9:本当にあった怖い名無し:2012/08/16(木) 11:31:46.11 ID:CbzYCIig0
漫画『ベルセルク』ロストチルドレンの章に出てくるおとぎ話

ある村に、赤い眼ととがった耳の少年がいました
少年はその眼と耳のせいでいつも村の子供達からいじめられていた
そんな少年に両親はとても優しかったが、少年はこう思いました
「ここは僕の家じゃない。この人達は僕の本当の親じゃない」
なぜなら少年のお父さんもお母さんも、村の人間の中には誰一人として、
少年のように赤い眼やとんがり耳のものは居なかったから


ある夜、少年は親に黙って家を抜け出す
自分の本当の両親を、自分の本当の住むべき世界を探しに
大人達が決して近づいてはいけないと言う妖精達が住む森へと一人入っていきました

そして少年は森の奥深くで妖精達を見つけます
妖精達の赤い眼。とんがり耳。それはまさしく少年と同じものだった
でも、喜びいさむ少年に妖精達はこう言います
「お前は私達の仲間ではない」
昔、人間の男女が病気で死にかけた赤ん坊を連れて森の奥へとやって来た

男女は必死に願う「この子を救う為に、村の掟を破りこの森に入りました。この子は私達の命です。どうかお救い下さい」
その願いを聞き入れ、妖精達は赤ん坊に魔法をかけた
赤ん坊の命は救われたが、そのかわり、その子の姿は半分妖精に似たものになってしまう
それでも男女は涙を流して喜んだ

その話を聞いた少年は大慌てでもと来た道を泣きながら駆け出した

しかし不思議な事に、森ではほんの一瞬過ごしただけなのに、村では100年もの歳月が流れてしまっていた
誰一人知る者の居なくなってしまった村と、人間の住む事の許されない妖精の森との狭間で、
仲間はずれの少年は泣き続けた

赤い眼をもっと赤く腫らして
森


83: 1/2:2012/08/20(月) 11:09:58.45 ID:FlizJNw9O
まつざきあけみの短編、タイトルは忘れたが90年代の作品だったはず。

女子中学生の正子は、嘘を病的に嫌う父親の躾=鉄拳制裁のせいで、馬鹿正直にふるまう事しか許されない。
ちなみに父親は万年巡査。

ある日、近くの団地に泥棒が入る。
(マンションだったかもしれない)
偶然通り掛かった正子は、野次馬の中に片思いのイケメン男子を見つけて、どういうわけか嘘をついてしまう。
「そういえばさっき、怪しい女の子がいたかも…背が低くて、太ってて、髪がボサボサで、猫背で…そうだわ、挙動不審だったから覚えてる。服は確か…」

咄嗟の嘘のはずだが、その通りの女の子が補導されてしまう。
彼女は正子やイケメンと同じクラスの貧乏デブスだった。
正子は、嘘がばれたら父親にタコ殴りにされるので、罪悪感を持ちながら
「デブスさんがそんな事するはずないわ、他人の空似よ」
と言うしかない。

デブスは当然冤罪なので、無実を主張する。
周りは、あの馬鹿正直が嘘をつくはずがない、とデブスを責める。
父親は、俺の娘が嘘をついたら殺してやる、と鼻息が荒い。
父親を恐れる正子は、デブスのシャーペンを盗んで被害に遭った部屋にこっそり投げ込む。
(郵便受けか、廊下の窓だったと思う)



84: 2/2:2012/08/20(月) 11:11:45.04 ID:FlizJNw9O
偽の物証が見つかり、デブスは窃盗を認める。
正子は罪悪感からデブスを優しくかばい、友達になる。
そして、イケメンに告白されて付き合いはじめる。

しばらくして、近くの豪邸で一人暮らしの老女の死体が発見された。タンス預金の札束も奪われていた。
殺されたのは、例の窃盗事件の数日前らしい。
正子はあの日、自分が咄嗟に嘘をついた理由にたどり着いた。

正子はその日、豪邸の前を通り掛かって、デブスが庭にいたのを見かけていた。
デブスさんがあんな所にいるわけないと、すっかり忘れて数日後、窃盗事件発生。
野次馬の中のイケメンは挙動不審で、正子を見て非常に驚いた様子だった。
そして、イケメンの家は被害に遭った団地とはかなり離れている。
正子は無意識にイケメンをかばい、数日前に見た「挙動不審な女の子」の特徴を話したのだった。

「デブスさんは貧乏だ、時効が過ぎるまで札束はどこかに隠しておくのだろう」
「イケメン君が私にコクったのは、私の嘘に対する報酬なんだ」

正子は絶望と罪悪感に苦しみながら、強盗殺人犯と友情を、窃盗犯と愛情を育むのだった。



89:
本当にあった怖い名無し:2012/08/20(月) 20:31:42.22 ID:ujBDOsWa0
映画の「誰も知らない」

母親に捨てられた子供たちの話
中学生の長男が弟妹の世話をしてきたんだけど
色々無理が生じはじめ、電気も水道もガスも止められ、
しまいには幼稚園の妹が事故死、
その死体をボストンバックに入れて捨て、
生前死んだ子と話していた場所に行き兄弟で歩きながら終わり

この映画のモチーフになった巣鴨子供置き去り事件
14歳の長男が幼児含む兄妹の面倒を見続け
末期には2歳)の妹に長男とその友人が折檻で暴力を振るって死なせ
ボストンバックに隠して公園に捨てる
直接のきっかけはカップラーメンを勝手に食べたとかそんなのだけど
言うこと聞かない幼児が相手で日ごろから暴力は振るわれていたらしい

長男をはじめ子どもたちは出生届が出されておらず戸籍もない
学校に通ったこともない異常な環境で育ち
特に長男は愛人作って逃げた母親の代わりをずっとさせられてきた
母親は他にも産んだ子供を死なせていた

映画自体暗い話?と言うことで見ないままで
モチーフになる事件があったのも知らなかったし
映画はそれでもかなりオブラートに包んだものだったっていう



90:
本当にあった怖い名無し:2012/08/20(月) 21:05:38.30 ID:Aw8GdxymO
>>89
柳楽優弥が主演の、何か賞を取った映画だよね。
YOUが母親役だっけ。
実話をモデルにしたってことで映画視聴後に実際の事件を調べてみたら、
もっとひどくて暗い気持ちになったのを覚えています。



94:
本当にあった怖い名無し:2012/08/20(月) 21:19:36.97 ID:fEUV0vmv0
子供の虐待事件だと、幼児がアパートに
閉じ込められたまま放置され餓死した事件が強烈に後味悪い。
遺体解剖すると胃の中からオムツや紙が出てきたという…
言葉もろくにしゃべれない小さい子が飢えに耐えかねて食えない物を口に詰めて飢死。
想像しただけで胸が重苦しくなる。

で、こんだけのことしてもたいして罪にならないんだよなあ。
逆尊属殺人法でもできないかな。
12才以下の我が子or内縁の子供殺したら、普通より罪は重くなる。



120:
本当にあった怖い名無し:2012/08/21(火) 06:14:45.95 ID:P0ivN1PN0
「さよなら絶望先生」という漫画

超ネガティブ思考な通称・絶望先生と、彼の受け持つクラスの生徒である超ポジティブ少女・風浦が、
他の個性的すぎる人々と共に、時事ネタを中心としたシニカルギャグを繰り広げるという作風の漫画。

