長門「駆逐隊からバレンタインチョコをもらいたい」
長門「手作り本命チョコをもらいたい」
陸奥「……はぁ」
陸奥「そうね。結構な人数が間宮さんに教わるって言ってたわ」
長門「そうか……」
陸奥「……」
長門「私は貰えそうか？」
陸奥「何言ってるのあなた。しっかりしなさいよ」
陸奥「しつこいわね。あの子達は提督の為に作っているのよ」
長門「なら私も提督になろう」
陸奥「あなたは艦娘でしょ」
長門「だが私は秘書艦だ。提督の右腕と言ってもいい」
陸奥「それは否定しないけど……」
長門「提督のハートを射抜くには先ずこの長門を射抜くべきだ」
長門「と、駆逐隊に吹き込んできてくれないか」
陸奥「嫌よ」
陸奥「そんな情報を手に入れているだけでも若干引くわね」
長門「もし自分がクッキーを焼いたとして、陸奥ならどうする？」
陸奥「どうって？なによ？」
陸奥「そうね……とりあえず色々作ってみて見栄えのいい物を袋に入れて渡すかしら」
長門「つまり厳選されたクッキー以外は余るわけだ。それでも良い」
陸奥「手作り本命チョコが欲しいんじゃなかったの？」
長門「だがその愛情は生地を練る段階で入れているはずだ。型を取って焼いてからでは手も足も出んからな」
長門「つまり余ったクッキーにも生地を作った時点で愛情は含まれているのだ」
長門「もうそれでもいい」
陸奥「……」
陸奥「それなら良いんじゃない？ちょっと寄って余ったのを味見させて貰えば？」
長門「なにを言っている。味見するのは駆逐隊だ。料理を作れば誰だって味見するだろ」
陸奥「それはまあ……」
長門「それをいただこう」
陸奥「やめなさい」
長門「勘違いするな。本当に食べるわけじゃない。性的な意味で、だ」
陸奥「やめなさい！」
長門「体を巡る栄養はいくらか髪にも影響を及ぼすはずだ」
長門「つまり私が駆逐艦の髪を食べ」
陸奥「あんた、姉妹じゃなければ憲兵に突き出してるわよ」
長門「！！」
陸奥「あら」
長門「く、駆逐艦が何の用だ！？」
山風「ひっ……」ｷﾞｭｯ
陸奥「あらあら、そんなに怖がらなくて良いのよ」
陸奥「クッキー？」
山風「うん。あのね……いつも、優しくしてくれるから……お礼」
陸奥「私に？」
山風「私、陸奥の事好き、だから……あの、この好きはクソレズじゃなくて……違う好きで」
陸奥「分かってるわ。私も山風ちゃんの事大好きよ」
山風「うん……ありがと。もう行くね……」
陸奥「またいつでもいらっしゃい」
長門「」
陸奥「近い！近い近い！鼻息がかかってるから！」
長門「よくもやってくれたな裏切り者め」
陸奥「別に裏切ったわけじゃないでしょ」
長門「黙れ！」
陸奥「人聞き悪い事言わないでよ」
長門「貴様……！いくら姉妹と言えど許さんぞ！」
陸奥「いい加減にして。もう付き合ってられないわ」
長門「おい陸奥！どこへ行く！」
陸奥「……」
長門「陸奥……陸奥…………私も、駆逐艦と、仲良くなりたいんだ……」
陸奥「ちょっとガチ泣きは止めてよ……」
長門「そんなはずはない」
陸奥「あんたはそうでも子供達は怯えてるのよ」
長門「なにを言うか。これでも駆逐艦からは可愛らしい愛称で呼ばれているんだぞ？」
陸奥「愛称？」
長門「うむ」
陸奥「まず私が行くからリアクションをちゃんと見てるのよ？」
長門「目の前で駆逐艦といちゃつく様を見せつけるとは……鬼だな貴様」
陸奥「10秒たったら長門も来ていいわよ。その時のリアクションの差をちゃんと見なさい」
夕立「あっ、むっちゃんおはようっぽーい」
陸奥「何言ってるの。もうお昼すぎよ？」
夕立「夕立いま起きたっぽい！」
陸奥「あんまりダラダラしちゃダメよ？」
夕立「ぽーい♪」
夕立「げっ……長門秘書艦……」
長門「昼まで寝ていたと聞こえたが？だらけ過ぎだぞ」
夕立「ごめ……すみませんでした」
長門「なんだ？私にはぽいぽい言わんのか？」
夕立「いえ……失礼します」
陸奥「うむじゃないわよ。めちゃくちゃ怖がってたじゃない」
長門「バカな。ちゃんと今日もゲット長門さんと言う愛称で呼ばれていたではないか」
