Android Policeは22日(現地時間)、各種ベンチマークテストにおける「Snapdragon 835」のスコアについて、新たな情報を入手したことを伝えています。
クアルコム本社に展示されていた「Snapdragon 835」のリファレンス端末
Android Policeによると、今回米サンディエゴにある米クアルコム本社において、Snapdragon 835を搭載するリファレンス端末を用いて実際に幾つかのベンチマークテストを実施。同プロセッサは、「Snapdragon 821」や「Exynos 8 Octa 8890」を上回るスコアを獲得したとのことです。
以下は、Android Policeによって公開された各種ベンチマークテストの結果(※一部抜粋)
Geekbench
シングルコア性能においては、Snapdragon 821やExynos 8 Octa 8890、「Kirin 960」と比べても小規模な性能改善が見られるのみですが、マルチコア性能については、少なくともSnapdragon 821(およびSnapdragon 820)比では、非常に顕著な伸びを見せています。
AnTuTu
また、AnTuTuベンチマークにおいては、2位の「OnePlus 3T」とはおよそ2万5000点、3位の「Pixel XL」とは4万5000点近い大差をつける18万1939点という好記録で首位に立ちました。
GFXBench
そして、プロセッサのグラフィック処理性能を測定するためのGFXBenchベンチマークテストにおいても、Snapdragon 835が最も良い成績を収めています。
3D Mark
さらに、同じくグラフィック処理性能を測る3D Markベンチマークでも、2位以下を大きく引き離してトップに躍り出る結果となりました。GFXBenchやAnTuTuでの結果も加味するに、少なくともGPUコアの性能については、前世代のSoC製品から一定以上の性能向上を果たしている模様です。
なお先日、「Galaxy S8(SM-G950)」が、AnTuTuベンチマークにおいて20万点超えを達成したことが映像とともに報じられています(過去記事)。搭載SoCの詳細については判明しませんでしたが、次世代SoCが20万点の大台を突破し得る潜在能力を秘めていることは間違いなさそうです。
[Android Police via Phone Arena]
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