34 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2006/07/12(水) 13:41:45 ID:ru5VtB49
>>30

私の父も十数年前に心労が重なって亡くなった。
母は気丈に振舞っていて、女手一つで3兄妹を育ててくれた。
だから子供ながらにいつまでも悲しんでばかりではいけないんだな、と思っていた。

先日実家に帰って掃除をしてたら父が使ってた布団と枕が押入れに入っていた。
枕に顔を押し付けるとほんの少しだけど懐かしい父の匂いがした気がして不覚にも泣いてしまった。

どうにも懐かしくなり、今日この枕で寝ていい?と母に聞いたら
「あらあなたも?」と言われた。

お母さんは今でも時々お父さんの枕を匂いが消えちゃわないように大事に横に置いて寝てるのよ、と恥ずかしそうに言った。
すると急に母がシュンとなり、普段はお父さんと呼んでいるのに○○さん、○○さんと泣きだした。
なんかそれを見たら母と仲がよく、家族にとても優しかった父を思い出して二人で大泣きした。

もう一度会いたいよ、孫の顔を見せたいよ、おとーさん(ノ_・。)