複雑な道でも迷わない、海外ドライブはスマホとGoogleマップに3点セットを加えて完ぺき:旅人目線のデジタルレポ 中山智
レンタカーについているカーナビよりGoogleマップの方が使いやすいのです
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クルマの運転が大好きで、日本ではMT車に乗る旅人ITライター中山です。旅先での移動手段というと、鉄道やバス、タクシーなどがあげられます。いずれの手段も誰かに運転してもらい目的地まで連れていってもらうわけですが、運転好きの自分としては、自ら運転して好きなように移動したい!!
そこで海外でも、レンタカーを借りてドライブすることもよくあります。
海外でクルマを借りるといっても、最近はネット経由でサクッと予約できるので便利。自分は「Rentalcars.com」を利用しています。Rentalcars.comは、複数のレンタカー会社を横断的に検索できるので、おトクなプランが見つけられます。
▲海外レンタカーもWebから手軽に予約
またスマートフォン用のアプリもあり、予約の確認やバウチャー(予約票)などもスマホアプリからチェック可能。あとは現地で日本の免許証と国際免許証、Rentalcars.comをインストールしたスマートフォンを持って、予約したレンタカー会社のカウンターに行けばオーケーです。
▲予約の管理はスマホからでオーケー
それよりも海外ドライブで心配なのが、道に不案内なこと。最近のレンタカーは海外でもナビ付きが増えてきていますが、オプションで別途料金が必要だったり、言語が現地語や英語に設定されたりと不便な点も多い。
特に言語は、英語なら停車中に操作するぶんにはなんとかなりますが、ドライブ中の音声案内も英語になってしまうので、こちらが反応できません。
▲スマートフォンをカーナビとして使用する
そこで海外旅行に出かけるときは、スマートフォンのGoogleマップをナビがわりに使っています。Googleマップのナビなら、現地の交通ルールに則しながら、日本語でナビゲーションしてくれます。
たとえばラウンドアバウト(環状交差点)がそれ。3本以上の道路が交差するポイントで、円形に回りながら信号なしでルート変更するシステムです。欧州やアメリカでは一般的な交差点ですが、日本ではあまり馴染みがなく慣れていないので、まごついてしまうポイントです。
▲ラウンドアバウトはロータリーとして案内
このラウンドアバウトも、Googleマップなら「およそ200m先、ロータリー●番目の出口です」と案内してくれるのでわかりやすい。環状の道路に進入して、交差点を数えながら案内された出口から出るだけなので、慌てず間違わないですみます。
▲ラウンドアバウトでのナビゲーションの様子
▲標識どおりの道路名が表示されるのでわかりやすい
目的地検索も日本語が使えますし、あらかじめ行きたい場所を保存して星印を付けておけば、ルート検索もササッとできるのでラクチン。というわけで、海外ドライブではスマートフォンでGoogleマップがベストなのですが、それだけだと使いにくいので、さらにドライブ必携3点セットを用意しています。
ひとつはスマートフォンをエアコンの吹き出し口に装着できるホルダーです。
▲エアコンの吹き出し口の羽根を挟んで装着
クルマ用のスマホホルダーは、吸盤でフロントガラスに固定するタイプなどイロイロ試したのですが、走行中に外れてしまうことも多く、また意外にかさばるので旅先に持って行くのは不向きでした。
今回のレポートに使っているホルダーは、手のひらに乗るサイズで持ち運びに便利。エアコン吹き出し口に装着すれば外れることもなく、スマホもしっかりとホールドしてくれます。
▲ホルダーはバネ式で、5インチ台のスマホなら問題なく装着できる
自分はAmazonで購入(580円)しましたが、似たようなタイプのホルダーはカー用品店などでも見かけるのでオススメです。
あとのふたつはシガーソケットからUSB充電ができるアダプターと充電用のケーブル。スマートフォンをカーナビとして使っていると、常時ディスプレーがオンになっていることと、地図データの読み込みでデータ通信を頻繁にするため、バッテリーの消費が激しいのが難点です。
▲シガーソケットからUSB充電ができるようにする
スマートフォンは旅先で撮影したりSNSへの投稿したりと、ナビ以外にも使うのでバッテリー残量がなくなってしまうのは大問題。そこで走行中は充電しながら使えるようにしているわけです。
今回のレポートではUSBポートが1口タイプを使いましたが、グループで旅行するときは、ほかの人も充電できるよう2口タイプを用意してもいいかも。出力が高いアダプターを選べばタブレットなども充電できます。
▲3点セットはポーチに入れて、旅行用カバンに常備している
また充電用のケーブルは、ちょっと長めのものを選びましょう。シガーソケットの位置はクルマによってまちまちなので、あまり短いケーブルだとシガーソケットから装着したスマホの位置まで届かないこともあります。巻き取り式なら、走行中に邪魔にならないように長さが調整できるのでオススメです。
▲走行中に充電しておけば、目的地に着いたときはバッテリーは満タン
ちなみにレンタカーについているカーナビは、Bluetooth接続に対応しているものも多く、スマートフォンと連携させれば車内スピーカーへスマートフォンの音楽を出力できます。海外ドライブで自分の好きな音楽が聴けると、旅がより楽しくなりますよ。
▲同乗者のスマートフォンから音楽をカーナビへBluetooth経由で出力
ただしセキュリティーには十分注意しましょう。海外は日本以上に車上荒らしなどの犯罪も多く、停車中にスマートフォンを外から見える位置に置いておくと、盗まれてしまうことも。クルマから離れるときは、スマートフォンは外して持って行くか、見えない場所に隠しておきましょう。
というわけで、機会があればみなさんもスマートフォンとGoogleマップで、海外ドライブにチャレンジしてみてください。