SpaceXが、3月30日のSES-10ミッションで初のロケット第1段ブースター再利用に臨みます。使用するのははじめて洋上着陸に成功した機体。今回の打ち上げに成功すれば、Falcon 9ロケットは名実ともに再利用可能ロケットと言えるようになります。
2016年4月に帰還した第1段ブースターは、その後長い時間を書けて整備され、この2月には再びの打ち上げに備えての点火試験を実施、それ以降もしっかりと各種試験をクリアしてきました。
Static fire test complete. Targeting Thursday, March 30 for Falcon 9 launch of SES-10. pic.twitter.com/0tZ7u6gngI
— SpaceX (@SpaceX) 2017年3月27日
今回のペイロードはルクセンブルクの衛星運営企業SES社の通信衛星SES 10。打ち上げはケネディ宇宙センターからで、成功すれば中南米一帯のブロードバンドおよびモバイル通信環境を担うことになりますす。
日本時間での打ち上げ日時は、3月30日(木)17時59分から。今回は日本でもチェックしやすい時間帯、しかも春休みということもあり小~中学生ぐらいの科学好きなお子さんがいる家庭なら、ライブストリーミングを一緒に視聴するのも良いかもしれません。
ただし、天候その他の要因によって打ち上げが延期になる可能性があるのはいつものとおり。当日はNASAやSpaceXのライブ中継を少し早めにチェックしておくのが間違いなさそうです。