ラフィエル「サターニャさんのいる所ならどこにでも湧きますよ~」サターニャ「どんなメカニズムよ!」
- 2017年03月10日 23:40
- SS、ガヴリールドロップアウト
- 1 コメント
- Tweet
ヴィーネ「たしかにちょっと気になるわね、いいわよ」
ガヴリール「めんどくさ、私まで巻き込むなよ」
サターニャ「目には目を、歯には歯を、天使には天使を!って言うじゃない?」
ガヴリール「お前そんな難しい言葉知ってんのな」
サターニャ「えっへん」
ヴィーネ「お前……」
サターニャ「とにかく手伝いなさいよ、もし解明できたら学食のメニューなんでも好きなのひとつ奢ってあげるわ」
ガヴリール「乗った!」
ラフィエル「ふんふんふーん♪」
ガヴリール「1時まであと……2分?長っ」
ヴィーネ「もうすぐよ、余所見しちゃダメよ?」●REC
ガヴリール「……3、2、1……時間だ」
ラフィエル「!!」ビュバッ!!
ヴィーネ「消えた!?」
ガヴリール「あー、やっぱりな」
サターニャ「うぎゃあああ!やっぱり来た!!」
ラフィエル「サターニャさんが私を呼ぶ声が聞こえましたので♪」
サターニャ「よ、呼んでないわよ!」
ラフィエル「あれ?おかしいですね、たしかに聞こえたはずなんですが……」
サターニャ「だから呼んでないってば!あっち行きなさいよ!」
ラフィエル「まあまあ、いいじゃないですか♥」
サターニャ「よくないわよー!!」
サターニャ「それで私のところまで来てるってこと?」
ヴィーネ「なんか怖いわね……」
ガヴリール「チャンスを逃さないプロ根性みたいなもんだろ」
サターニャ「そんなプロいらないわよ!」
ヴィーネ「それにしても、なんでサターニャがラフィを呼んだのが聞こえたのかしら」
ガヴリール「いくら天使でも意識しなきゃあの距離の声は聞こえないけど……」
サターニャ「じゃあずっと私の声を聞き逃さないように意識してるわけ?怖っ!!」
ガヴリール「いや、それは疲れるからないだろ」
ヴィーネ「ガヴが体力なさすぎるだけじゃないの?」
ガヴリール「失礼だな……私じゃなくたって四六時中個人に意識向けてたら疲れるっての」
サターニャ「じゃあなんなのかしら……」
サターニャ「どれどれ……うわっ、ほんとに消えた」
ガヴリール「こんな所で神足通使ったら怪しまれるだろ……」
ヴィーネ「うーん、でも特に何かってことは……」
サターニャ「ないわね……」
ガヴリール「……あ」
サターニャ「なに?」
ガヴリール「ちょっとここ、見てみろ」
サターニャ「ここってどこよ?」
ヴィーネ「アホ毛?」
サターニャ「あ!!アホ毛がピクピク動いてるわ!!」
ヴィーネ「風で揺れたとかじゃなくて?」
ガヴリール「教室で風なんか吹くか?扇風機でも回ってるならまだしも」
サターニャ「つまり……これはアンテナってことね!」
ガヴリール「恐らくな……」
ヴィーネ「アンテナ?」
ガヴリール「サターニャがバカなことやったり、自分の名前を呼んだりした時に反応するようになってるんだろう」
サターニャ「バカなことってなによ!」
ガヴリール「そうだな」
サターニャ「いよいよもって怖いんだけどあいつ……」
ガヴリール「まあ謎は解明できたし、約束の奢りは……」
サターニャ「待ちなさい!まだそうと決まった訳じゃないわよ!」
ガヴリール「はぁ?」
サターニャ「実験して対策するのよ!」
ガヴリール「悪いな、大盛りカツカレーの為だ」ギチギチ
ヴィーネ「ごめんね、すぐ終わるから」
ラフィエル「私何か、縄で縛られるようなことしましたっけ?」
ガヴリール「……もうすぐ時間だな」
ラフィエル「あの、聞いてます?」
ヴィーネ「3、2、1……」
ラフィエル「!!」ビュバッ!!