ややブラックなノリの漫画なので死に関するネタも多数あったが、終盤にて、
絶望先生は霊能力者であり、生徒たちは依代で、
依代に宿った幽霊たちを成仏させるための擬似学生生活だったと判明する。

生徒たちは皆、自殺未遂経験のある者たちで、死にたいという思いを抱える彼らのもとに、
「私は生きたかった」という未練を抱える霊たちが引き寄せられたのだった。

生徒たちには自殺未遂経験者という以外にも共通点があった。
それは、一人の人物から臓器提供を受けているという点だった。

その臓器提供者は、風浦だった。
ある少女は眼球を、ある少年は血液を、その他様々な臓器を生徒たちは受けていた。


臓器移植がレシピエントの人格に影響をもたらすという説が関係するのかオカルト現象なのか、
生徒たちは皆、風浦の人格を身の内に抱えるようになっており、それぞれが交替制のように「風浦」になっていた。
今まで漫画内に登場していた風浦は、実際にはその時画面の中にいなかった
他の生徒のうちの誰かが演じているものだった。

(生徒の中には、依代ではなく臓器を受けたわけでもない、協力者として加わっていただけの者もいる)



121: 本当にあった怖い名無し:2012/08/21(火) 06:16:24.39 ID:P0ivN1PN0
絶望先生はただ職業的に風浦を知っただけではなく、彼女の生前を知っていた。
道ですれ違った風浦の帽子が風で飛ばされたので、
拾って渡そうと声をかけ引き止めた瞬間、風浦は車に轢かれて亡くなってしまった。

彼女の死は自分のせいだと絶望先生はずっと自らを責めており、
そして、他人の肉体を介してとはいえ、自分と数年間の学校生活を送った風浦に惹かれるようになっていた。
風浦も同じ思いを抱いており、それは何度も「風浦」となっていたレシピエントの生徒たちも同様だった。

卒業式から数年後。
離島にて、複数の女性と暮らす男がいると聞き、事件の匂いを嗅ぎつけた女性記者が絶望先生のもとを訪れた。

絶望先生は「いえ、妻は一人だけです」と答えるが、
記者が観察したところ、実際には家に複数の女性が暮らしているようだったし、

訪れるたびに絶望先生は「妻はこの一人だけ」と言いつつも、紹介する女性はバラバラだった。

不審がる記者に、絶望先生の親族は言った。
「彼にとっては妻は一人なんです。全員で一人なんです。
たった一人の女性の、ある時は眼球を、ある時は心臓を、ある時は血を愛するのです」

記者は気味悪がって離島から出ようとしたが、その際に事故に遭ってしまった。
絶望先生の妻たちは彼女に輸血を行いながら、またお嫁さんが増えるねと言い合った。


お気楽漫画として読んでたら、最後がホラーでびっくりした



123:
本当にあった怖い名無し:2012/08/21(火) 08:45:10.96 ID:ZNW4VwgT0
>>120
絶望先生の最終回については2ちゃんでも騒がれてたから、最終回が読めてよかったよありがとう

うひーw
改蔵はハッピーエンド風だったけど、絶望先生は怖いな



125:
本当にあった怖い名無し:2012/08/21(火) 10:16:59.42 ID:wSTj2tVMO
>>120
あの漫画、ラストはそんなオチだったのかー!!
完全にギャグ漫画だと思ってた
ちょっと本屋探してくる



126:
本当にあった怖い名無し:2012/08/21(火) 12:17:02.52 ID:k+O8mS8KO
>>120
アニメちらっと見たことあるけど、そんな薄気味悪い話だったのか
全部見なくて良かった



131:
本当にあった怖い名無し:2012/08/21(火) 19:07:57.17 ID:x3y+cJEr0
>>126
通常最終話は少女たちのドタバタと亡くなった少女のドレス姿で
割と明るく〆。共同幻想からは解放されてて無事「卒業」
後味はむしろ爽やかに終わってる

書かれていたのは単行本のIF最終話
本編最終回とは食い違う共同幻想の延長バージョン
「一つの可能性としての第30X話」

ぶっちゃけると通常最終話だと種明かしで終わってて
毒が少ない感じ、というか一味足りなかったので
その補填的なものだと思う



132:
本当にあった怖い名無し:2012/08/21(火) 19:13:34.26 ID:x3y+cJEr0
補足

絶望先生の最終話は作者曰く「四つの駅を用意した」とのことで
終わりから四話分どの話でも最終話っぽいラストシーンになっていて
どれでも選んでいいし、ハッピーエンドとブラックオチで交互になるように
仕掛けたとのこと。



148:
相棒1:2012/08/21(火) 23:44:19.23 ID:deIihyHl0
テレビドラマ「相棒」Season8・最終話「特命」より

警視庁特命係の刑事である杉下と神戸の元に、一通の絵が届く。
その絵はまるで写真のように繊細で忠実で、
女性が殺害されていると思われる場面が描かれていた。

その絵の送り主は田舎の山村に住む20代の女性・A子。
杉下と神戸はA子の元へ話を聞きに行くことに。
A子は絵が描かれた経緯を話していく。

「その絵はキイちゃん…私の弟が描いたんです。
キイちゃんは重度の知的障害を持っていて」
それを聞いて杉下が納得したように言った。
「なるほど。弟さんはサヴァン症候群なのですね」
サヴァン症候群とは、知的障害のある者のうち、ごく特定の
分野に限って優れた能力を発揮する者の症状を指す。

例えば…聴力が人並み外れて良く、一度聴いた曲をその場ですぐに弾ける等。
(最近では盲目の天才ピアニストとかテレビで有名だと思う。)
A子の弟である「キイちゃん」ことキイチの能力は
見た物を一瞬で記憶し、まるで写真のように忠実に紙に描ける。



150: 相棒2:2012/08/21(火) 23:46:57.13 ID:deIihyHl0
A子は、例の絵はキイちゃんがどこかで目撃した殺害現場を
描いたものではないかと思って杉下と神戸に送りつけたのだった。
A子には確信があった。

「キイちゃんは重度の知的障害で会話も難しいですが
嘘の絵を描いたことはない。実際に見たものしか描かないんです」
実際に、絵に描かれた女性は数日前にこの山村で死亡している。
「“写真”ならともかく“写真のような絵”では
証拠とするには難しいかも」と神戸は言ったが
杉下は持ち前の頭脳で真相を暴いていく。

この事件については割愛。
後味が悪いのは、無事に事件が解決したかに思った後の話。

キイちゃんは毎晩7時きっちりにスケッチブックを持って
山道を散歩する習慣がある。
そして2時間後ぐらいにきっちり帰宅するのに、
事件解決の夜はなぜか何時間経っても帰ってこない。
その日は冷たい雨が強く降る夜だった。

すぐに村の人々や警察官が、山の中でキイちゃんの捜索を始める。
A子は自宅で待機しながら、ぼんやりと両親の仏壇を眺めていた。
つい最近両親が他界し、A子は都会からこの山村に戻って
キイちゃんの世話をしながら二人きりで暮らす毎日だった。



