いけさんフロムエル : 「ローゼンメイデン０－ゼロ－」～真紅の危機？マノン座の２人の女給と瞳を狙う影！！

ブログネタ：: ローゼンメイデンに参加中！

ウルトラジャンプ連載「ローゼンメイデン０－ゼロ－」第１０階です。
今月は卓上スタンドカレンダーが付録に付いていました。

歌う人形「てふ子」を坊ちゃんたちに見せてあげたいと団長に掛け合うも拒否されてしまった揚羽。
檻の中にいた大蛇が動き出し、慌てて調教師を呼ぼうとした団長だったが、何と菊が大蛇を取り押さえてしまう。
客席にも蛇が現れ、帰宅の途につく中、謎の兎頭と遭遇した翠星石たち。
それが「ラプラスの魔」でなかった事に衝撃を受ける中、現れた水銀燈によって救われた双子だったのだが…！？

揚羽から預かったマッチの情報からカフェー「マノン座」にやって来た菊と華。
女２人で入る事に躊躇する菊たちだったが、入り口に立っている用心棒がネックだった様子。
そんな２人に気が付き、中に入る様に案内する店の男だが、何やら誤解がある様子。
客ではないと言ってもそんなのは百も承知だと全く話を聞かない男ですけど、時代を考えると多少強引な客引きも普通にあったのかも知れません。

一方、水銀燈と合流した双子だが、寝不足の翠星石は水銀燈の悪口にも対抗する力がない様子。
鞄がない事を指摘する水銀燈だが、他所で空の鞄を見かけたのだという。
そこまで言いながら意地悪して教えようとしない水銀燈ですけど、何だかんだ言いながらも最後は教えてくれるのかな？
そんな水銀燈も兎頭の姿は見たが、「ラプラスの魔」などではなくこの世界の「ただの現実」であり、大したものではないらしい。

その上で、双子がこの街のほころびの中心に近づいている事を指摘して来た水銀燈。
何かを探すように飛び回っている蝶々の存在に少し前から気付いていたという水銀燈だが、触れると消えてしまい、同時に歌声が聞こえる事に。
そんな２人に「蜃気楼の話」を口にした水銀燈だが、巨きな貝の見ている夢とそこに建つ美しい楼の話であり、貝が眠り続ける限り楼は在り続けるが、目覚めた瞬間ら泡沫の様に消えてしまうのはゼロドールとこの街の様なのだという。
夢はいつか醒めるものであり、その時この世界も一緒に消えてしまうと、不穏な未来を予想する翠星石。
その一方、消えた蝶から聞こえる声が真紅のものだと気付いた翠星石だが、真紅は第ゼロドールに取り込まれており、このままでは世界の消失にローザミスティカが巻き込まれる事になるらしい。

早くほころびを見つけてゼロドールの夢をこの世界から分離させなければ真紅も菊も坊ちゃんもみんなヤバいと言う翠星石。
それは本業である双子に任せるという水銀燈だが、そうなればゼロドールは跡形もなく消える事になってしまい、蒼星石としても納得できない様子。
「君は彼女を探しているんじゃないのかい…？」
水銀燈の本心を確認しようとした蒼星石。
ゼロドールは何も持っておらず、そんな子から夢まで奪うのはあんまり残酷だと言う水銀燈だが、お伽噺とはそういうものであり、夢が泡となって消える事には納得しているらしい。
「ただせめて　消えてしまうあの子に最後に何かを手渡せたら――」
その上で彼女なりの優しさを見せる水銀燈ですけど、この様子からするとゼロドールとの最後の対話のようなものがこの先に待っているのかも知れません。

訳も分からずマノン座に入れられてしまった菊たち。
着ていた洋服から女給さんの格好に着替えさせられた２人だが、何と求人を見た新入りが来たと思われていたらしい。
違うと言っても聞いてもらえず、働きたくないとゴネていると解釈されてしまった菊たち。
そこに姿を現した用心棒の寅吉だが、思ったよりも話の分かる男だったらしく、手を出そうとした店の男を止めてくれる事に。

