13月のゆうれい最終2巻 「女と男と女装男子、三者三様、恋と自意識」
高野雀氏がフィール・ヤングで連載されていたコミックス「13月のゆうれい」最終2巻【AA】が、8日に発売になった。
『13月のゆうれい』は、2巻巻頭のあらすじが『「可愛い」が苦手なネリは、街中で3年ぶりに双子の弟・キリと再会。キリはネリにそっくりな顔で、「可愛い」服を着こなす女装男子になっていた。弟の変化に動揺したまま参加した合コンで、ネリは周防という男に一目惚れをする』で、洒落っ気のない女「ネリ」(佐波寧里)と、ネリの双子の弟で女装癖がある「キリ」、キリと同居する男「周防」のお話(登場人物)。
今回発売になった「13月のゆうれい」2巻【AA】には第8話〜第14話と、描き下ろし「Another Scene」を収録し、オビ謳い文句は『周防君は、私の見た目を好きになったのかな』、『堂々完結。恋人は、双子の弟(の女装姿)に恋した男』で、裏表紙は『女と男と女装男子、三者三様、恋と自意識』になってた。
「可愛い」嫌いな女子・ネリと、「可愛い」服を着こなす女装男子・キリは双子の姉弟。ネリはキリの同居人・周防と付き合うことになるが、彼は高校の頃からずっと、女装したキリへの恋心に囚われていた。自分はキリの代わりに選ばれたのではないかと、ネリの心中は複雑で…。一方、しばらく女装を封印することにしたキリにも、新しい恋が到来し――?
フィール・ヤング編集部ブログ
「13月のゆうれい」2巻【AA】の感想には、ichicoさん『「女装した弟」の代わりに選んだのでは…?と悩むところから、自分の性や容姿との折り合いをつけていくお話に展開するのが、すごくぐっときた』、泡凪伊良佳さん『1巻はネリちゃんへの共感一辺倒だったのですが、今回は全員に共感してしまい、痛い痛い言いながら読みました』、るいさん『ネリもキリも、みんな人生前に進もうとしてて、かっこいいな』などがある。
なお、作者:高野雀氏は、あとがき漫画で『たった14回、2巻の漫画でも、終わってみると少しさみしい。連載中は、現実生活みたいに折合いがつかないことが多くて難儀しましたが、担当編集さんの助言をふんだんに戴いて、自分ひとりだったら描かないであろう話が描き切れてよかったです』などを描かれている。
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画像:コミティア30thクロニクル 第2集 高野雀「The other Two」
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「13月のゆうれい」の完結第二巻が3/8に発売される運びとなりました。やった〜!
「13月のゆうれい」第二巻・書店特典のお知らせ
書下ろしおまけ漫画が入っているのですが、最初描こうと思っていたのはこんな感じ
サイン本、新京極のヴィレヴァンにあるそうです…!
2巻発売前ということで、2巻のキャッチーなコマを貼っておきますね…
高野雀 - Wikipedia
高野雀「13月のゆうれい」完結巻、女・男・女装男子による三角関係の運命は
【感想リンク】
悩むところから、自分の性や容姿との折り合いをつけていくのがすごくぐっときた
今回は全員に共感してしまい、痛い痛い言いながら読みました
ネリもキリもみんな人生前に進もうとしててかっこいいな
いい感じにまとまってて素敵でした
読んでる最中に、あんなコトやらこんなコトやら思い出して悶絶したり
こんなに刺さりまくったこと、ここ最近ではちょっと思い出せない
締め付けられる思いで読み進めて、でもちゃんと最後には自由になれて良かった
読んでいて伝わって来る、もだもだ感が何とも心地よい
13月のゆうれい 2巻 感想 - 読書メーター