152: 相棒3:2012/08/21(火) 23:54:47.40 ID:deIihyHl0
翌朝、キイちゃんの冷たくなった死体が山中から見つかった。
崖から足を滑らせて骨折し、雨に打たれ衰弱死した様子だった。
地元の警察官曰く
「昨晩は例の事件の捜査のために目印となる
案内標識などが移動されていた。いつもと違う様子に
キイちゃんはパニックになり、道に迷って落下したのではないか」
とのことだった。

キイちゃんの死体の傍で座り込んでいるA子。
ふと杉下がキイちゃんの傍らに落ちているスケッチブックを開いた。
そこに描かれた4枚の絵を見て、杉下はA子に問いかけた。

「A子さん、この4枚の絵が何かわかりますか?」
「人間の口元…唇ですか?」
「その通り。この唇の絵、あなたの口元と同じ位置にホクロがあります」
杉下は自身の確信に満ちた考えを語り続ける。
「この4枚。それぞれが “ご” “め” “ん” “ね” と動いているように思えませんか」

実はA子は昨晩、崖から滑落したキイちゃんを発見していた。
「キイちゃん!こんな所に…どうしたの!」
「いたいです。いたいです。あしがうごきません。あうあー」
「今助けるからね!」
力弱く叫ぶキイちゃんを抱き上げようとしたA子の脳内に
ふと悪魔のような囁きが。



153: 相棒4:2012/08/21(火) 23:58:02.53 ID:deIihyHl0
『一度は夢を叶えて都会に出たのに、両親の他界とともに
私はこの山村にまた戻るはめになった。
私は一生キイちゃんの面倒を見て過ごさなければならない。
もしもキイちゃんが居なくなれば、また夢を追いかけられる。
もしもキイちゃんがここで死ねば…。』

「キイちゃん…。ごめんね」
A子は涙を流しながらキイちゃんをそのまま置き去りにした。
姉が去っていく姿を、わけがわからず見つめるだけのキイちゃん。

やがて雨に体力を奪われて衰弱したキイちゃんは
朦朧とした意識でスケッチブックに絵を描いた。
姉が最後に残した『ごめんね』の口元の絵を。
その4枚の絵がキイちゃんの最期の作品になった。

神戸は言った。
「これが本当なら、あなたは保護責任者遺棄罪に問われます」
杉下が間に入るように言った。
「この絵だけでは物的証拠とならず、あなたを罪に問うのは
難しいでしょう。ですがあなたはキイちゃんという存在を
(ここでグッとくる重たい台詞があったんだが忘れた…スマン)」
それを聞いてA子は地面に崩れ落ちる。

そして運ばれていくキイちゃんの死体にすがりつくように
何度も何度も泣き叫んだ。
「キイちゃん、ごめんね、ごめんね、許して」

ここで杉下が意味ありげに空を見上げて終わり。



155:
本当にあった怖い名無し:2012/08/22(水) 00:06:09.59 ID:yy3lG3L50
>>153
お疲れ様です。その話はリアルタイムで見てました。
相棒ってこの話みたいにすっきりとさせないオチの話が多いですよね。



167:
1/3:2012/08/22(水) 23:11:33.57 ID:JqsG+wl90
割と最近の話
実話です

数年前従姉妹が結婚した
従姉妹の旦那となった男はなんというか常識のない奴で
従姉妹親の実家に行ってもグータラするだけで何もしない
溺愛してるらしいペットの兎を連れていくが世話は全くしない
糞とか廊下に放置されてた
(その時はたまたまいた俺が片付けた)
親戚が来てもほぼ引きこもりっぱなしでろくに会話しない

などなど正直親戚じゃなきゃ関わりたくない人間だった
なんで従姉妹はそいつと結婚してしまったのか未だに分からない



168: 2/3:2012/08/22(水) 23:13:02.91 ID:JqsG+wl90
ある日そいつの買ってた兎が死んだらしく
奴はひどく悲しんでちゃんと供養したいとか言ってたそうだ
それを聞いた時あんな糞男でもまともな所もあるんだななんて思ったが
後にとんだ間違いだったことを知る

あの糞男従姉妹家の墓の真横に穴を掘って兎を埋めやがった
何故か知らんが従姉妹親は糞男に強く出ることが出来ず
言いくるめられてしまったとのこと



169: 3/3 分割ミスった申し訳ない:2012/08/22(水) 23:15:51.39 ID:JqsG+wl90
てめーの家の墓に埋めろ畜生と一緒にすんなとか
なんの為のペット霊園だよとか
他の親戚一同もその墓に入るんだけどとか
色々言いたいことはあった
ぶっちゃけタコ殴りにしたかった

だがその話を俺達や親戚が聞いたのは事件から半年後
今さら騒いでもどうにもならないし
兎は分解されてるだろうし後の祭りだ

叔父や俺の親父は何とかして掘り出そうとしてるみたいだが
従姉妹の実家はかなり遠い地域にあるからなかなか行けない上に
糞男と従姉妹がしょっちゅう入り浸ってるから動くに動けないらしい
それから従姉妹実家には俺の家族くらいしか行くことがなくなった

ちなみに兎の墓はやっぱり放置されてて
仕方なく従姉妹親がたまに手入れしてるそうだ



170:
本当にあった怖い名無し:2012/08/23(木) 02:56:07.34 ID:5ZyjJJC+0
ワロタw
結局、おまいの親族は誰もかれも従姉妹旦那に適わないんじゃないかw



192:
本当にあった怖い名無し:2012/08/24(金) 20:58:48.90 ID:qSlDaPtA0
吉村昭の小説「破船」1

舞台は江戸時代、海辺の小さな村。
痩せた土地で満足な作物は育たず、
わずかに獲れる魚は山に阻まれ他所へ売ることもできず、
村は絶望的に貧しく、村人は常に飢えと背中合わせの暮らしを送る。
主な収入減は身売り。
娘はもちろん、大人の男たちも労働力として年季奉公に出る。
主人公の伊作は9歳。母と3人の弟妹と暮らしている。
父は家族を養うため、3年間の年季奉公に出ている。



193: 本当にあった怖い名無し:2012/08/24(金) 21:03:14.06 ID:qSlDaPtA0
「破船」2
冬のある日、伊作は村長から村総出で行う「塩焼き」を手伝うよう命じられる。
なぜか冬の時化の夜を選び、海辺で夜通し火を焚いて海水を煮詰め、塩を精製する「塩焼き」。
実は、この作業には決して他所に洩らすことのできない秘密の目的があった。



194: 本当にあった怖い名無し:2012/08/24(金) 21:05:30.93 ID:qSlDaPtA0
「破船」3
それは、航路を見失った廻船を火の明かりで暗礁の多い浜に誘い込み、座礁させること。
思惑通りに船が難破すると村人は船に乗り込んで積み荷を奪い、
船員は口封じのために必ず全員殺してしまう。
村人はこれを「儀式」として代々受け継ぎ、
数年に一度の難破船を「お船様」と呼んで神の恵みのように受け止めていた。