陸奥「ゲット？今日もって……ええ……」
暁「陸奥さん！もちろん一人前のレディーなんだからこれくらい朝飯前よ！えっへん！」
陸奥「今から提督の喜ぶ顔が眼に浮かぶわね」
暁「うーん、あとは陸奥さんみたいなナイスバディーな大人の身体さえあればなぁ」
陸奥「すぐに暁ちゃんも大きくなるわよ」
暁「ほんとに？私も早く陸奥さんみたくなりたいわ！」
暁「ひっ……長門秘書艦……」
長門「そんな事では一人前の大人は程遠いな」
暁「わ、わたし……わたし……」
長門「まぁずっと子供のままでも私は構わんが」
暁「し、失礼します……」
陸奥「あれは怯えているのよ」
長門「そんなはずはない。私を今日もヒット長門秘書艦と呼んでいたではないか」
陸奥「あなた、頭の中おかしいんじゃないの？」
長門「キツく当たっているわけでは無い。しっかりとした大人の姿を見せているのだ」
陸奥「めちゃくちゃ怖がってたわよ。暁ちゃんなんてガタガタ震えてたし夕立ちゃんなんてぽいぽい言わなくなったじゃない」
長門「きっと私に敬意を払っていたんだろう」
陸奥「あなた駆逐艦に怖がられるだけじゃなく嫌われるわよ」
長門「！！」
陸奥「普通にしなさいよ」
長門「普通とはなんだ？」
陸奥「1人の時にときに鳥や猫に話しかけてるアレよ」
長門「バカな！私の威厳はどうなる！！」
陸奥「だったら威厳を守って駆逐艦に嫌われなさい」
陸奥「ちょう
コメント一覧
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- 2017年03月05日 21:33
- いや、その二人には幸せだと思うぞ
ライバル不在で独占して世話焼き出来るんだから
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- 2017年03月05日 21:37
- えぇ・・・
-
- 2017年03月05日 21:48
- 疾走感いいぞw
第三共栄丸からの長門型6番艦w
落ちはややモヤっとする
-
- 2017年03月05日 22:08
- 哀れなキャラ付けだな・・・
-
- 2017年03月05日 22:09
- 最後のおちなくて
その前の就任100日のレスで終わらせておけば
借金返して再度提督に返り咲いたとも解釈出来たのに
本当に残念
-
- 2017年03月05日 22:17
-
オチいらねぇ
内容は面白かっただけにすごく残念
-
- 2017年03月05日 22:32
- オチオチほんとうるせーな、ここは精神異常者の隔離施設なの？
書いてる身になってみろよクソどもが
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- 2017年03月05日 22:47
- おぉ、作者様のお出ましだ！
みんな、囲め!
自分の作品がけなされて居ることにお怒りのようだぞw
-
- 2017年03月05日 22:47
- これ提督いらんやろ
-
- 2017年03月05日 22:59
- 他のがあるなら見たいくらいには面白かった。
面白いと言うか心地いい文だ
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- 2017年03月05日 23:26
- ※8
ごめん俺が間違ってた
お前の書きこみ見て訂正するね
☆をつける価値すらないゴミ
作者がゴミクズなら作品もゴミクズだわ
二度とｓｓ書くなカスゴミ
-
- 2017年03月05日 23:37
- これ文章がおかしいのはリレーだからとか？
それとも作者の頭がおかしいだけ？
-
- 2017年03月05日 23:55
-
くっ、ダメだ(笑)。
むっちゃんが第三砲塔爆発丸で、忍たま乱太郎にときどきでてくるの件がおもしろすぎて話が頭に入ってきません(笑)。
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提督に落ち度ねぇのに
なに雷と霞をどん底につき合わせてんだか