梨沙「魔法少女マジカルペアー!」
短め、書き溜めありです。
前作:桃華「魔法少女マジカルモモ!」
の続きとなります。
桃華「今週もそろそろわたくし主演の『魔法少女マジカルモモ』が放映される時間ですわね」
桃華「前回は苦戦するマジカルモモの前に梨沙さん扮する謎の魔法少女が現れて怪物を倒して去っていった所まででしたわね」
(ガチャッ)
梨沙「桃華、おっはよ~」
桃華「あら梨沙さん、ごきげんようですわ」
梨沙「今日も一緒に『マジカルモモ』を見に来たわ!」
桃華「うふふ、構いませんわよ」
桃華「梨沙さんの変身シーンもあるのでしょうか」
梨沙「カッコイイ感じになっていると良いわね~」
桃華「梨沙さん…わたくしの変身シーンを見てもそんなことが言えます…?」
梨沙「う”っ…で、でも、あのシーン全国の(おっきな)お友達から大好評だってちひろが言ってたわよ?」
桃華「何か含みがあったように聞こえましたが気にしませんわ!」
梨沙「あっ、そろそろOP終わるわね」
桃華「これまではわたくしとその関係者が映っているだけでしたけど、今回からOPにも梨沙さんが映るようになったのですわね」
梨沙「地味なトコロで芸が細かいわね」
モモカ『前回はパン屋の娘さんが変化してしまった怪物グラトニーを相手にしていた所大ピンチに!』
モモカ『あわやという所で現れた謎の魔法少女さんに助けられましたの!』
モモカ『あの方は一体何者なんでしょう…?』
梨沙「前回のあらすじね」
桃華「あの時のみちるさんは演技だということがわかっていても少し怖かったですわ…」
梨沙「完全に捕食者の目してたもんね…」ブルッ
桃華「と、とりあえず画面に集中しましょう!」
モモカ『はぁ…』
ハルチン(おうどーしたモモカ、元気ねえな)
モモカ(ハルチンさん…昨日のあの魔法少女のことで少し…)
ハルチン(あ~…多分こっちに来てる別の妖精が他の魔法少女を見つけたんだろうな)
モモカ(成程…)
(キーンコーンカーンコーン)
ティーチャー・ヘレン『ヘーイ!グッモォニンエッブリワァン!』
ティーチャー・ヘレン『声が小さいわよ!朝からそんな程度ではせいぜい自宅レベルね!ワンモアセッ!』
ティーチャー・ヘレン『ヘーーーイ!!!』
生徒『ヘーーーイ!!!』
ティーチャー・ヘレン『オーケイナイス世界レベル!シッダン!』
(ガタガタ)
ハルチン(なぁ…毎度思うがあの先生ってさぁ…)
モモカ(…ノーコメントですわ)
生徒1『な、なんだって~!?』
生徒2『ティーチャー・ヘレンが世界レベルと評価する転校生…?』
生徒3『一体どんな子が…』ゴクリ
???『先生…なんかハードルが上がりまくって入りにくいんですけど…』
ティーチャー・ヘレン『ふっ!気にすることはないわ!ハードルが高いのならくぐり抜けやすいじゃない!さあ、カムイン!』
???『…』カツカツ…
生徒B『ちょっとキツそうなツリ目が良い…』
生徒C『あの長いツインテール…萌える!』
生徒D『でも世界レベルなんだろ…?』
生徒E『あのツインテールで空でも飛ぶんだろうか…』
生徒F『キャノン砲になるのかも』
ハルチン(なぁ…お前のクラスメイト毒され過ぎじゃね?)
モモカ(ノーコメントですわ!)
???『ええっと…』
ティーチャー・ヘレン『さあ、自己紹介をなさい!そしてあなたの名前を世界に刻むのよ!』
リサ『えっと…リサっていいます、パパのお仕事の都合でこちらに引っ越してきました』
リサ『みなさん、仲良くしてくださいね♪』きゃるん
生徒達『…』シーン…
リサ『あ…あれっ?』
生徒ろ『ああ…その通りだな…』
生徒は『良い自己紹介だった、掛け値なしに』
生徒に『世界レベルに可愛い!』
生徒達『リーサ!リーサ!リーサ!』
リサ『な…なんなの…!?』
ハルチン(なあ…)
モモカ(ノーコメントですわっ!!!)