195: 本当にあった怖い名無し:2012/08/24(金) 21:07:47.15 ID:qSlDaPtA0
「破船」4
伊作が塩焼きに参加した初めての冬、数年ぶりの「お船様」が到来する。
難破船に満載されていた大量の米や、
証拠隠滅のために船を壊して得られる木材が村を潤し、村人は喜びに湧いた。
しかし、一息ついたのもつかの間、
働けない老人や子どもが多い村では蓄えはあっという間に消えていき、
一度安息を得た村人は焦り始める。



196: 本当にあった怖い名無し:2012/08/24(金) 21:10:49.73 ID:qSlDaPtA0
「破船」5
そんな中、次の冬に「お船様」が再び到来。
2年続きの幸運に、村人は狂喜乱舞して船に乗り込む。
ところが、その「お船様」はこれまでと様子が違った。
積み荷はなく、船員は全員赤い着物、帯、足袋を身に着けて死に絶え、
体中に赤い斑点が浮かんでいる。
その意味するところを知らぬまま、村人は赤い衣を分け合った



200: 本当にあった怖い名無し:2012/08/24(金) 21:50:18.90 ID:cOdAS6rXO
「破船」6
しばらくして村人がばたばたと病に倒れ死んでいく。
「お船様」に乗っていたのは、捨てられ流れてきた疱瘡(天然痘)患者だった。
疱瘡神が嫌う魔除けの赤を身にまとって…。
医者も薬もない中、祈りもむなしく村人は順番に死を待つのみ。
伊作の母と弟妹もなすすべなく死に、伊作はわずかな生き残りとともに山へ逃れるが、
もはや生きる糧もない。



204: 本当にあった怖い名無し:2012/08/24(金) 21:58:48.52 ID:cOdAS6rXO
「破船」7完
最後、伊作は年季を終えて村に向かい峠を終えてくる父の姿を見つける。
しかし、父が守ろうとした家族も帰る村もすでにどこにもない…



212:
本当にあった怖い名無し:2012/08/25(土) 02:24:48.08 ID:1GKO/2yv0
1968に行われた、和田心臓移植

ある大学生Aが海で溺れ、意識不明のまま街の病院に運び込まれた。
一旦は心停止したものの、心臓が鼓動を再開し徐々に回復の傾向を見せる。
しかしその日の19時頃、患者は急遽大病院に運ばれることとなる。
容態が急変したので大病院に場所を移すというのだ。

大病院に運ばれたAは脳死と判断された。大病院のW教授は、心臓移植に踏み切る。
大病院にはBという心臓病を患った患者がいて、Aの心臓をBに移植するのだ。
午前零時過ぎに家族を説得し、翌日午前2時前、
W教授を執刀医にしてついに日本初の心臓移植手術が行われた。


午前5時前、手術が終了。手術は成功した。
Bの容態は徐々に回復し、新聞各社はこの一大事を大々的に報道した。

1週間後、Bはついに意識を回復する。飲食したり、会話をしたりと経過は良好だった。
しかし手術から12週間後、Bが急死した。

W教授は、気管支に痰が詰まったことによる呼吸困難だと説明する。13時間もの緊急処置にも関わらず…。
記者発表の場で、ある記者が教授に尋ねる。
「13時間も粘ったのですか?Aの時は緊急搬送から数時間で心臓移植を決断したのに…。」

一連の出来事の後、様々な疑惑が浮上することになる。
まず、Aは自発呼吸があり血色も良かったが、大病院に運ばれるといつの間にか脳死と判断されたこと。
W教授は心電図と脳波で確認したと証言したが、詳しいことは「(手術の5ヶ月後にガンで死亡した)医師が
担当していたので分からない」と述べた。心電図は失くしたとも述べた。

次に、手術の際、麻酔を担当しようとした麻酔医を、手術を担当した胸部外科がなぜか追い払ったこと。
さらに、Bの容態は、心臓移植手術をするほどのものだったか、という声も上がっている。
実際、Bは心臓の弁に問題があったが、その弁を人工弁に置き換えれば済んだ、と診断されていた。
 

そのBの心臓は、手術後3ヶ月ほど行方不明になり、発見された際は弁が切除されていた。
そして、心臓移植手術を決断したからたったの1時間程度で、移植手術に必要な人員や道具を用意できたのか。
実際は緊急搬送の時点で、手術を決断していたのではないか。

W教授は後に捜査のメスが入るも、結局嫌疑不十分で不起訴。
2011年に逝去し、真実は完全に闇の中へと消えた。



222:
本当にあった怖い名無し:2012/08/25(土) 08:32:07.80 ID:RWqC59/k0
何年かまえにネットで見た短編の実写ドラマ

学校の仲間の男女四人、アキラ、タクヤ、ミズキ、サヤカ(名前はうろ覚え)が不思議空間に迷い込む。アキラとミズキは恋人同士、他はそういうのは無いけどアキラとサヤカは仲が悪い。
謎の声が「ここから出られたら褒美をやる」と告げる。褒美はともかく気味が悪いので脱出を試みる四人。

古い洋館みたいな部屋を一つ一つクリアしていく四人。
最初のうちは簡単なクイズとかパズルを解くだけだったが、段々難易度が上がり、
怪我をしたり人間関係を壊したりするような意地悪な罠が出て来る(SAWみたいな)

そしてタクヤがトラップで死亡。他の三人も精神的に追い詰められていく。

進んだ部屋に「二人同時にボタンを押せ」みたいな指令がある。
お互いの姿は見えないよう仕切りがあり、タイミングがずれると遅かった方にギロチンが落ちるようになっている。

アキラとミズキがサヤカのカウントに合わせてボタンを押す事になったが、
怖くなったミズキが早目にボタンを押してしまう。
間一髪でギロチンをかわし、なんとか軽傷で済んだアキラだが当然怒る。


逆ギレしたミズキがアキラに罵詈雑言を浴びせ、ついでに色々カミングアウト。
そこそこイケメンで金払いも良いからから遊び半分で付き合ってるだけだとか、他の男と何股もかけてるとか。

サヤカの仲裁でとりあえず喧嘩を保留にして進む三人。

つづく



223: 本当にあった怖い名無し:2012/08/25(土) 08:32:42.74 ID:RWqC59/k0
つづき

次の部屋では「一人殺せば他の二人は進める」という指令。凶器もいろいろ用意されてる。
迷わずアキラを殺しにかかるミズキ。まだミズキの言った事を信じられず戸惑いながら逃げるアキラ。
アキラは重傷を負わされ、ミズキを殺す事を決意するが、逆に追い詰められて絶対絶命。
そこにサヤカが助けに入り二人でミズキを殺して先に進む。


その後も協力しあって課題をクリアし、段々仲が良くなる二人。
最後の部屋で「どちらかが死ねば片方が脱出できる」という指令。
ミズキに負わされた怪我で自分がもう長くないことを悟ったアキラはサヤカを抱きしめてから自殺。


その先の部屋には宝石や金貨がごっそり。そして再び謎の声。
「この財宝を持ってかえってもいい。財宝の代わりに別の願い叶えてもいい」
サヤカは財宝はいらないから、他の三人を生き返らせ元の仲の良い関係に戻して欲しいと願う。

