マスター「新しいバイトの子が入るよ」ガヴリール「え、私クビすか」
- 2017年03月26日 23:10
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マスター「いやいや、天真くんには先輩として更に頑張ってもら」
ガヴリール「あー、めんどいんで辞めます」
マスター「同僚として支えあってほしいな!うん!」
ガヴリール「それなら、はい」
マスター「ほっ……それじゃ紹介するよ、新人のマルティエルくんだ」
ガヴリール(マルティエル……外人か?)
マルティエル「よろしくお願いします」
ガヴリール「おう、よろしく」
ガヴリール「いや、仕事教えるのはマスターの仕事でしょ」
マスター「そうだね!私が店長だものね!」
マルティエル「がんばります」
~
マスター「……と、こんな感じかな?何か分からない事はあったかい?」
マルティエル「これくらいなら普段の仕事より……いえ、問題ありません」
マスター「ん?普段の仕事?」
ガヴリール「ま、客なんか滅多に来ないから気楽にやれ、マルティエル」
マスター「それは酷いよ天真くん⁉︎ホントのことだけど!」
マスター「お!お客様が来たようだ!二人ともしっかり頼むよ!」
マルティエル「かしこまりました」
ガヴリール「へい」
ガヴリール「へいらっしゃい……ってお前らかよ」
サターニャ「今週も来てやったわ!」
ヴィーネ「お邪魔するわね」
マルティエル「……」
ガヴリール「おう、私の後輩だな」
ヴィーネ「こんにちは!えーと」
マルティエル「マルティエルです、よろしくお願いします」
マルティエル「こちらのお席へどうぞ」
~
マルティエル「ご注文のお品は以上でよろしかったでしょうか?」
サターニャ「よろしかったわ!ありがとう!」
ヴィーネ「ありがとうございます!」
マルティエル「ごゆっくりどうぞ」
マスター(初日にして天真くんよりちゃんと接客できてる……)
ガヴリール「お飲み物お下げしてよろしかったですか?」
サターニャ「よろしくないわよ!今来たとこ!」
ヴィーネ「それにしてもラフィ遅いわね?」
マルティエル「!」ソワソワ
ガヴリール「おいどうしたマルティエル」
マルティエル「いえ、初めての接客で緊張しているだけです」
ガヴリール「そうか、ま、あいつらは私の友達だからな、緊張するだけ無駄だぞ」
マルティエル「ありがとうございます、先輩」
ラフィエル「遅くなりました~」
マルティエル「!」
ガヴリール「あいつも友達だ、練習だと思って行ってこいマルティエル」
マルティエル「は、はい」
マルティエル「いらっしゃいませ」
ラフィエル「⁉︎」
マルティエル「お連れ様がお待ちですので、お席へ案内いたします」
ラフィエル「え?あ、はい……え?」
サターニャ「遅いから先に食べてたわよ!」
ガヴリール「らっしゃい」
ラフィエル「す、すみません、遅くなって」
ガヴリール「そうそう、こいつは新人のマルティエル」
マルティエル「よろしくお願いします」
ラフィエル「あ、はい、よろしくお願いします……?」
ヴィーネ「ごちそうさまでしたー」
ラフィエル「そ、それではガヴちゃん、また明日」
ガヴリール「あざしたー」
マルティエル「またのご来店、心よりお待ちしております」
マスター「マルティエルくん!完璧じゃないか!」
ガヴリール「私の後輩なんでね」
マスター「えぇ⁉︎」
ガヴリール「そんじゃマルティエル、食器の片付け、やれ」
マルティエル「はい」
マスター「天真くん⁉︎後輩の扱いが雑だよ⁉︎」
マルティエル「い、いえ、もう一組洗い終わりましたので」
ガヴリール「仕事が早くて感心だな、後輩」
マルティエル「ありがとうございます」
マルティエル「……」
数週間後
マスター「ちょっといいかい?」
ガヴリール「なんすか、忙しい時に」
マスター「いや、今お客さんいないよ⁉︎悲しいけど!」
マルティエル「なんでしょう、マスター」
マスター「いやね、こんなこと聞くのは二人を疑ってるようで申し訳ないんだけど……」
ガヴリール「は?なんすかそれ」
マスター「私も不思議でね、何か心当たりとかないかな?」
マルティエル「……申し訳ありません、私です」
マスター「マルティエルくん?」
マルティエル「慣れない食器洗いでお皿やコップを割ってしまいました……怒られるかと思い、気づかれないように新しい物と交換していました」
マスター「そうだったんだね……」
ガヴリール「正直に話してくれてありがとうな、皿なんて割れて当たり前なんだから気にするな」
マスター「それは私のセリフじゃないかな⁉︎」
ガヴリール「よっ、マスター」
マスター「ははは……おや、しかし同じ物と交換したと言ったが、店の食器はそこそこ高価な物のはずなんだが……大丈夫だったのかい?」
マルティエル「あれくらい端金……いえ、割と大丈夫でした」
マスター「そうかい?……ん?そういえばスプーンやフォークも減っていたはずだが、食器ならともかく……」
マルティエル「気のせいです」
マスター「でも」
マルティエル「気のせいです」
マルティエル「気づかれないと思っていましたが、マスターを侮っていました」
マルティエル「今度からはもっと気をつけて、お嬢様の使用済み食器を回収しなくては……」
マルティエル「さて、帰ったら今日の分をペロペロするとしましょう……」
マルティエルの部屋(人間界)
マルティエル「ふぅ、楽な仕事かと思いましたが、慣れない事を続けるのは疲れますね……」
ラフィエル「おかえりなさーい」
マルティエル「⁉︎」
マルティエル「あ、お嬢様……⁉︎」
ラフィエル「驚きましたよー?まさか貴女が人間界でアルバイトなんてー」
マルティエル「これには、理由が」
ラフィエル「理由?私が使った食器でナニをするのが理由なんですかー?」
マルティエル「ナニとは、ナニで、ナニが」ガクガク
ラフィエル「あ、ちなみにこの部屋にあった食器は全て洗っておきましたので(サターニャさんが)」
マルティエル「あ、あぁぁああぁあ」ガクガクガクガク
マルティエル「ら、ラフィエルお嬢様ぁぁああ!!!!」
マルティエル「……」
マルティエル「……ふぅ」
マルティエル「計画通りです」
マルティエル「私の真の目的は、自分の食器をペロペロされている事を知ったお嬢様が、怒りと羞恥で私に罰を与えるよう仕向けること……」
マルティエル「あえてお嬢様の怒りを買うことで、私の性欲はより満たされるのです」
ラフィエル「なるほどー」
マルティエル「⁉︎」
マルティエル「それはそれで興奮します」
ラフィエル「変態こわい」
おわり
元スレ
マスター「新しいバイトの子が入るよ」ガヴリール「え、私クビすか」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1490531234/
マスター「新しいバイトの子が入るよ」ガヴリール「え、私クビすか」
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