ゲームを開始すると独特のアニメーションで事件の概要が説明されます。ナレーションはロード・オブ・ザ・リングなどの映画で有名なイギリスの俳優ショーン・ビーン。低く渋い声でさっそく引き込まれます。



オープニングが終わると駅のような場所に放り出されます。ここから人の気配がない静かな町を彷徨うことに。

物憂げな女性ボーカルのBGMが流れる中、雪を踏みしめる音や肌に突き刺さるような風の音を聞きながら進んでいきます。

正直なところ、この時点でちょっと怖いです。孤独感が半端ない。



なんとか進めそうな道を進んでいくと町から離れ山に移動。人がおらず足跡だけが残っているテントを発見します。ここで地図を入手して本格的に山の中を彷徨うことになります。



地図を頼りに進んでいくと色々な場所にこのようなメモが落ちており、それを集めていくことでゲームは進んでいきます。

メモには種類があり、何かの報告書や犠牲者の日記などがあります。中でも犠牲者の日記は日を増すごとに『何か』に怯えていく様子がわかり、読んでいて想像を掻き立てられました。

意外と難しい・・・音を頼りに進む

地図を見ながらメモを集めていくだけなら簡単でしょ。最初はそう思ったのですが、これがなかなか難しい。地図には現在地が表示されないため、とにかく道に迷います。

道に迷って適当に進んでいくと動物のような唸り声が・・・と思ったら半透明のオレンジ色の化け物に襲われて死にました。



戦う手段がないので逃げなければいけないのですが、主人公は長い距離を走ることができません。化け物に追われるときの恐怖はなかなかのものです。主人公の息切れも耳元で聞こえるため非常にリアル。

このゲームでは音が攻略の重要な要素となっています。怪物の唸り声、メモが風にはためく音、それらをヒントに各地点を回っていきます。

他にも吹き付ける風の音、狼の遠吠え、突如流れるBGM、謎の囁き声など、とにかく音が恐怖心を煽ります。そして風が止んだ時に訪れる静寂は体を震えあがらせるものがあります。実際に自分が冬山にいるのではないかと錯覚させるようです。プレイにはヘッドホン推奨ですね。


怪しいスポット満載

舞台となる冬山には色々なスポットが点在しています。どのスポットが事件の鍵を握っているのか。

どの場所も背筋が寒くなるような雰囲気を持っています。



舞台がロシアだからなのか、ツングースカ大爆発を彷彿させるような焼けた森が登場したり



バイオハザードに出てきそうな不気味な建物があったり



何かの宗教的儀式を行うような祭壇があったり



朽ち果てた教会のような建物があったりと、不気味なスポットが満載です。

どの場所でもそれぞれ演出があり、何度か体がビクっと動いてしまうような怖い演出や、振り返りたいのに怖くて振り返れない・・・そんな展開もありました。


ゲームを終えて・・・



ネタバレになってしまうので詳細を書くことはできませんが、このゲームでは事件の様々な説について想像を掻き立てる作りになっていると感じました。

怪物から逃げまどい、冬山の不気味なサウンドで神経をすり減らしたため、クリア後はどっと疲れたような、夢でも見ていたような気分になります。

派手に怪物を倒す！みたいな展開はありませんが、終始静かな冬山を一人きりで進んでいく雰囲気は他のホラーゲームではなかなか味わえないかもしれません。

ディアトロフ峠事件に興味がある方だけではなく、ホラーゲーム好きな方も満足できるゲームではないでしょうか。

今なお謎に包まれているディアトロフ峠事件、ゲームを通じて色んな妄想をしてみるのも面白いかもしれませんよ。

▼合わせて読みたい

【衝撃事件簿】世界の狂ったカルト集団7つ「地球のために皆で死のうぜ！」


地底湖行方不明事件という闇の深い事件、怖すぎるだろ・・・


【戦慄】日本で一番不気味な未解決事件って何よ？【閲覧注意】


タイトルタイトルタイトルタイトルタイトルタイトル


【長編】厳選！2ちゃんねるの怖い話まとめ【保存版】