提督「鎮守府裁判を行いまーす!」
関連記事:夕立「ドーナツがないっぽい!」皐月「ふぅ・・すっきりした・・夜にジュースなんて飲むんじゃなかったよ」
皐月「しっかし、夜の鎮守府ってホントに暗いなぁ・・幽霊とか出ないよね・・?」
皐月「・・・さっさと帰ろうっと・・」
ガタン!
皐月「・・・・・・」
皐月「今の音って・・食堂の方から聞こえたよね・・?」
皐月「もしかして泥棒・・?なら、退治しないと・・・」
皐月「でも泥棒ってどんな人なんだろ・・」
泥棒A「コンナトコニオジョウチャンガイルワ!」
泥棒B「イイノヨォ?コッチニキテモ」
泥棒C「カワイイワネェ」ハァハァ
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皐月「・・・・・」
皐月「・・・・・ボクは怖くないぞ!た、退治してやるぞ!」
皐月「だってボクは改二だからね!」ババーン
皐月「とは言ったもののやっぱり怖いなぁ・・司令官呼びに行けばよかったかな・・」
皐月「でもここまで来たからにはボク一人で退治しないと」
皐月「退治したら司令官褒めてくれるかな・・?」
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提督「すごいよ皐月!一人で泥棒を退治するなんて!駆逐艦No.1は君だ!」
睦月「皐月ちゃんを讃えるにゃしぃ!」
時雨「君が一番可愛いボクっ娘だよ!」
皐月「へっへーん!」
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皐月「えへへ・・・」
皐月「はっ!こんなこと妄想してる場合じゃない!早く退治しないと」
皐月「食堂にいないから厨房にいるのかな・・?」
皐月「わわっ・・懐中電灯が切れそうだ・・部屋の電気でも点けよう・・」
パチッ
皐月「えっ・・・!?厨房が荒らされてる・・?!」
皐月「しかも誰もいない・・・もしかして本当に幽霊?!」
皐月「あわわわわ・・・し、司令官に知らせないと・・!」
――――執務室
提督「うーん・・書類処理がここまでかかるとは・・・」
古鷹「提督が昼にゲームとかしてるからですよ・・・もう・・」
提督「バイオハザード7が面白いからね、仕方ないね」
皐月「し、しれいかーん!」バフッ
古鷹「さ、皐月さん?!」
提督「皐月・・・司令官はこっちだよ・・」
皐月「あっ・・そうだった・・じゃなくて大変だよ!」
提督「産業で」
皐月「厨房
荒らされてた
幽霊」
提督「マジかよ 幽霊かどうかはともかく、荒らされてたの?」
古鷹「誰かが盗み食いとか・・?」
皐月「そうだと思うけど・・ボクが厨房に入ったときは誰もいなかったんだ!」
提督「よし、じゃあ一回見に行こうか」
提督「ごめんね間宮さん、夜中に起こしちゃって」
間宮「大丈夫ですよ、それよりも荒らされたって本当ですか?」
青葉「呼ばれてみたら面白いことになってますね!(パシャパシャ」
古鷹「青葉、必要のないところは写真撮らなくていいんだよ・・・・」
提督「料理を運ぶカートも倒されてるね、それ以外は目立ったところはないけど」
古鷹「食材も散らかってもいないですし・・・扉は開いてるのもあれば空いてないものもありますね」
間宮「え?どうして・・?」
皐月「どうしたの?間宮さん?」
間宮「私が作り置きしてた・・・みたらし団子がない!」
提督「何だって?!」
皐月「やっぱりここで誰かいたんだよ!!・・・きっと幽霊だよ!」
古鷹「落ち着いて皐月さん。提督、これって・・」
提督「どうやら犯人捜ししないと駄目みたいだね。とりあえず現場の状況を調べてみよう」
間宮「これは・・・みたらし団子のタレですね」
提督「この床だけに落ちてるみたいだね」
古鷹(でもどうしてこの床だけなんだろう・・?)
