週刊少年ジャンプ連載「腹ペコのマリー」第3回です。
突然の落雷によって、鷺宮家が降霊するはずだったマリー・テレーズの姿になってしまったタイガ。
それでも「ギリ成功」だとする神父だったが、そんな教会にタイガのクラスメイトたちが現れる。
そんな彼らがアンナに暴行を働こうとした事に激怒し、カンフー技で撃退してしまったタイガ。
クラスメイトたちが退散する中、今度はタイガの姿で王女マリー・テレーズが現れるのだが…!?
今の状況に全く抵抗感が無いのか、当たり前の様にショコラを要求して来たタイガ姿のマリー・テレーズ。
「そうきたか」
びっくりしながらも理解した神父とアンナですけど、マリー姿のタイガを見ていなければすぐに納得は出来なかったはずです。
「よい香りじゃ 200年ぶりの紅茶は しみるの…」
自分が今までずっと幽霊で、神父たちによって肉体を得るに至った事を理解している様なセリフを吐いたマリー。
そんなマリーに本物なのか確認を取ろうとしたアンナだが、食べるのに専念しているせいか、質問に答えるつもりはないらしい。
そんなマリーに脳内で指示を送ろうとしたタイガ。
どうやら入れ替わっても意識はそのまま残っているらしいタイガですけど、そうなると日常生活を送るのに色々本人から教えてもらえる事になるはずです。
その一方で、自分の体を異性に勝手に使われるという恥ずかしさと使う側の背徳感も生まれる訳ですけど、それを露骨にやると少年漫画から逸脱してしまいますし、このあたりをどうコントロールして来るのかは気になりますね。
(昔「らんま」が始まった時も似たような事を思ったのですが、すぐに格闘路線になり、「そうやって話がシモの方に行きそうになるのを避ける方針」なんだと勝手に解釈したのを思い出します。)
エンゼルパイを口にし、そのあまりの美味しさに涙を浮かべて感激したマリー。
何やら今後も食べては感激する展開が待っていそうな気がしますけど、実はこれってTSを隠れ蓑にした食レポ漫画だったのでしょうか?(笑)
エンゼルパイに満足し、一息ついたマリー。
そんな彼女にどうしてこんな事になったのか尋ねようとした神父だったのだが、何と元のマリー姿のタイガに戻ってしまった!?
一体何故こんな事になったのか自身の中にいるマリーに話しかけたタイガ。
「食ったから寝るって言ってます」
まさかの説明放棄のマリーですけど、王女として自分の事すら他人任せで生きてきたからなのか、自分の体を若い男が使う事にしても全く関心がない様に見えます。
そんなタイガに対し、中身がお前だと誰にもバレてはいけないと忠告した神父。
身内だろうとバレてはいけないと言う神父ですけど、そうなると家に戻れない事になってしまいます。
そんな神父が心配していた「上の者」が雨がひどいため来れないと連絡を受けたアンナ。
知ればタイガの命も危うくなるという「上の者」ですけど、いずれは現れ、タイガが疑いの目で見られる展開は十分予想出来ます。
自分でもどうしたらいいのか分からず混乱するタイガ。
これでは立ちションも出来ないと言うタイガに対し、中世の貴婦人はわりと立ちションしていたとフォローするアンナですけど、それって「大丈夫」な情報だったの?(笑)
そんなまさかの情報を得たタイガですけど、もしかして立ちションにトライする展開もあるのでしょうか?
もし本当にやってしまったらヤバい絵面になる気がして仕方ないんですが(笑)。
マリー・テレーズとはどこの姫なのかと言い出し、そんな様子にタイガの記憶がない事を理解したアンナ。
結局、告白がなかった事になってしまったタイガですけど、意外とマリーの方が覚えていて教えてくれそうな気もします。
「マリー・テレーズ・シャルロット・ド・フランス」はマリー・アントワネットの娘にしてマダムロワイヤルと呼ばれたフランス最後の王女だと言うアンナ。
自分の先祖はそこに仕えていたというアンナだが、テレーズが10歳の頃に市民革命で両親が処刑され、弟と共に引き離されたテレーズは塔に幽閉され、16歳で解放された時には言葉も笑顔も失い別人の様になっていたのだという。
だが、それは俗説であり、本当は身代わりをおいて鷺宮の先祖が日本に逃がしたと言うアンナ。
その後、長旅の疲れと病気で長く生きられなかったというテレーズだが、最後は鷺宮の教会で息を引き取ったらしい。
マリー・テレーズの悲惨な人生に感化されたのか、道士である自分の祖母なら何とか出来るかもしれないと言い出したタイガ。
「大丈夫 バーちゃんならきっと気とかでオレってわかる」
そんな淡い期待をもってアンナを連れて自宅に戻ったタイガですけど、分かってもらえるのならアンナまで連れて行く必要性はあったのかな?
「また性懲りもなく出よったか 憎き鷺宮のクソ幽霊が」
何と、マリー・テレーズの姿を見るや鬼の形相になったタイガの祖母。
「美女木流 七星剣」なる技を繰り出して来た祖母ですけど、何やらマリーとの付き合いは長そうな雰囲気です。
そんな祖母が食べていたドーナツに反応し、再びタイガ姿になって現れたマリー。
そのマリーを前にして正体を見抜けなかった祖母ですけど、結局「気」で見抜く事は出来ないのでしょうか?
『こいつ…もしかして…お腹が空いたら出てくんのか…?』
これまでの経緯から、マリー・テレーズ出現の仕組みを見抜いたタイガ。
ずっと塔に幽閉されていたという話から彼女が腹を空かしていると予測したタイガですけど、タイガの姿で食べたものはマリーの姿になっても維持されるのかは気になりますね。
彼女が食べ物に飢えている事を知り、戸棚に買い置きの「どらやき」がある事を教えたタイガ。
喜んで食べるマリーですけど、さすがに「どらやき」は食べた事がなかったか?
そんな彼女の満足そうな姿にもう少し付き合う事にしたタイガ。
結局、満足して寝てしまい、再びマリー姿のタイガになった訳ですけど、タイガの意識が出ている時は常に寝ている状態なのでしょうか?
アンナと一緒に盗み食いしている事になってしまい、祖母に追い立てられたタイガ。
そんな彼が目指すのは元の姿に戻る事、そしてアンナへの告白だった?
そのアンナはタイガが告白した事を忘れている事に対し、どうしたらいいのか困惑する事に。
ドキドキしているアンナですけど、相手にしたくないのなら知らんぷりをすればいいはずで、ドキドキしている時点で彼女がタイガの告白に悪い気はしていない事は明白です。
マリーの姿のままでは家に帰れなくなってしまったタイガ。
そんな彼の居場所は教会しかないはずですけど、そうなるとタイガは家出息子みたいな事になってしまいます。
腹が減った時だけ帰るとなるとかなり限定的ですし、ここは腹ペコなまま我慢してもらうなど姫様にも協力してもらう事になるのかも知れません。
その一方で、学校の問題も出て来る訳ですけど、ここは鷺宮神父が世話をしてマリー・テレーズとして通える様にしてもらった方がいいかも知れません。
まあ、その方が面白いですしね(笑)。
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マリーが表に出てるタイガの体でもタイガの意識は裏で目覚めていて
タイガが表にでるマリーの体の時はマリーの意識が寝てる感じ?
マリーの空腹が鍵になって入れ替わるでいいのかな?
今後展開によってマリーを起して変身するとかいろいろイベント期待できそうな感じ