気が付くと四人は元の場所にいた。サヤカ以外は不思議空間での記憶もない。
その後、サヤカは何となくアキラに近付くが、アキラにとっては二人の仲は悪いままで気味悪がられる。
更に後日、ミズキが他の男とホテルに入っていくのを目撃。

サヤカはミズキと別れるようアキラに忠告するが、当然聞き入れない。
ホテルの事を言っても信じない上、友達を陥れようとするクズだと突き放される。

そして偶然その話を聞いていたミズキがサヤカを殺害。
事故として処理され、アキラとミズキの交際はその後も続き、
サヤカが好きだったらしいタクヤが泣いているシーンでEND


もう一度見たいんだがタイトル失念したのが悔しい。
三、四年くらい前のようつべだと思うんだけど。誰か知らないかな




240:
本当にあった怖い名無し:2012/08/25(土) 10:22:41.81 ID:D/vyRIMb0
>>223
全編通じて影が薄いタクヤが悲惨。




260:
1/4:2012/08/25(土) 21:03:02.33 ID:O57F4NdH0
この前、おかんから聞いた話。
まだ俺が小さかった(といっても小学生だけど)から
今まで話さなかったんだけど、と言われた。


おかんは俺の妹が小学生になってから
出産前までいた職場に復帰して、フルタイムで働いていた(今は定年退職)。
職場までは電車で通勤していて、ある日の帰りのラッシュ時、
学生らしき女の子が痴漢されてるところを見たそうだ

うちのおかんは世話焼きなところがあったのと
自分の娘(俺からみると妹)が同じ目に遭ったらゆるさん!と思ったらしく
近くに座っていたオッサンと一緒にその痴漢をとっ捕まえ、
女の子の了承を得たうえで、駅の鉄道警察に突き出した。

女の子、おかん、おっさんがやってきた警察官に
被害届を出すため、駅の事務室で詳しい状況の確認を始めた。



261: 2/4:2012/08/25(土) 21:03:53.95 ID:O57F4NdH0
するとそこへ別の部屋で痴漢を取り調べていた警察官が来て
「ダメだ、精神病の患者だった。ポケットから薬がいっぱい出てきた…」と言った
おかんが捕まえたときは痴漢は普通にしゃべっていたのに
(「あんた触ったでしょ?」「いや触ってない、言いがかりだ」etcという
ごく普通のやりとりがあったそうだ)

ところが制服を着た警察官の姿を見た途端
痴漢は、「俺は悪魔に追われている、白い服の女にくっついていれば
悪魔から逃れられると思った」とか言い出したらしい
それでポケットの中のものを全部出せ、というと
精神病院の名前の入った薬の袋が出てきたと。

警察官は「精神病の患者を裁判で訴えると、人権派の弁護士が向こうについて
『精神病者を犯罪者呼ばわりするな』とか言って、訴えた方が悪いように言い出すから
あなたももっと傷つくことになる」と女の子に言ったらしい

それで、見るからに気の弱そうな女の子、
裁判とか弁護士という話にすっかりびびってしまい
被害届は出さないと言ってしまった
おかんいわく警察もキ○ガイが相手とわかってから途端にめんどくさそうになり
とにかく被害届を出させたくないのがアリアリだったとのこと



262: 3/4:2012/08/25(土) 21:05:21.56 ID:O57F4NdH0
しかし、もう一人の証人のおっさんが
「ではあの男は無罪放免ですか?家は○○(その駅からさらに電車で数駅)だと
言っていましたが、また彼は電車に乗って帰るんですか?
そこでまた被害者が出たらどうするんですか?」
と言った。
(おかんもまったく同じを言おうとしていたが先を越された)

警察は「それはありえません。今日は身元引き受け人が
引き取りにくるまで、警察が預かります。」と、身元引受人(家族らしい)と
連絡をとっていると言った

そして女の子の話を聞いていた婦人警官が
「被害届ほどの効力はないけど、上申書を出しましょう」と言った
上申書があれば、次にそいつが何かをやって捕まったときに効力を発揮するからと…



263: 4/4:2012/08/25(土) 21:10:11.10 ID:O57F4NdH0
証言者のおかんとおっさんはそこで解放されたそうだ
あとで、女の子の親からお礼がしたいと、高級フルーツが送られてきた
(それはなんか覚えてる)

結局キ○ガイは野放しのようなものだし、
そもそもあのキ○ガイは本当はまともだけど
警察がきた途端キ○ガイのふりをはじめたんじゃないか、
というおかんの疑念は未だに消えないそうだ。

警察のキ○ガイへの対応や人権派弁護士のやり方とかも、
なんだかなぁ…と。
世の中こういうこともあるから
キ○ガイだからといっても私は信じないし許さない、と
そういう犯罪のニュースが流れた時に話してくれた


ちなみに、この事件の後、おかんは妹(当時小2)に格闘技を習わせようと
本気で資料を集めたりしたらしいが、これはおとんに反対され諦めていた
妹は今バスケ選手として頑張っている
おとんに似て背も伸びたので(170over)痴漢の心配はない…と思う



269:
本当にあった怖い名無し:2012/08/26(日) 12:43:50.82 ID:MoX9BTsE0
新宿のデパートの傘売り場で
店員女性が、客の女に突然傘で目を刺される事件が数年前におこった
店員は重症を負い、後に失明したという

デパートは防犯カメラがそこら中にあるし、犯人が特定されたらしい
という話が地元では流れた
と、同時に、連日のように報道されてたニュースは急にトーンダウンし
ついには、事件を取り上げる番組もなくなった

いろいろ噂されたが
どうやら、重度の精神病患者だったのではないかという話
精神を患っていれば、犯罪を犯しても名前も顔も世にでない国
恐ろしいね



271:
本当にあった怖い名無し:2012/08/26(日) 13:42:55.37 ID:e98oCbE80
>>269
犯人逮捕は普通に新聞に出たよ。
神奈川県平塚市の人。
たまたま立ち寄ったデパートで商品を見ていたら店員さんに睨まれたから目を狙ったと。
この動機と名前が出なかったことから、アレかなあと思ってたら
案の定、追加報道が途絶えた。



270:
本当にあった怖い名無し:2012/08/26(日) 13:15:37.91 ID:KW65pg3p0
ぐぐったら詳細出てきたけど店員女性は眼球破裂とか…怖ぇ
池沼とかメンヘラで責任能力無し無罪放免って事件ちょくちょくあるけど
被害者のこと考えると本当に後味悪い



324:
1/3:2012/08/27(月) 20:15:52.41 ID:scbe+6g00
「CGを使いません スタントマンを使いません ワイヤーアクションを使いません 最強の格闘技ムエタイを使います」
のキャッチコピーで有名(?)なタイの傑作アクション映画「マッハ!!!!!!」の第2弾、「マッハ!弍」が
まさかの後味悪い映画だった。(ちなみに、ストーリーのつながりはない。)

主人公ティンは、とある王族の末裔。家臣がクーデターを起こし、両親を殺され、自身も国を追われてしまう。
山の中で倒れていたところを奴隷商人に捕まり、見世物としてワニと戦わされていたところを武装集団「ガルーダの翼峰」に助けられる。
ティンは、「ガルーダの翼峰」の中で様々な武術を習い、頭角を表す。
首領からは実の息子のように気に入られ、ついには、次期首領の候補となった。

