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「その国の言葉を理解してると思われず、秘密の会話を聞いてしまった経験はある?」エピソードいろいろ:らばQ
2017年03月26日 19:30

「その国の言葉を理解してると思われず、秘密の会話を聞いてしまった経験はある?」エピソードいろいろ

 

「言葉を理解してると気づかれないとき
バイリンガルやトライリンガルのように、海外には2か国語以上の言語を話す人は多く、その利点は言うまでもありません。

しかしながら、「その場の誰も、私がその言語を理解できるとは知らなかった」というシチュエーションがちょくちょく起こるようです。

言葉が通じない外国人だと思い込むと、安心して秘密の会話をすることが多いのです。

マルチリンガルの人ならではのエピソードをご紹介します。

Multilinguals of Reddit, what is your "they didn't know I could understand their language"story?

●うちのおばあちゃんはアラビア語が堪能。以前みんなで出かけているときに、後ろにいた知らない女性たちが、おばあちゃんの髪の染め方が安っぽいとけなしていた。
するとおばあちゃんは後ろを振り返って、アラビア語で「私は安っぽいかもしれないけれど、自分の言葉を誰も理解できないと思い込むほどバカではないわ」と言った。
彼女たちは凍り付いていた。

●自分はフランス系アメリカ人で、完璧ではないけどフランス語が話せる。
初めてカナダ人の彼女の家で夕食を食べたときのこと。食後に2階へ行き、映画を選んでいるときに、彼女の妹(2歳年下)が部屋にやってきた。
その家ではフランス語をたくさん話していた(カナダは地域によってフランス語が母語)。妹はフランス語で僕がとてもキュートだと彼女に話し始めた。
すると彼女は茶目っ気半分で「同意するわ」と妹に言い、そのまま僕にも「あなたも同意するかしら?」とフランス語で尋ねてきた。
それに対してフランス語で「光栄に思います」と答えると、妹は顔を真っ赤にして自分の部屋に逃げて行った。しばらくはそのことでずっと気分がよかった。

●親戚同士の2人同僚がいるフロントデスクで働いていたときのこと。
彼女たちはスペイン語で僕のことを変人だの、いつも専門家のように真面目だのと話していた。そのあと彼女は「ホッチキスはどこ?」とスペイン語で尋ねたので、ホッチキスを持ち上げて彼女を見もしないで腕を伸ばした。すると彼女は僕にスペイン語は話せるのかを聞いてきたので、イタリア語を堪能に話し、学校ではスペイン語のクラスを取っていたと伝えた。
別のエピソードは、10代のときにマクドナルドで食べていたら、年配のイタリア人男性たちがフードコートにいて、その中の1人が僕を見ながら「いったいなんだって、あんなもんを食べるんだ」とイタリア語でもう1人に話しかけていた。僕は顔を上げて彼を見つめて「とてもお腹がすいているから」とイタリア語で答えた。彼の友人はみんな笑いだした。

●カリフォルニアでボートツアーに乗る列に妹と並んでいた。自分たちの前には5〜6人のドイツ語を話す観光客がいて、乗船までの待ち時間が長かったので話し始めた。最初は天気が良い話、次にアメリカ人は我慢がならない話、特にデブでバカな観光客のアメリカ人をけなし始めた。
そしてジョークを言い始めた。その間に列が動いて乗船が始まった。このグループはジョークに夢中でそれに気づかないようだった。そこで彼らに向かって流暢なドイツ語で、「あなたたちもツアー参加者なのか、この船に乗るのか」と尋ねた。すると死んだようにジョークを止めて「そうだ」と答えた。
それに対して、「じゃあさっさと乗船してくれないと、バカでデブのアメリカ人観光客が、すぐ後ろで乗りたがっているからね」と伝えた。全員が恥ずかしそうにしていた。

●自分はメキシコ人で、アメリカで大学の学位を取り、ドイツで勉強し、ドイツ人のクラスメートとは英語だけを使って話していた。
4か月くらい経った頃、電車待ちをしていると若い南アフリカ人の観光客グループが大声でしゃべって私たちの横で待っていた。
彼らの話す言葉は俗語以外は全て1語1語理解していた。退屈で時間つぶしが目的だったとは思うが、急にうちのグループの悪口を言い始めた。自分は笑顔で彼らを見ていた。そのうちの1人が「オレらが言ってることが気に入らないのか、バカ」とスペイン語で言ったので、自分はスペイン語で「母国語で侮辱を受けるのは久しぶりだよ」と答えた。
すると男性は言葉を失い、彼の友人もみんな自分を見た。そのあと笑って両方のグループで一緒に座った。そのあと楽しい会話をした。彼らは少しの英語なら会話もできた。

●自分はハンガリー語が堪能だ。ハンガリー語はとても奇妙で珍しいので、ハンガリー人は誰もハンガリー語なんかを話さないと決めつける。想像がつくだろうけどこれが劇的にバックファイヤーする。自分はアメリカで育ったけど、リビングルームから外でやっちゃいけないカップルのケンカや別れ話などを結構聞いた。

●自分はダーリ語を話す。アフガニスタンの2つの公共言語のうちの1つ。旅行中に2人のアフガニスタン人がしゃべっているのが聞こえた。
「気をつけたほうがいい。デトロイトはカブール(アフガニスタンの首都)より危険だ」
●これは自分じゃなくて母親の友人の話だけど、彼女と彼女の叔母がバスに乗っていたそうだ。するととても病的な女性が彼らの前に座った。彼女たちはそのまま話を続け、「あの女性は死んでるみたいだわね」と言った。するとその女性はポーランド語で後ろ振り返って「ガンを患ってるのよ」と答えたらしい。

↑なんてこった。

↑もっと多くの人が優しい話し方、あるいは沈黙のしかたを知るべきだ。


結構こうしたケースは多いようです。

外国人に対し、日本語はわからないだろうみたいに決めつけてしまうと、取り返しのつかない失敗に繋がるかもしれません。

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