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個性派ジョイパッド愛好家垂涎、Steam純正コントローラーがビックカメラなどで販売開始 - Engadget 日本版

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個性派ジョイパッド愛好家垂涎、Steam純正コントローラーがビックカメラなどで販売開始

リモートプレイ用ストリーミングデバイス『Steamリンク』も取り扱います

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Steamの公式ゲームコントローラーとして、あるいは「変ジョイパッド愛好家垂涎の」と呼べる特殊コントローラーとしても知られる『Steamコントローラー』。日本の量販店では見る機会の少なかったこの製品の販売を、ビックカメラとTSUKUMOの各店、秋葉原のパソコンショップアークが開始しました。

これは、スマートフォンやPC関連周辺機器を扱う販売代理店「リンクスインターナショナル」が取り扱いを開始することによるもの。価格は7344円(税込)。
合わせて、テレビ用のストリーミングアダプタ『Steamリンク』も販売開始となります。価格はこちらも7344円(税込)です。

Gallery: StermコントローラーとSteamリンク | 16 Photos







これまでSteamコントローラーとSteamリンクを店頭で扱うショップは、ドスパラ、パソコン工房、グッドウィルといったPCパーツショップのみ。これは株式会社デジカ経由によるルートで、合わせてデジカは自社で運営するSteam公式サイト『PRO スチーマー』でも販売していました。

今回の販路拡大は、このデジカとリンクスインターナショナルの協業によるもの。とくにビックカメラ各店での販売が開始されるというのは注目点で、販路拡大という点では大きそうです。



さて、「Steamコントローラー」の特徴は、左右に配置された円形のデュアルトラックパッド(タッチパッド)。左側にアナログジョイスティックは配置されているものの、昨今のジョイパッドで一般的な十字キー(Dパッド)は省略され、タッチパッドに代替(ただし内部にスイッチもあり、タッチパッドを使わず、Dパッド的に使えるようにもなっています)。



右手側のメインボタンも4個が配置されてはいますが、他のコントローラーで置かれる「特等席」には右手側タッチパッドが位置。また他のゲーム機用コントローラーでは珍しい、グリップ部の裏にボタンが設けられている点も特徴です。

また、タッチパッドはゲーム側にマウスとして認識させることも可能なため、ユーザー側がツールを導入せずとも、コントローラでの操作が難しかったPCゲームにも対応。「従来のアナログスティックでも代替が難しいPC用FPSやRTSの操作を考慮した結果、デュアルタッチパッドを採用した」というコンセプトのコントローラーです。



さらにジャイロセンサーと加速度センサーによる本体の傾き検知(これによる入力も可能で、かつタッチパッドとの併用、オン/オフをトグルするボタンの設定も可能)や「HD ハプティクス」と称する高精度振動機能なども採用。

さらにカスタマイズ性も非常に高く、また設定はSteamコミュニティ上で共有が可能。公開されたゲームタイトルごとのカスタム設定をベースに使うことも可能です。

なお、コントローラー機能割り当ての編集や保存、共有はSteamのBig Pictureモード上で行なうため、同モードが実行可能なPCが必要です(XBOX 360コントローラーやPS4用のデュアルショック4をSteamで扱う場合に近い扱い)。



またPCとの接続はUSBと専用無線の共用式。無線接続時はUSB接続の専用レシーバーを経由するタイプ、通信範囲は約5mです。バッテリーは単3電池2本で、バッテリー持続時間の目安は最大80時間。

海外での評価やゲームプレイの様子などは、下記の海外発売時記事を参照ください。

ゲーム操作が大きく変わる!? 「Steam コントローラ」のモーションコントロール+タッチパッドの使い心地は?




同時に販売が開始される『Steamリンク』は、フルHD解像度、60fps出力に対応するストリーミングデバイス。Googleの『Chromecast』のSteam版とも呼べる存在です。

ゲームに耐える画面表示性能を実現しているためストリーミングデバイスとしては比較的高価ですが、ストリーミング用だけあり、当然ながら単体ではゲームプレイはできません。いわゆる「同一ネットワーク上」にSteamを実行可能なPCが必要です。



LAN接続は100Mbpsと有線とIEEE 802.11ac(2×2 MIMO)の無線をサポート。ただしSteam側は、ゲームプレイ時は有線接続を強く推奨しています。

インターフェイスはディスプレイ用のHDMI出力×1に加え、USB2.0×3を装備。またコントローラー接続用としてBluetooth 4.0にも対応します。

またコントローラーが(当然ながら)別途必要。対応するコントローラーはSteamコントローラーと、Xbox360 Controller for Windows、Xbox Oneと360の有線コントローラー、LogitechのF710をサポート。また非公式ですが、PC上でのSteamと同じく、PS4用のデュアルショック4にも対応します。



SteamコントローラーとSteamリンクの両者は、Steam純正のデバイスだけあり、PCゲームをテレビの前などで手軽にプレイするための工夫が凝らされている点が特徴。

Steamコントローラーに関しては、あまりにも前衛的な設計や、タッチパッド部がマルチタッチに非対応といった点などから、Steam上のレビューでも、最近の評価においては「賛否両論」が出ているほどクセの強いデバイス。ですがそれゆえに、店頭で触れられる機会が増加するというのは、興味のあるユーザーにとってもメリットとなるはずです。

Steamを日々使って積みタイトルを増やしている歴戦のEngadget読者のみならず、変わったゲームコントローラに目がない方、斬新な入力デバイスに興味のある方などにはぜひ一度触ってみてほしい製品だけに、この販路拡大は歓迎したいところです。

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