そんなある日、首領はティンに言う。
「お前にはやり残したことがあるようだな。それが心の迷いとなっている。
その迷いを晴らさぬ限り、お前を首領にするわけにはいかぬ」
ティンは、両親の仇をとることを決意。

新王になった裏切り者の家臣を倒すべく、仮面をつけた踊り子として城に潜入。
ダンスを披露している途中で、舞台から飛び降り、新王に接近
「これが父のぶん! これが母のぶんだ!」と短刀で斬りつける。
王が倒れるのを確認し、兵士達の包囲をかいくぐり、城から脱走する。



325: 2/3:2012/08/27(月) 20:17:25.46 ID:scbe+6g00
仇討ちは成功したかに思えた。
が、しかし「ガルーダの翼峰」の集落に帰ると仲間達の姿がない。
その代わりに、次々と刺客が襲ってきた(皆、微妙に間違ったニンジャ、サムライ、虚無僧などw)
なんとか全ての敵を倒すと、殺したはずの新王とその軍勢が出現。

驚くティンに、新王は
「我が肉体を、貴様の汚れた刃で殺せるものか!」
とマントを脱ぐ。その下にはヨロイを装備していた。
(斬りつけていて、気がつかなかったのか?)

さらに、軍勢の中から出てきたのは、ティンが父のように慕う首領だった。
「王よ。約束どおり、ティンを殺せば捕らえた仲間たちは解放していただけますな?」
そしてティンには
「お前が、あの薄汚い王族の末裔だったとはな! そうと知っていれば助けなかったものを!」
と言い放ち、刀を構える。
その姿は、その昔、ティンの両親を殺した刺客と同じものだった。  
ショックを受けるティン。



326: 3/3:2012/08/27(月) 20:20:07.30 ID:scbe+6g00
苦戦しながらも、なんとか首領を倒したティンだったが、力尽きて倒れてしまう。
そのティンを見下ろし、王は叫ぶ。
「連れて行け! この者を楽に死なせることは許さぬ! 死ぬまでありとあらゆる苦痛を与え続けるのだ!」

そして、ここで突然ナレーション。
「悪しきカルマの因縁により、ティンは倒れた。しかし、いずれ心正しき者が表れれば、カルマを断ち切れるかもしれない―――!」
で、唐突に終わる。 

元もと、ストーリーは期待していなかったけど、この終わり方はないよなー。
でも仏教国としてはアリなんだろうか……? 復讐はダメってこと……? と色々思ってしまった。
あと、スレチだから敢えて書かなかったけど、アクションはガチで凄い。
(ゾウの背中の上で戦ったりとか。(そして全く気にする素振りのないゾウw)



328:
本当にあった怖い名無し:2012/08/27(月) 20:48:54.84 ID:fCy1Frkz0
読み終わって、思わず咳き込んでしまった・・・

映画はどうあれ娯楽であって、大多数の人間の心を掴むのが
一番大事な訳だけど、このストーリーがそうだと判断したのか

文化が違うなぁ・・・



656:
本当にあった怖い名無し:2012/09/08(土) 08:54:22.11 ID:lIrQofCc0
やっと荒木飛呂彦のスティールボールラン読破したんだけど、結末後味悪かったな~

1890年、アメリカで高額賞金のかかった大陸横断レースが開催される。
主人公のジャイロはネアポリス王国の表向き医者・本当は死刑執行人の一族の後継ぎで
無実の罪で死刑宣告された少年を救いたいとレースに参加した。
(優勝すれば恩赦が出て少年は死刑を免れる)

数々の戦いや試練を乗り越え、ラスボス戦でジャイロは死亡。
遺体をともにレースを戦った友人ジョニィが故国に届けるところで終わるんだけど、
その後王国は解体されて少年は無罪放免されていた。
だけど数年も経たず少年は流行り病で亡くなった…とナレーションの語りで判明する。

結局ジャイロが命懸けでレースに参加しなくても少年はそういう運命だったんだなと思うと虚しい。
せめてそこは少年は長生きして幸せになっていてほしかった(´;ω;`)



750:
本当にあった怖い名無し:2012/09/10(月) 22:41:25.41 ID:wOHpk86v0
短編漫画「新しい人形」

主人公は幼稚園くらいのジューディスという名前の女の子。
母親は出産のため入院しており、父親と家で留守番をしている。
「ねえパパ、ママは今日帰ってくるの?」と聞くジューディスに対し、父親が
「お前の弟を連れて帰ってくるよ。よく寂しがらずお留守番できたね、今度新しいお人形を買ってあげよう。」と答える。
喜ぶジューディス。

自分の部屋に戻り、ジューディスは少し古くなった人形を取り出す。
「ねえ、新しいお人形を買ってくれるんだって。」
「そうなったらもうお前はいらないのよ。」
ナイフを手にとるジューディス。
「古いお人形はもういらない、新しいお人形が来るんだから...。」
と言いながら人形の手足や頭を切り落として行く。

そんなとき、玄関から父親の声がする。
「ジューディス、ママが帰ってきたよ!」
笑顔でドアを開け、出迎えるジューディス。
「おかえり、ママ!」
「ただいま、ジューディス。」
笑顔で左腕に赤ん坊を抱え、右手に大きなナタを構えた母親の絵で終わり。



833:
1/3:2012/09/13(木) 16:25:06.24 ID:OB+8ngCy0
シューティングゲーム「レイディアントシルバーガン」のストーリーモード

西暦2520年。紀元前の地層からロボットの残骸と"石のような物体"が発掘される。
石のような物体の構成要素や用途は不明。
ロボットは何故か主人公たちの部隊と共にいるロボット"クリエイタ"と同型のもの。
なぜに紀元前の地層に現代のロボットが?と地球連邦の科学者はロボットの解析を始める。
そこで展開されたデータを見て驚く科学者。
同時に石のような物体が起動。
多くの飛行物体を生み出した石のような物体は地球を破壊していく。

残されたのは主人公と彼の所属する"宇宙巡洋艦TETRA"のクルーとクリエイタのみ。
(TETRAは最新鋭戦闘機"シルバーガン"の試験飛行のために大気圏外にいて何を逃れた)
1年後、TETRAに備蓄してあった食料が尽きてしまうめクルーは地球へ帰還することになる。
そこで待っていたのは荒廃した地球と無機物と有機物が融合したような敵の軍隊だった。

最新鋭戦闘機"シルバーガン"を駆り敵部隊を破壊していく主人公たち。
しかし敵部隊も"進化"を繰り返しており、徐々に主人公たちはおされていく。
主人公の友人やTETRAの艦長が特攻を仕掛けるも、ボスである石のような物体は傷ひとつ付かなかった。



834: 2/3:2012/09/13(木) 16:28:56.31 ID:OB+8ngCy0
圧倒的な敵の力に弱気になる主人公とヒロイン。
そんなふたりに「最後の最後まで諦めるな」という艦長の遺志を伝えるクリエイタ。
その言葉を胸に主人公とヒロインはクリエイタを部隊から離脱させ、最後の勝負を挑む。

