9502212栃木県で、糖尿病の男の子にインスリン注射をさせずに殺害した罪に問われた自称・祈とう師の男の裁判員裁判が6日、宇都宮地裁で開かれ、男は「八百長だ」などと叫び退廷を命じられた。



「八百長だ」被告叫び退廷 糖尿病男児殺害


自称・祈とう師の「龍神」こと近藤弘治被告(62)は2015年4月、糖尿病でインスリン注射が必要だった今井駿くんの両親に対し、注射しないで治療ができると信じ込ませ、インスリンを投与させずに殺害した罪に問われている。


話題となった 今井駿くんの事件



6日の初公判で、近藤被告は入廷すると、裁判長に対し、「あんたは八百長裁判長だ」などと叫び退廷を命じられ、「俺は平清盛の末裔(まつえい)だ」などと叫びながら法廷を後にした。


近藤弘治被告
9502212-1








検察側は冒頭陳述で、「金銭欲や『龍神』としての権威を満たすための身勝手な犯行で、インスリン注射をしないと駿くんが死亡する危険性は認識していた」と指摘した。


「八百長だ」被告叫び退廷 糖尿病男児殺害