提督「厨房って鍵をかけていたはずなんだよね?」
間宮「はい、艦娘達が料理やお菓子を作るときなどで鍵をお貸ししてるのですが・・」
間宮「深夜の時間帯はお貸しすることはできません、それと鍵も私の私室にありました」
古鷹「深夜って何時くらいですか?」
間宮「規則では23時以降は貸し出ししていません」
皐月「絶対幽霊だよ!間違いないよ!」
提督「幽霊がみたらし団子食べるのかい・・?」
青葉「写真は撮り納めました!」
提督「うん、じゃあ一度解散しようか」
提督「みんな驚いてたね」
古鷹「まぁ幽霊の仕業かも知れないって言ったら驚きますよ・・・」
提督「艦娘も幽霊が苦手なのかな?」
古鷹「それはどうかはわかりませんが・・・」
提督「それはさておき、事件について捜査をお願いしてもいいかな?古鷹?」
古鷹「えぇ?!わ、私がですか?!」
提督「まだ書類山積みだし、僕の方は動けないんだよ・・・」
提督「それに君を一番信頼しているんだ。盗んだ犯人を見つけ出してくれないかな?」
古鷹「・・・・わかりました!やってみます!」
青葉「古鷹さんが捜査すると聞いてやってきました!」ガチャ
提督「やぁ青葉。あいかわらず来るのが早いね・・・」
青葉「捜査となれば助手が必要だと思いますねー誰にします?」(チラッチラッ
提督「あー・・・助手ならもう・・」
江風「ほいほいー提督。江風をお呼びかい?」
提督「来たね江風。早速だけど古鷹の捜査に協力をしてほしいんだ」
青葉「ガーン!」
江風「へぇ?!ど、どうして江風なんだよ!」
提督「前の事もあったからね。それの罪滅ぼしだよ」
江風「夕立の姉貴の事なら誤解ってことで終わったじゃん!」
提督「あれは確かに冤罪だったけど・・・」
提督「時雨の件については江風に罪があるよね?」
江風「うっ・・」
江風「で、でも時雨の姉貴にどれだけひどい目にあわされたか提督も」
提督「"嫌だ"とは言わせねぇぞ」
江風「は、はい・・」
提督「よし!じゃあ頑張ってね!」
古鷹(提督があんな顔するの初めて見た・・・)
青葉(写真撮っとけばよかった・・)
提督「だからこそ青葉に協力してもらったんだよ」
青葉「じゃあ・・これ渡しておきます」
古鷹(青葉しょぼくれてる・・・どうしてだろ?)
古鷹「ありがとう、青葉」
提督「事件現場の写真と容疑者のリストだから見ておくといいよ」
江風「それじゃあ古鷹さん、さっそく捜査はじめましょーぜ」
古鷹「よろしくお願いします、江風さん」
古鷹「最初にリストを見てみましょうか」
軽巡 阿賀野
水上機母艦 秋津洲
駆逐艦 磯風
練習巡洋艦 鹿島
重雷装巡洋艦 木曾
空母 グラーフ・ツェッペリン
駆逐艦 皐月
航空巡洋艦 鈴谷
戦艦 武蔵
古鷹「以上の10名ですね」
江風「何か数人やってそうな人がいるンだけど・・」
青葉「ここに書かれてる人たちは全員事件当日深夜に起きてた人達です」
古鷹(後で聞き込みもしておいた方がいいかな・・)
提督「うん、じゃあよろしくね」
古鷹「江風さん、行きましょうか」
江風「ほいほいー」
バタン
青葉「・・・・どうして私じゃないんですか」ムスー
提督「ははっ今回は江風の罪滅ぼしってことで、ね?」
――――――厨房
江風「まずは現場の調査からだな!」
古鷹「江風さん、張り切ってますね」
江風「ウッス!罰とはいえ捜査に協力だからな!」
江風「一度こういうのやってみたかったンだよー!」
古鷹「あはは・・・じゃあ始めましょうか」
捜 査 開 始
江風「これ、夕立の姉貴があの時に壊した壁なんだよな・・」
古鷹「あの時は大変でしたね・・・」
江風「もうあんな鬼ごっこは懲り懲りっす」
???「あー、ちょっとその壁に触らないで!」
古鷹「明石さん、この壊れた壁がどうかしたんですか?」
明石「この壁だけまだ直せてなくて、応急処置的な意味で布を貼ってあるだけなんです」
古鷹「たくさん穴がありますからね、妖精さん達も大変そう・・」
江風「もしかしたら、犯人はこの通り道を使って逃げたってこともありかも・・」
古鷹「記録に残しておきましょう」
古鷹「誰か落としたのでしょうか?」
江風「曙じゃね?ほら、髪の毛に鈴つけてるし」
古鷹「いや、流石に大きさが違いますよ・・・」
古鷹「一応証拠品として預かっておきましょう」
江風「山風の姉貴に着けてみたいな にしし」
古鷹「また怒られますよ・・」
古鷹「このクーラー・・・故障中って貼られてますね」
明石「一応使えるんですけど水が漏れてしまうんですよね」
江風「ほんとだ、床に水たまりができてる」
明石「昨日誰か使ってたのかな?後で拭いておきますね」
古鷹(誰かが知らずに点けちゃったのかな?)
江風「厨房と隣り合わせなンだよな」
古鷹「あるのはテーブルやカウンター セルフサービスの水もありますね」
江風「あー・・・テーブルが破壊されたとき思い出した・・」
コメント一覧
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- 2017年03月04日 23:32
- 途中送信orz
一航戦の誇りさんがお仕置き肩代わりして、どうぞ
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たかが団子のためにそこまで必死なナーグーさんを想像したら可愛すぎる無罪放免で良いんじゃない?
一こうせんのほこり