ガヴリール「ヴィーネとサターニャってどういう関係なんだ?」
- 2017年03月23日 23:40
- SS、ガヴリールドロップアウト
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ヴィーネ「馴れ初めって……」
ガヴリール「私とヴィーネは別に面白くもなかったけどさ、サターニャとヴィーネってなんか面白エピソードありそうじゃない?」
サターニャ「いや、十分面白かった…というか衝撃だったわよ、あんたたちのも…」
ラフィエル「それで、どうなんですかっ?」ワクワク
ヴィーネ「うーん……そうね……私達は……」
ヴィーネ「幼馴染よ」
ガヴリール「へえ、そうなんだ」
ヴィーネ「うん、普通に公園で出会って仲良くなって以来の付き合い」
サターニャ「確かあのときは……ヴィネットにおままごとに誘われたんだったわね」
ヴィーネ「ちょ、サターニャ……それは言わなくてもいいじゃないっ」
ラフィエル「ヴィーネさんのおままごと!どんな感じなのか気になります」
ヴィーネ「ちょ、ラフィ、良いのよそんなこと聞かなくても!」
ガヴリール「私も聞きたいなぁ、ヴィーネがどんなおままごとしてたか…」
ヴィーネ「もう!ガヴまで!」
サターニャ「ええと……」
サターニャ『?』
ヴィーネ『いっしょにおままごとしない?』
サターニャ『え、おままごと……?』
ヴィーネ『うん!』
サターニャ『いいけど……わたしでいいの?』
ヴィーネ『うん、やろっ!』
サターニャ『わかった!』
ヴィーネ『わたし、ヴィネット!よろしくね!』
サターニャ『わたしはサターニャよ!おぼえておきなさい!』
サターニャ「って感じの出会いだったわ」
ガヴリール「そこまでは普通だな」
ラフィエル「サターニャさん、昔からそんな感じだったんですね…」
サターニャ「そんな感じって何よ!それから……」
サターニャ『じゃあわたしは、おとうさん?』
ヴィーネ『んーん!いぬやって!』
サターニャ『えっ』
ヴィーネ『ペットのいぬ!』
サターニャ『な、なんでいぬなのよ!』
ヴィーネ『だって、サターニャちゃんいぬがにあいそうだもん!』
サターニャ『どういういみ!?』
ヴィーネ『ほら、はやく!』
サターニャ『えっ、ああもう、しょうがないわね……』
ヴィーネ『じゃあ……ほーら!サターニャちゃんおいでー!!』
サターニャ『わんっ!!わんわんっ!!』
ナデナデ
サターニャ『くうーん!』
サターニャ「みたいな感じで、私はヴィネットの犬としてしばらく可愛がられることになったの」
ガヴリール「おいおいなんだよそれ……ヴィーネってそんな奴だったのか……」
ラフィエル「ドン引きですね……」
ヴィーネ「ちっ、違うから!今考えたらどうかしてるけど、昔はそんなこと考えてたわけじゃないから!」
サターニャ「?そんなことって何よ?」
ヴィーネ「いっ……いやそれは……とにかく!ただサターニャが犬っぽいから犬になってもらっただけよ!」
ガヴリール「ふーん……」シラー
ヴィーネ「ほ、本当だからね!?」
ラフィエル「それで、他に面白エピソードはないんですか?」
サターニャ「うーん……そうねー……あっ、私がヴィーネの犬になって何週間か経った頃だったわ」
ヴィーネ「ちょっとサターニャその言い方は誤解を生むわよ!?」
ヴィーネ『じゃあ、はい!』
サターニャ『?なによこれ』
ヴィーネ『えさ!たべてっ!』
サターニャ『……これどろだんごじゃ』
ヴィーネ『たべてっ!わたしがつくったの!』キラキラ
サターニャ『い、いやこれは』
ヴィーネ『たべて……くれないの?』グスッ
サターニャ『うっ……』
サターニャ『た、たべられないわよぉ……』グスッ
ヴィーネ『たべてよぉ!』グスグス
サターニャ『むりよぉ!』
ヴィーネ『うわーん!サターニャちゃんがわたしのだんごたべてくれないいい!!!!』ビエー
サターニャ『たべれないよおおおお!!!』ビエー
サターニャ「……ってことがあったわね」
ガヴリール「……うっわぁ」
ラフィエル「これは流石に……」
ヴィーネ「そ、そんなことあった!?本当に!?サターニャ嘘ついてない!?」
サターニャ「ついてないわよ、何で覚えてないのよ……」
ヴィーネ「うそぉ!?」
ガヴリール「これはあれだな、いじめっ子はいじめてたことを覚えてないっていう……」
ラフィエル「やっぱり悪魔なんですね……」
ヴィーネ「ちがっ、そんなんじゃないから!!悪気はなかったはずだから!……覚えてないけど!」
ガヴリール「へー、ヴィーネが喧嘩か」
