通信速度調査では常に上位ーーそう語るのはLINEモバイルの代表取締役社長 嘉戸彩乃氏です。3月14日の記者会見で、LINEモバイルのこれまでの実績、および今後の新サービスについて語りました。
LINEモバイルは、2016年9月にサービスを開始した格安SIM(MVNO)です。
特徴はLINE・Twitter・Facebookのデータ消費がカウントされないカウントフリー機能。この対象は順次拡大しており、11月にはInstagramを追加しています。2017年1月には主要SNSに加え、LINE MUSICのデータ通信が対象となる「MUSIC+プラン」を追加、2月にはLINEアプリの新機能「ニュースタブ」も対象に加えています。
今後は音楽カウントフリー拡大、通話定額も導入
今後は、「MUSIC+プラン」を拡充します。同プランのカウントフリー対象は現在「LINE MUSIC」のみですが、初夏をめどに、他の音楽系サービスを追加。詳細は非公開ですが、料金は据え置くとのこと。Apple MusicやGoogle Play Music、AWAといった競合が対象となるのか注目したいところです。また、要望の多かった「通話定額オプション」も2017年初夏に提供予定。詳細はサービス開始時に発表するとしています。
さらに、リアル店舗での販売も強化します。3月15日よりビックカメラ・ヨドバシカメラの全10店舗で即日開通が可能に。また今後は、リアルでのタッチポイントを全国100か所以上に拡大するとしています。
通信速度は常に上位にランクイン
嘉戸社長はLINEモバイルの通信速度について強い自信を示します。「ユーザーが急増する中、LINEモバイルは常に安定した速度を提供している。各媒体では多数の速度調査が行われているが、常に上位にランクインしている。今後も安定した速度を提供するように尽力していく」(嘉戸社長)
LINEモバイルの嘉戸社長
また、LINEの公式アカウントでユーザーがいつでも質問できる「いつでもヘルプ」も好評だといいます。これは、24時間365日AIで自動応答。さらに、10時から19時の間は有人オペレーターによるチャットでのサポートが受けられるサービスです。
「電話に繋がらない、待たせられるということを一切起こしたくない。リアルタイムに、お客様を待たせることなく、カスタマーサービスを提供できる強みがある。このサービスは非常にお客様の満足度が高く、有人オペレーターの満足度は96%以上とされている」(嘉戸社長)
音声通話付き契約の比率が高まっているという
また、3月15日より女優「のんさん」を起用したLINEモバイル初のテレビCMを全国で放映。積極的なプロモーションを実施し、ユーザーの獲得を目指すとしています。