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大炎上 | 食糧人類 2巻 怪物の正体とは? そしてナツネもまた常人ではなかった
 

食糧人類 2巻 怪物の正体とは? そしてナツネもまた常人ではなかった

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『eヤングマガジン』連載、「食糧人類 −Starving Anonymous−」の2巻です。
人間をブクブクに肥らせて怪物のエサにしている施設に拉致された伊江とカズだが、ナツネと山引の協力によって肥育場からの脱出に成功する。が、今度は怪物の羽化場に閉じ込められて、羽化したばかりの怪物と出くわしたところから始まります。1巻レビューは下記へ。
食糧人類 1巻 エサにされそうになった少年の脱出サバイバルホラー

掃除道具室に逃れた四人は やりすごそうとするも、三日も何も食べてなかったことから腹の虫が鳴ってしまい気付かれてしまった。このままでは全滅は免れない…ところで思わぬ人物に救われる。
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それが同じように逃げ延びてきたこの男・小倉だ。彼は拉致されたのではなくルポライターとしてこの場にやってきたという。ここで明らかになるのがこの施設は(表向きには)放射性廃棄物処理施設だったのだ。作業員が消えるだの怪物を見ただの、この施設は噂が絶えないことから身分を隠して新規従業員として着任。そこで真実を見て怖くなり逃亡。誰も気付かない天井裏などに隠れて今まで逃げ延びてきたようだ。壁にあるのは数えきれない日数を刻んだ「正」。いったいどれほどの日数をすごしてきたのだろう…

小倉はこの施設の出来事を話す中、とんでもないものを見たという。総理や官房長官らが訪れて怪物にひざまずいたそうだ、
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そこで知った恐るべき事実──人間が怪物を飼っていたのではなく、怪物が人間を飼っていたのだ! 総理は怪物の知恵を借りるためにこの施設を作って、人間をエサとして肥育していたようだね。
これを聞いたナツネは怒りだし、その場へ連れていけと激昂。確かに腹の立つことだけれどナツネのこの怒りはいったい?

小倉と もめていたら天井裏が抜けてしまい、運悪く怪物と出くわしてしまったナツネ。ナイフ一つで怪物と対峙するのですが(一番上の画像ね)、体長の差は圧倒的で成す統べなく敗退。身体を真っ二つにされた上で腹の中に収まってしまいました。
と こ ろ が !
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ナイフで腹を突き破り、上半身のままで這いつくばって脱出に成功したナツネ! なぜ?どうして生きていられるのか伊江たちはもちろん、読者だって理解不可能ですわ。ここで時間はナツネの幼いころに戻り、その生い立ちが説明されます。
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詳しいことは読んでいただくとして、ナツネも実のところ普通の人間ではありませんでした。増殖種と呼ばれる人間で、中枢神経を破壊されない限りはどんな再生だって可能らしい。これは怪物の食料として考えられたものであり、母親はその実験に使われたからこそナツネが受け継いだわけだね。怪物を通常以上に憎むのはそのせいなんだろう。

思わぬところでナツネが"普通の人間じゃない"とわかり、これは今後 戦う上で大きなアドバンテージになりそうな予感。それはそうと主人公である伊江は今回ほとんど役立たずに終わってしまい、このままでは主人公交代してもよくね? となるかも?
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コメント
この記事へのコメント
>このままでは主人公交代してもよくね? となるかも?

主人公交代どころか、途中で敵になるフラグかと
2017/03/21(火) 05:47 | URL | 名無し #-[ 編集]
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