インテル、自動運転のMobileyeを1兆7600億円で買収。車載システムとクラウドの両輪で成長狙う
Nvidia、クアルコムを追走
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最近はVRやドローンなどにも手を広げつつあるインテルが、自動運転用センサーなどを開発するイスラエル企業Mobileyeを153億ドル(1兆7600億円)で買収すると発表しました。MobileyeといえばテスラModel Sの自動運転機能Autopilot向けにセンサーを供給していた企業としても知られます(死亡事故発生後、テスラは内製センサーに変更)。
これまでに237車種330万台の車にセンサー類を提供してきたMobileyeは、最近はBMWの「iNext」自動運転プラットフォームでインテルとの協力体制で技術開発を進めていました。
インテルは自動運転技術のトレンドを見据え、より汎用的な自動運転アーキテクチャーの構築を考えたとき、Mobileyeの技術を取得することで互いの強みをさらに引き出せると判断しました。
すでにPC向けプロセッサーは産業として頭打ちの状態にあり、モバイル向けSoC分野ではクアルコムの勢いが増しています。そんななか、インテルはこれから最も伸びるコンピューティング分野のひとつとして自動運転を取りに行ったと言えそうです。
2020年代には自動運転車が毎日大量の走行データをクラウド(データセンター)へせっせと送信する時代が来るとされ、インテルとMobileyeの技術による自動運転車の普及は、それらビッグデータを転がすデータセンター向けチップの売上増にも貢献しそうです。