4歳の子どもだって、知恵とiPhoneがあればお母さんの命を救うことができる。
BBCが報道した、ロンドンの南のケンリーに住む、とある4歳の英雄がいます。この男の子は、母親の指紋でiPhoneのロックを解除し、Siriから911(イギリスの緊急通報)に電話をかけ、自宅で意識を失った母親の命を救ったのです。
Siriから911に電話をかけ、オペレーターに繋がると、冷静に、適切に状況と居場所を伝えていきます。以下はMetropolitan Policeによる、警察とローマン君の実際のやりとりです。
オペレーター:こちら警察です。どうされましたか?
ローマン君:ハロー。僕はローマンです。
オペレーター:オーケー、お母さんはどこにいるの?
ローマン君:家にいるよ。
オペレーター:君はどこにいるの?
ローマン君:僕も家にいるよ。
オペレーター:お願いがあるんだけど、お母さんに代わってくれる?
ローマン君:無理だよ、お母さんは死んじゃったんだ!
オペレーター:お母さんはそこにいると言ったよね、お母さんが死んじゃったってどういうこと?
ローマン君:それは、お母さんの目が閉じてて、息をしてないということなの
オペレーター:わかりました。君たちがどこに住んでいるかわかる?
ローマン君:○○通りの22。
オペレーター:ママのところに行って、揺すってみてくれる?
ローマン君:起きないよ。
オペレーター:ちゃんと揺すって、「マミー」と大声で呼びかけてみて?
ローマン君:「マミー!」
ローマン君:何も変わらないよ。
オペレーター:ケーンリーにいるの?
ローマン君:そう、ケーンリーだよ!
オペレーター:君の名前は?
ローマン君:ローマン。
このローマン君の電話の13分後、警察と救急隊がかけつけ、母親は一命を取り留めました。病院で治療を受け、今は子どもと一緒に家で過ごしています。
さて、この4歳の男の子の武勇伝