そんな店の勝手に振り回された菊たちですけど、完全に着替え終わる前に説明する事は出来なかったのかな？
むしろいつもと似た服のおかげで落ち着くと言う菊ですけど、彼女の場合女中的な仕事なら何処でもやっていけるのかも知れません（笑）。

揚羽が現れ、ようやく事情を理解してもらった菊たち。
丁度新しい女給が来る予定の日だったと言う揚羽だが、彼女も時々この店でアルバイトをしているのだという。
２人がここにたどり着いた事に、ちゃんと字が読めるご令嬢姉妹だと予想した揚羽。
実はただの田舎者だと聞かされ唖然となった揚羽だが、てっきり金持ちが道楽で探偵ごっこをしていると思っていたらしい。

今では落ちぶれて見世物小屋をやっているが、かつてはサァカスの花形スタァだったという揚羽。
ブランコで活躍したという揚羽だが、今では父の借金でサァカスは廃業してしまったのだという。
そんな彼女の話から見世物小屋の団長が彼女の父親だと知り衝撃を受けた菊たち。
「父さんは変わっちまったワ」
金の工面に必死でインチキまがいの見世物小屋をやる様になってしまったという揚羽の父だが、近頃ではあやしげな連中ともつるんでいるらしい。

「ねぇ　アンタたち探偵さんなんだろ」
「アタシの依頼を聞いちゃくれない？」
まさかの探偵の依頼を受ける事になった菊たち。
正式な依頼ならタダって事には出来ないと思いますけど、スポンサー的ポジションの坊ちゃんが金持ちの道楽みたいなものですし、まあこの２人が受け取る様な事はないでしょうね（笑）。

家に戻り、鞄に入ろうとしている双子の姿を目撃した華。
２人で入ろうと悪戦苦闘する蒼星石たちですけど、これ本当に何とかなると思ったのか？（笑）
「双子人形って脳みそも半分こなの？」
華にツッコまれ仕方なくどちらが先に寝るか決める事にした蒼星石たち。
そんな２人を見ているうちに寝落ちした華だが、散々動いて動けなくなってしまったらしい。

彼女の部屋にあるものがボロボロである事に気が付き、それがモダンなのかと疑問を持った翠星石。
「本物のモガになるために見えない所は節約するんだって」
蒼星石の言葉に見栄っ張りだが可愛い奴だと感じた翠星石ですけど、一晩泊まった事で華に対する認識が変わる事になったのかも知れません。

一方、坊ちゃんと屋敷に戻った菊だが、兎頭事件に関する新聞記事を見つける事に。
子供たちの行方不明が続けば警察も無視は出来ないのだという。
そんな坊ちゃんの話に揚羽から父を止めて欲しいと頼まれた事を思い出した菊。
「翠蒼探偵団出動ですだ…！」
父が兎頭と組んでとんでもない事をしようとしていると聞かされた菊ですけど、そこまで分かっているのなら坊ちゃんに頼んで警察に待機してもらってもいい気がします。

そんな疑わしい揚羽の父だが、やはり子供の誘拐に関わっていた様子。
その子供の目玉を検分し、何かを探しているらしい謎の男。
「もっと綺麗な目がいい…綺麗な…夕やけみたいなあかね色の…」
「あれがいい　あの双子の紅い瞳――…」
「互い違いのあかい目　双子の瞳の片いっぽうずつ…」
何やら双子人形の瞳を狙っているらしい謎の男ですけど、これが問題の兎頭なのでしょうか？

水銀燈のおかげで兎頭の襲撃を逃れる事が出来た翠星石たち。
どうやら狙ったのはたまたまではなかった様ですけど、そんな彼の目的とはゼロドールの復活なのかな？
真紅を取り込んで声を手に入れ、次は双子人形から瞳を手に入れるというのなら残った水銀燈たちも危険という事になります。
そんな敵に簡単にやられる双子とも思えませんが、肝心の翠星石は本調子ではない訳ですし、早めに自分の鞄を取り戻す事を考えた方がいいのかも知れません。

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