米グーグルは9日(現地時間)、4K(3840×2160)解像度の55インチディスプレイを採用したデジタルホワイトボード「Jamboard」を、正式に発表しました。
既に、Jamboardの存在とコンセプトについては、昨年10月の時点で公開されていましたが、ついに今回、製品としての完成を迎えたことが正式に発表されました。
Jamboardは、まさしく米マイクロソフトの「Surface Hub」への対抗馬であり、クラウド技術を利用してJamboard同士、あるいはJamboardと接続したスマートフォンやタブレットなどと、リアルタイムで情報や画像を共有することを可能にしています。
また、スタイラスペンなどを用いて本当のホワイトボードのように使用することや、内蔵カメラを利用してビデオ会議を行うことなどが可能な点についても、Surface Hubと同様です。
このJamboardの最大の魅力の1つに、導入に掛かるコストの低さが挙げられます。Surface Hubの55インチモデルの販売価格が8999ドル(約103万3000円)であるのに対し、Jamboardは4999ドル(約57万4000円)にて、5月中にも発売されるとのこと。
なお今回、採用されているOSやプロセッサの詳細については発表されませんでしたが、おそらくはAndroid OSまたはChrome OSのどちらかが実装されているものと推察されます。
採用しているプラットフォームが完全に異なる以上は単純に比較できませんが、Jamboardは、Surface Hubにとっては非常に “厄介な”、消費者にとっては “魅力的な” 選択肢となりそうです。
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