ヴィーネ「あ、それは覚えてるわね……確か、私がサターニャに謝って仲直りした記憶が……」
ガヴリール「何でそこだけ覚えてるんだよ……」
サターニャ「そうそう、確かヴィネット、お母さんに事情話したらしこたま怒られて泣きながら謝りに来たのよね」
ヴィーネ「え、そうだっけ!?」
サターニャ「そうよ、ヴィネットのお母さんが『娘がご迷惑をおかけしました……!』ってヴィネットの頭を下げさせて」
ヴィーネ「嘘……全然そんな記憶じゃない……」
ガヴリール「都合の悪いことは覚えてないんだな」
ラフィエル「最低ですね~」
ヴィーネ「ちがーう!!」
ガヴリール「へぇ」
サターニャ「あと、ヴィネットが真面目になったのも多分それがきっかけだと思うわ」
ラフィエル「非常識な子だったのが、怒られて改心したんですね……」
ヴィーネ「全然記憶にない……」
ガヴリール「非常識だった頃の記憶は封印したんだな……」
ヴィーネ「うう……私、昔はそんなだったのね……」
サターニャ「とまあ、そんな感じの出会いだったけど……そんなに面白い話でもないでしょ?」
ガヴリール「いや、ある意味面白かった」
ラフィエル「そうですね~、ヴィーネさんの弱味……もとい新たな一面を知れて良かったです」
ヴィーネ「うう……お恥ずかしい……」
1.終わり
ヴィーネ「普通に魔界学校でクラスメイトだっただけよ」
サターニャ「そうね、まともに喋ったのはこっちに来てからよね」
ガヴリール「何だそれ、つまんね」
ヴィーネ「まあ、私はサターニャの存在は知ってたんだけど……」
サターニャ「え?何で?」
ヴィーネ「いやだって、サターニャ魔界学校でも有名人だったし……」
サターニャ「そ、そうだったの……ふふっ!やはり、この私はその頃からカリスマ性を備えていたから、名声も広まっていたのね……」
ラフィエル「本当は?」
ヴィーネ「うん……まあ、毎度バカな事件を起こす生徒として有名だっただけ……」
サターニャ「ええ!?」
ラフィエル「その頃からおバカだったんですね~」
サターニャ「ちょっとお!誰がバカよ!!」
ガヴリール「どんな事してたんだ?このバカは」
サターニャ「指差すなあー!」
ヴィーネ「ええと……そうね……」
サターニャ『ーー昼休みを過ごしている悪魔諸君!聞きなさい!私は大悪魔となるもの、胡桃沢=サタニ……』
放送部員『おいっ!お前何勝手に放送してんだ!!』
放送部員『しかも校庭のスピーカーまで使いやがって!!』
サターニャ『ちょっ、話しなさい!!私の偉大さをこの学校の新入生たちに教えてやるのよ、はな……』
ブツッ……
ヴィーネ『…………何今の』
ヴィーネ「……っていうのが一番印象深いわね」
ラフィエル「若気の至りってやつですかね……」
ガヴリール「行動力のあるバカほど迷惑なものはないからな」
サターニャ「あんたたち好き勝手言い過ぎじゃない!?」
ヴィーネ「その後先生にめちゃくちゃ怒られて、校内の掃除とか反省文とかいろんなペナルティを課されたって聞いたわ」
サターニャ「う、ま、まあそれは事実だけど……」
ガヴリール「なるほど……それで反省して、行動力を失って今に至るということか……」
ラフィエル「もったいないといえばもったいないですね~……魔界学校時代のサターニャさん、見てみたかったです」
サターニャ「うう……あ、あの頃は私も若かったのよ……」
ガヴリール「今も若いしそんなに頭は変わってないだろ……」
2.終わり
ヴィーネ「……実は、昔、付き合ってたの……」
ガヴリール「は?」
サターニャ「…………」
ヴィーネ「…………元カノ、なのよ、サターニャ……」
ガヴリール「いや、え?」
サターニャ「……あんまり、触れないでもらっていいかしら……」
ラフィエル「…………え?」
ガヴリール「いや……え、元カノ?どういう……」
ラフィエル「え?え?」
ヴィーネ「…………そういう事だから、この話は終わりね」
ガヴリール「え、え?いや、え?は?ん?」
3.終わり
ヴィーネ「私がサターニャのお店の常連で、そこから仲良くなったわね」
サターニャ「そうね」
ガヴリール「店って、洋菓子店だっけ」
サターニャ「
コメント一覧
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- 2017年03月23日 23:47
- 1が一番しっくりきた
-
- 2017年03月23日 23:53
- じゃあヴィーネの腹あたりには妊娠線みたいなのがあるのか...
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