昨年末、スマートウォッチメーカーPebbleの買収で話題になった活動量計メーカーのFitbitが、常時心拍数を計測し続ける活動量計では世界最薄をうたう「Alta HR」を発表しました。
1年前に発売したAltaと同サイズながら、内部コンポネートを刷新し心拍数計測に対応。同じ心拍数測定機能を搭載するFitbit Charge 2に比べても公称で25%スリムです。また、バッテリーの持続時間もAltaの5日間から7日間に伸びています。
今回もっとも特徴的なのが、新しい睡眠計測機能「Sleep Stage」と、それに基づく考察機能「Sleep Insights」の追加です。
睡眠の自動記録自体はAltaやFlex 2などの従来モデルにもありましたが、「Sleep Stage」では加速度計とPurePules心拍計を組み合わせることで浅い眠りや深い眠り、レム睡眠などの状態も記録します。
「Sleep Insights」は、過去に集められた250万年分に相当する30億夜分の睡眠ログをもとに、身長や体重・最近の運動量などその人の特性にあった個別の睡眠アドバイスを提供します。
例えば、「ランニングをした日はしなかった日に比べて20分以上、よく眠れている」「今週末の睡眠時間は平日よりもかなり長くなっている。今週は平日に十分な睡眠をとれなかった兆候かもしれない」「今週はほぼ同じ時間帯に就寝することができました。この習慣を持つ人は、就寝時間がバラバラな人よりも最大40分長い睡眠時間を得ることができます」といった具合です。
Alta HRは通販ショップ、家電量販店、ECサイトで4月中旬より先行販売を開始。その後順次家電量販店や店頭で発売予定です。参考小売価格は税込2万1384円。また、ソフトピンクのクラシックバンドに22kローズ金メッキ、 ブラックのクラシックバンドにツヤなしのガンメタ仕上げが特徴のスペシャルエディションは、2万5704円で販売します。
なお、Sleep StageはAlta HRのほか、心拍数計測機能のあるBlazeとCharge 2にも提供され、Sleep Insightsは睡眠記録に対応していないFitbit Zipを除くすべてのFitbitデバイスで利用可能になります。