ヴィーネ「……消えた」
ガヴリール「縄だけ残して……」
ラフィエル「サターニャさーん♥」
サターニャ「なんで当たり前のように縄抜け出してんのよ!!」
ガヴリール「だって天使ですもの」
ヴィーネ「物理的に拘束するのは意味なさそうね……」
サターニャ「かくなる上は……」
ラフィエル「はい?」
ガヴリール「えい」チョキー
ラフィエル「!?!?!?」
ガヴリール「もういいぞ」
ラフィエル「ななななんの真似ですか!?」
ガヴリール「3、2、1……」
ラフィエル「……!!」ピコーン!!
ラフィエル「!!」ビュバッ!!
ガヴリール「……消えた」
ヴィーネ「ダメだったわね」
サターニャ「絶対成功すると思ったのにー!」
ガヴリール「もう諦めろよ」
サターニャ「嫌よ!なんでいつまでもあいつに追いかけ回されなきゃいけないの!?」
ヴィーネ「仕方ないじゃない」
サターニャ「仕方なくなーい!!」
ガヴリール「なんの真似だよ」
サターニャ「お願いします!!私に神足通を教えてください!!」
ガヴリール「はぁ?」
サターニャ「もう私悟ったわ!瞬間移動には瞬間移動で対抗するしかないって!」
ガヴリール「いやあれ天使の特権だし……」
サターニャ「いいから教えなさいよぉぉぉ!!!」ガシッ
ガヴリール「焼肉奢るか?」
サターニャ「ぐっ……し、仕方ないわね!!」
ガヴリール「乗った」
タプリス「げっ!!天真先輩をたぶらかした悪魔!!」
ガヴリール「は?」
サターニャ「お願いします先生!!」ドゲザー
タプリス「えええ!?!?」
サターニャ(ガヴリールのムフフな写真あげるから!!)ゴニョゴニョ
タプリス「……いいでしょう!教えて差し上げますっ!」
ガヴリール「お前ら今なんて言った?」
ヴィーネ「す、すごいわね……どっから出てくるのよその情熱……」
サターニャ「全てはラフィエルから逃げ切って安息を手に入れるため……!!」
ラフィエル「私がなんですか?」
サターニャ「ぎゃああああ!!!」
ラフィエル「こんにちはサターニャさん♥」ニコッ
サターニャ「そ、そうだ!神足通!!」ビュバッ!!
ラフィエル「!」ビュバッ!!
ヴィーネ「2人とも消えた!?」
ラフィエル「まぁ、サターニャさんもマスターしたんですか?」
サターニャ「いやー!!」ビュバッ!!
ラフィエル「待ってくださいよー♥」ビュバッ!!
ビュン!!ビュン!!
ガヴリール「ドラゴンボールみたいになってるぞ」
ヴィーネ「2人とも諦めが悪いわね……」
ラフィエル「いい加減諦めたらどうですか?私から逃げ切るなんて無理なんですよ♥」
サターニャ「……なんでそんなに私に付きまとうのよ!!いい加減にしなさいよ!!」
ラフィエル「なんでって、好きだからに決まってるじゃないですか?」
サターニャ「人間社会ではそれをストーキングって言うのよ!!S級違法行為(ギルティーアクション)だから!!」
ラフィエル「……そんなに、嫌ですか?」
サターニャ「え?」
ラフィエル「……私に付きまとわれるのは、そんなに嫌ですか……?」ポロポロ
サターニャ「ちょ、待って、なんで泣いて……」
ラフィエル「うえええええん……」
ラフィエル「うっ、うそですぅ、サターニャさんは私のこと嫌いなんですぅ……ひっくひっく」
サターニャ「違うって!ら、ラフィエルのことは……その……大事な友達だと思ってるし……///」
ラフィエル「……ほんと……ですか……?ひっく」
サターニャ「ほ、ほんとよ!だから泣くんじゃないわよ!///」
ラフィエル「嬉しいですー♥」ギュッ
サターニャ「!?」
ラフィエル「もう逃がしませんからね?うふふ♥」
サターニャ「」
ラフィエル「嫌ですー!!私のですー!!」
ガヴリール「焼肉奢ってもらう約束になってんだよ!!」
ラフィエル「そんなのガヴちゃんの都合じゃないですか!!」
ガヴリール「返せっての!!」
ラフィエル「いーやーでーすー!!」
コメント一覧
-
- 2017年03月10日 23:58
- サターニャ、強く生きろ(ラフィエルのために)
スポンサードリンク
デイリーランキング
新着コメント
マンスリーランキング
最新記事
掲示板サイト
アンテナサイト
LINE読者登録QRコード
スポンサードリンク