梨沙「…なんというかこのクラス凄いわよね」
桃華「メインであるわたくし達が霞んでしまっていますわ…」
桃華・梨沙「これが…世界レベル…!」ゴクリ
(キーンコーンカーンコーン)
ティーチャー・ヘレン『リサは…モモカの後ろの席に座ってちょうだい!』
リサ『は~い!』
(カツカツカツ…)
モモカ(この子…昨日の魔法少女に似てますわね…)
リサ『…アナタがモモカさん?』
モモカ『えっ、ええ、そうですわ!リサさんのお席はわたくしの後ろですわね』
リサ『ありがとう、それと…』
モモカ『?』
リサ『後でおツラをお貸しになって下さいね』ニコッ
梨沙「何よ!笑う事ないじゃない!」
桃華「いえ、珍しいおすましモードの梨沙さんからこの言葉が出てくるのはなかなかの破壊力で…」
梨沙「それにしたってアンタツボにハマりすぎよ!撮影中もここで何回NG出したと思ってんの!」
桃華「しょうがないじゃありませんの!普段の梨沙さんを知っていれば知っているほどここはギャップが…」
梨沙「普段は猫かぶっているからこんな感じでってディレクションの結果よ!アタシは悪くないわ!」
モモカ『ついに放課後になってしまいましたわ…』
ハルチン(アイツずっとお前を刺すような視線で睨んでたな)
モモカ(お陰で今日は授業に身が入りませんでしたわ…)
リサ『モモカさん?』
モモカ『はっ、はい!』
リサ『では…ちょっと学校内を案内してくださる?出来ればあまり人の来ない所とか』ニコッ
モモカ『はぁ…わかりましたわ、ついてきて下さいな』
リサ『ええありがとうございます、モモカさんは優しいのですね』
生徒1『モモカさんとリサさんが並んで歩いている…』
生徒2『尊い…』
生徒3『世界レベルの尊さだ…』
モモカ『~~っ!す、少し急ぎますわよ!』スタスタ
リサ『え、ええ!わかりました!』スタスタ
モモカ『…ここなら、あまり人も来ませんわ』
リサ『あ”~…息がつまるわ…ずっと突っ込みたかったけど、アンタのクラス何よあれ!変人ばっかじゃない!』
モモカ『…ノーコメントですわ』
モモカ『それにしても…』
リサ『あによ?』
モモカ『いえ、随分キャラが変わられましたわね、と』
リサ『一応ここお嬢様学校じゃない?猫かぶっておこうと思ったんだけど…』
モモカ『まぁ…世界レベルですからね…』
リサ『それはさておき、挨拶は昨日の夜済ませたわよね?』
リサ『そうよ!もう一人の魔法少女が居るっていうから見てみたらてんで弱いじゃない?だから、これからはアタシが戦ってあげるからアンタは…』
モモカ『リサさん…』ギュッ
リサ『…へ?』
モモカ『嬉しいですわ!そんなことをおっしゃってくれるだなんて…リサさんはきっと良い人なのですわね?』
リサ『えっ?えっ!?』
モモカ『元はと言えばこの…』ズボッ
ハルチン『うげっ!』
モモカ『このおバカ妖精のせいで巻き込まれてしまってしょうがなく戦っていましたの!』
モモカ『リサさん…わたくし、アナタとは仲良くなれそうな気がしますわ!』ズイッ
リサ『いやちょっと近い近い!なんでそんな嬉しそうなのよ!普通はなんか悔しそうにするモンじゃないの!?』
モモカ『ですから、わたくしは巻き込まれただけですし』
リサ『いやいや、でもこれまで少しは戦ってきてなんていうか…そう、使命感みたいなのとか出てきたんじゃないの!?』
モモカ『そうは言われましても…これまではわたくしの家の使用人やお友達が危険に晒されたのでそれを守るために戦っていただけですし』
モモカ『他にやれる方が居ないからしょうがなくやっていたので、他の方がいらっしゃるなら別に魔法界の尻拭いに手を貸す義理はありませんわ』
リサ『そ、そう…』
モモカ『さしあたっては…そうですわ!わたくしのお家でお茶にしましょう!』
リサ『なんでそうなるのよ!』
ハルチン『あ~…盛り上がってるトコ悪いけど、良いか?』
リサ『あによ?』
モモカ『なんですの?』
ハルチン『リサが魔法少女になったってことは力を与えた妖精が居るはずだよな、ソイツはどこに居るんだ?』
リサ『ああ、アイツならこのカバンの中に…』
???『…』シュバッ
ハルチン『ぐえぇ!?』
コメント一覧
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- 2017年03月10日 23:56
- 髪の毛をいじらなければ戦えない。髪の毛をいじればハゲる。ちょっとこの魔法少女重すぎない?
おれはハゲじゃないけど
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あんなにアイドルいたら逃す番組も普通にあるか
面白かったけどパンチに欠けるな