がないと分かりにくいな
7  不思議な名無しさん :2017年03月01日 20:30 ID:eeMyLtMN0*
学生時代からこういう意訳翻訳について思ってたけど、古典を現代語訳する人ってどうしようもなくセンスないよね。訳の模範解答なんて縦に並べられたゴミにしか見えなかった。
もうちょっといい文章に出来ると思うんだけど。
8  不思議な名無しさん :2017年03月01日 20:33 ID:sz1C6qya0*
大昔から悟ったつもりの人間って後を絶たないんだな
9  不思議な名無しさん :2017年03月01日 21:01 ID:F3FELyyu0*
なんjでやってもそりゃ伸びないわ
10  不思議な名無しさん :2017年03月02日 00:03 ID:cHpL65P90*
最高や!

 
 
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