進化を繰り返し、"なぜ人類は私を理解しないのか?"彼らを諭すような言葉を放つ石のような物体。
その言葉を受け止めつつも攻撃を続ける主人公とヒロイン。
ついに石のような物体は激しい光を放ち、2人を戦闘機ごと消滅させてしまう。
結果、地球上から人類は全ていなくなってしまった。

主人公たちの戦いから20年後。
人類のいなくなった地球に残されたクリエイタは廃墟になりかけている研究室で
最終決戦の直前にもらった主人公とヒロインの髪の毛から2人のクローンを作っていた。

クリエイタは紀元前のロボットが残していたデータを解析しており、
あのロボットは近い将来の自分であること、戦いを挑んでいる石のような物体は"地球の意思"であること。
石の都合に合わない進化をした際、地球は石によって何度もリセット(滅亡)されていたことを知った。
再生された人類が石の思惑に沿った世界を築くことを願い、崩れ落ちるクリエイタ。
目を覚ます主人公とヒロインのクローン。彼らは"今回の"地球におけるアダムとイブになった。



835: 3/3:2012/09/13(木) 16:33:26.49 ID:OB+8ngCy0
「実は何もかも手遅れでした。主人公は足掻きましたが人類はあっさり滅亡しました」という
後味が悪くやりきれないエンディングに初見のときは( ゚д゚)ポカーンとしてた。
そしてオープニングを再び見たとき"オープニングの時点で無間地獄に突入している"ことに再度気付いて…orz

シリーズ続編の「斑鳩」においても別の主人公とヒロインが石のような物体に勝負を挑むけど、
石のような物体に攻撃が当たったぞ!と思った瞬間に主人公機・ヒロイン機共に爆発するいうエンドだというのも
また後味が悪い話になっている。



838:
本当にあった怖い名無し:2012/09/13(木) 22:28:19.44 ID:jdj56rNq0
>>835
それってさ、リセット後の世界で「クリエイタ」が毎回作られるってこと?

発掘時にはすでにクリエイタがいるのに、
じゃあ何をもとにしてクリエイタが作られたんだよ



840:
本当にあった怖い名無し:2012/09/13(木) 23:33:46.85 ID:OB+8ngCy0
>>838
もういちどプレイデータを見返したら石との最終決戦時に
主人公たちは紀元前の地球に飛ばされた描写があった。

つまり
2520年:紀元前の地層からロボと石のような物体発掘 TETRAクルー以外人類滅亡
 ↓
2521年:TETRAクルー地球に帰還および戦闘 艦長と戦友死亡
 ↓
主人公・ヒロイン・クリエイタは石のような物体との戦闘中に紀元前の世界へ飛ばされる
 ↓
紀元前:主人公とヒロイン消滅 残されたクリエイタは研究施設を作り、クローン生成

となるから、紀元前のロボ=クリエイタ本人だったというオチ



843:
本当にあった怖い名無し:2012/09/14(金) 10:54:00.48 ID:AYYVv+pxO
自殺志願の男
昔、夕方ニュース番組の特集で、富士山樹海を取り上げていた。
樹海の遺品、モザイク入りの遺体、
自殺志願者を、なだめるボランティアなどの内容。
その特集では、説得ボランティアさんに密着取材してた。
そこで出会った男は、ビニールシートを持参して、そこで死ぬつもりだったらしい。
遺体処理の際に、片付けやすいように、という心配りからだった。(続く)



844: 本当にあった怖い名無し:2012/09/14(金) 11:00:50.53 ID:AYYVv+pxO
(続き)
ボランティアさんは親身になって、男を説得。
「生きていれば良いことが必ずある。あなたは若いし、家族だって悲しむ。
あなたが死んで、悲しむ人のためにも、もう少し生きてみないかい?」
最初は頑なだった男も、しまいには号泣し、心を入れ替える事に。
ボランティアさんは、男へ家族に電話する事を促し、男は家族に電話をかける事に。(続く)



845: 本当にあった怖い名無し:2012/09/14(金) 11:07:09.35 ID:AYYVv+pxO
(続き)
男の電話に出たのは、男の父の再婚相手。血の繋がらない母親だった。
母親は相手が男だと知った途端、切ってしまう。
もう一度、電話をかける男。次は男の実の父親が出る。
「もう二度と、連絡してくるな!」
ボランティアさんは、男の置かれた悲惨な状態に戸惑う。
今度は番組スタッフが、男の家族に電話をして、父親から事情を聞いた。(続く)



846: 本当にあった怖い名無し:2012/09/14(金) 11:21:42.43 ID:AYYVv+pxO
実父「息子は家族に暴力を振るってきた。更に多額の借金をし、
それをすべて家族に押し付け、逃亡した。
未だに、息子の借金に苦しんでいる。男とは絶縁する。」
呆然とするボランティアさんとスタッフ。男は、先ほどの説得を受けて
「もう少し生きてみようと思う。
また家族と一緒に暮らせるように、頑張ってみる。」
と前向きな言葉を残して、樹海をあとにした。
(終わり)



858:
本当にあった怖い名無し:2012/09/14(金) 17:40:16.66 ID:Ym1sgjU90
>>846
可哀想だけど自業自得だね
暴力に借金のコンボはキツイ

でもこういう逃げ道を求める人は一度死を恐れたら
再度自殺には踏み切らない気がするかな



868:
本当にあった怖い名無し:2012/09/14(金) 20:21:35.25 ID:RIwDaPJi0
最近になって聖闘士星矢を読んだんだけど、終盤の主人公と姉絡みの話が後味悪かった。

主人公の星矢は幼い頃姉の星華と引き離され、無理やりギリシャに修業に行かされる。
6年間の過酷な修業に耐え、彼は日本に戻ってくるが姉は行方不明になっていた。
結局姉は星矢がギリシャに送られた事を知ってすぐに弟の後を追っていて
そこで事故に遭って記憶を失い、以来雑貨屋の老人に引き取られ細々と生きていた。

皮肉な事にその雑貨屋のある村はまさに星矢が長年修業していた地のすぐ側の村。
星矢はすぐ側に姉がいることを知らずにいたのだった。
それが判明したのがまさにラスボス戦中で主人公はラスボスと相討ちになり生死不明。
(漫画が打ち切りで駆け足だったせいらしい。)

続編でなんとか生きていたとは分かったものの、植物人間状態で
結局まだ姉と会えてないんだなあと思うと物悲しい。
すごい前向きであきらめないタイプの主人公だから余計に。



869:
本当にあった怖い名無し:2012/09/14(金) 20:31:19.68 ID:iHqAai/I0
星矢といえば、てっきり姉だと思ってた女師匠が赤の他人だったことにびっくりした。



870:
本当にあった怖い名無し:2012/09/14(金) 20:40:07.77 ID:fUnrc4Jh0
まあ、日本で別れたはずの姉がギリシアでシルバーセイントやってましたなんて変といえば変なんだけど
どう見てもマリン=姉って感じだったよな



