Phone Arenaは22日(現地時間)、先日発表された新型9.7インチ「iPad」には、「iPad Air 2」に搭載されていたディスプレイの廉価版とも呼ぶべきものが採用されていることが判明したと伝えています。
プレスリリースの中において、米アップルは新型iPadに搭載されているディスプレイを “より明るい9.7インチRetinaディスプレイ” と称していましたが、その正体は、「フルラミネーションディスプレイ」と「反射防止コーティング」が省略された廉価版の液晶ディスプレイでした。
上記2種類の加工処理が省かれたことによりバックライトの透過率が向上し、結果として “より明るい” ディスプレイとなった模様。ただし、両加工ともに特に入射光に対する反射率を低減させる効果があったため、直射日光下での視認性はおそらく悪化しているものと推察されます。
なお、iPad Air 2からの値下げ幅を思えば、大きなコスト削減の影響が要所要所に現れるのは必然であるとも言えますが、ディスプレイの品質はユーザーエクスペリエンスに直結しやすい要素の1つであり、アップルの今回の決断が市場からどのような反応を招くことになるのかには要注目です。
[アップル via Phone Arena]
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