昨年には身売り話も飛び出すなど経営状況の苦しさが漏れ伝わってくるTwitterですが、そんな状況を改善するためもあるのか、TweetDeckを使った月額有料プランを検討しているようです。
Twitterが一部のユーザに対して「機能を拡張したTweetDeckに月額19.99ドルを支払う意思があるか?」という内容のアンケート調査を開始しています。メールを受け取ったジャーナリストのAndrew Tavani氏がその内容をツイートしており、そこにはカスタマイズされたTweetDeckのイメージも添付されています。
Scoop: Twitter is developing an 'advanced TweetDeck' that would be available for monthly subscription fee & feature a range of new features: pic.twitter.com/MlKw8xZlVS
— Andrew Tavani (@andrewtavani) 2017年3月23日
TweetDeckは無料で利用できるTwitterの公式クライアント。投稿されたイメージを見ると、分析ツールやツイートされているニュースについてのアラート画面などが追加されています。追加機能としては、ブックマーク、To-doリスト、他のSNSへのクロスポスト機能、カスタマイズされたトレンド分析ツール、複数アカウントの管理、広告の非表示などが含まれるとのことです。
この件に関して、Twitter社の広報担当者は「この調査は機能強化されたTweetDeckに関心があるかを評価するためのもので、専門家にとってTweetDeckをさらに価値があるものにする方法を模索している」と米Engadgetに回答しています。
広告収入が減少している中で、月額課金の有料プランは新しい収益源としては悪くない選択のように思えます。日本のTwitterユーザーの中では「早く課金させてほしい」という声も聞かれていました(冗談交じりではありますが)。
このプランが実際に開始されるかはわかりませんが、提示されている分析機能などは専門家のみならずSNSを重視するブロガーにも需要が高そうなので、月額20ドルでも使いたいというユーザーは多そうです。