881:
ちぃちゃん 1/3:2012/09/15(土) 23:02:45.81 ID:toVR1fEU0
漫画「コグマレンサ」の中のエピソード。

都会で貧乏な生活をしているフリーターが主人公。
ペットショップの店先で小型犬を眺めていたところ、
ヤリ手店員の言葉巧みなセールスにより、わざわざローンを組んで購入することになってしまう。さらに
『当店では、万が一ペットに何かあった場合、特殊なアフターケアをさせていただいております』
と、実態のよく分からない高額なサービスまで申し込んでしまった。

ボロアパートに小型犬を連れ帰り、借金を背負ってしまったことを後悔する主人公。
しかし、せんべい布団の上にちょこんとお座りしている小型犬のつぶらな瞳を見ていると、
「この子を養うために、頑張らねば……」と思うのであった。
主人公は犬に「ちぃちゃん」と名づけ、可愛がる。
彼女も友人もいない主人公だったが、ちぃちゃんのお陰で孤独感が薄れていく。



882: ちぃちゃん 2/3:2012/09/15(土) 23:03:59.68 ID:toVR1fEU0
しかし、そんな楽しい生活も長くは続かなかった。
突然、ちぃちゃんが病気で死んでしまったのだ。
ちぃちゃんを埋葬し、フラフラと歩いていた主人公は、何者かに追われている少女とぶつかってしまう。
驚く主人公に「お願い、匿って下さい!」という少女。
主人公は流されるまま、少女を自分のアパートに連れ込む。

なぜ、追われていたのか少女は自分の身の上を語ろうとしなかったが、
主人公がなんとなく飼い犬のことを話すと「私のあだ名もちぃちゃんって言うんです」
「良かったら、私のことを『ちぃちゃん』だと思って下さい!」
というわけで、主人公はこの少女と同棲生活を送ることになる。

かわいらしい少女との、まるで恋人同士のような生活が続き、
徐々に飼い犬を失った悲しみが薄れていく主人公。
ある日のこと、
「ひょっとしたら、彼女は本当にちぃちゃんの生まれ変わりなのかも……ハハ、まさかな」
そんなことを考えながら帰宅すると、少女の姿がない。
「ひょっとして、追っ手に捕まったのか!?」と慌てる主人公だが、
ちゃぶ台の上に書類があることに気づく。そこには、



883: ちぃちゃん 3/3:2012/09/15(土) 23:05:22.11 ID:toVR1fEU0
「ペット死亡によるアフターサービス期間終了のお知らせ」
という見出しと、これまでの少女との生活は、実はペットを亡くした飼い主を
ケアするためのサービスであった旨と、『別紙のアンケートにご協力下さい』
と書いてあった。

アンケート用紙には、少女のかしこまった顔写真と
「当社の社員のサービス内容はいかがだったでしょうか。悲しみは充分に癒されましたか?
以下、あてはまるものに丸をつけて下さい」といった設問が書いてあった。

ちゃぶ台に広げたアンケート用紙の写真と、飼い犬の写真を見比べ、
「ちぃちゃんが2回死んじゃった……」と呟く主人公のセリフで終わり。



884:
本当にあった怖い名無し:2012/09/16(日) 00:06:19.50 ID:n1uxcIN90
そこは「よかった、本当に悪い奴に追われてたわけじゃなかったんだな」じゃね?



885:
本当にあった怖い名無し:2012/09/16(日) 02:50:15.87 ID:OFrkOkco0
でも実際にやられたら悪質な嫌がらせレベルだろ
ショックでかいぞ



903:
本当にあった怖い名無し:2012/09/16(日) 22:02:44.47 ID:XNJd04GZ0
PS2ゲーム 「GOD OF WAR」

ギリシア神話が舞台のアクションゲーム。

スパルタの戦士長だった主人公クレイトスは、ある蛮族を攻めたが
返り討ちにあい、今まさに殺されるところだった。
クレイトスは自分の魂と引き換えにこの蛮族を滅ぼしてくれと、戦いの神アレスに懇願した。
戦いの神アレスは蛮族を一掃するとともに、クレイトスに強大な力を与えた。

その力を用いて虐殺を繰り返していたクレイトスは、平定しようとしていた村で偶然居合わせた妻子を殺してしまう。
妻子をこの村に連れてきたのはアレスであった。クレイトスの唯一のよりどころであった妻子を殺させることで、
殺りく兵器に仕立てようとしたのであった。
その日からクレイトスは妻子を殺したという悪夢に苦しむことになった。



905: 本当にあった怖い名無し:2012/09/16(日) 22:17:05.45 ID:XNJd04GZ0
10年も悪夢に苦しんだクレイトスは、アレスの妹アテナに懇願した。
この悪夢から逃れるにはどうすればよいのか、と。

アテナはこう助言した。「今、兄アレスが私の街アテナを滅ぼそうとしています。
アレスを倒すのです。そうすれば、貴方の罪は許されるでしょう」と。
悪夢から解放されるため、クレイトスは復讐の旅に出た。

幾多の死闘を乗り越え、アレスを倒したクレイトスだったが、
悪夢は消えなかった。
未だに悪夢が消えないことをアテナに伝えると、信じられない返事が返ってきた。
「貴方の罪を許すとは言いました。それは護ります。
しかし悪夢を消すとは約束していません。神といえども貴方の忌まわしい過去を
拭うことはできないのです」

神々にだまされ、絶望したクレイトスは、ギリシャの一番高い山から身を投げた。
死こそが、苦しみから逃れられる唯一の術だった。

しかし、不思議な力で身体が舞い上がり、崖の上まで戻されてしまった。
彼を迎えたのはアテナの神像だった。
「貴方はまだ死ぬべきではありません。アレスは残忍でした。
彼の行為を止めねばなりませんでした。しかし彼のいない今、
オリュンポスには新たな戦いの神が必要なのです。
この階段を上りなさい、貴方の未来が待っています。」

戦いの神がいなくなった今、クレイトスが新たな戦いの神として
神々によって無理やり君臨させられた。

復讐も果たせず、死ぬことも許されず、神々の都合で
永遠に神として生きていくしかなかった。
                                以上



907:
本当にあった怖い名無し:2012/09/16(日) 23:16:41.21 ID:dxyi3Lok0
> スパルタの戦士長だった主人公クレイトスは、ある蛮族を攻めたが
返り討ちにあい、今まさに殺されるところだった。
クレイトスは自分の魂と引き換えにこの蛮族を滅ぼしてくれと、戦いの神アレスに懇願した。
戦いの神アレスは蛮族を一掃するとともに、


最初から最後まで一貫して虐殺者です。



909:
本当にあった怖い名無し:2012/09/17(月) 00:25:15.44 ID:ITbXLNyG0
>「GOD OF WAR」
は色んな意味で神ゲーだったな。

化物に飲み込まれそうになってるヤツを見捨てたり、門を開けようとしないヤツを
容赦なく遠距離魔法で頃したりw
悲鳴が聞こえる小屋があり、ようやくカギを見つけて開けたら拷問された死体ばかりだったり。



912:
本当にあった怖い名無し:2012/09/17(月) 01:30:27.26 ID:oZX1I+Qy0
今出てる情報だけだと極悪主人公が酷い目にあったって因果応報的な話っぽいけど



転載元:http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1345021238