【モバマス】二宮飛鳥「ラブレターの話をしよう」
改変ネタ
キャラ崩壊は気にしない
モバP「え?ラブレター!?飛鳥って書いたことあるの!?」
飛鳥「一応ね……だが先に言っておくけど心温まるような話じゃない」
飛鳥「言うならそう、これはボクの過ち。いわば罪の告白だと思ってくれ」
モバP「罪って……おまえ何をやったんだよ」
飛鳥「これはボクがこのプロダクションにきて最初の夏の話さ」
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当時、気になる人がいたんだ。
その人はボクのことを色々と気にかけてくれてね。
悪い気はしなかったし、正直にいうとその心遣いは心地よかった。
それはその人がボクと似た波動もつもの、つまり“痛いヤツ”だったからかな?
ともかくボクはいつしか友情以上の情を持つようになったんだ。
そしてその気持ちがついに抑えきれなくなってね……書いてしまったんだ
蘭子にラブレターを
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モバP「ちょっと待って」
モバP「え?なに?蘭子に書いたの?」
飛鳥「ああ、まだデビューして間もない新人が2代目シンデレラガールに書いたんだ」
モバP「いや、それ以前に性別とか色々と……」
飛鳥「そんなの恋の炎の前では些細なことだよ……話を続けていいかな?」
モバP「いや、その……どうぞ」
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衝動に突き動かされるままに書いたラブレター
だけどボクにはそれを直接渡す勇気がなかった
初めて知ったよ。人は人を愛するとこんなにも弱くなるのかってね……
けど、ボクは自分を信じた。
これは本当の弱さじゃないってね
だからボクは勇気をだしたんだ
地獄のようなレッスンが終わると走ってミッションに取り掛かった
向かった先は更衣室にある蘭子のロッカー
まだ誰も戻ってきてないことを確認してからラブレターを取り出した
黒い封筒の中には黒い便箋と思いを込めた赤い文字……
そしてトランプのジョーカーが入っている
ボクはそれをロッカーの隙間に差し込んだ
ちなみにラブレターの内容はこれだよ
こんにちは……いやこの場合は初めましてかな?
僕はこのプロダクションに古くから住んでいる幽霊さ。
僕はずっと君のことを見てきた。いわば魔王の瞳に魅入られしもの……
これからも君のことを見守っているよ
プロダクションのジョーカーより
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モバP「ちょちょちょ待って」
モバP「なんだよプロダクションのジョーカーって!?」
飛鳥「どうだい?カッコイイだろ?」
モバP「いやおまえジョーカーじゃなくて二宮飛鳥だろ!?」
飛鳥「だって……名前を書くの恥ずかしいし//////」モジモジ
モバP「なんでそこで恥ずかしがる!!」
飛鳥「しょ、しょうがないだろ!これでも精一杯勇気をだしたんだ!」
飛鳥「だいたいPは誰かに告白したことがあるのかい!?」
モバP「いや、その……ないです」
飛鳥「だったらボクの一世一代の告白に口出ししないでくれ!」
モバP「サーセン」
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少し逸れたが話を続けるよ
ラブレターを置いたボクは一度更衣室を出て談笑しているみんなと合流
そのままみんなと更衣室へ向かった……つまりアリバイってやつを作ったのさ
そしてそのまま蘭子がラブレターに気づくのを待った
ラブレターに気づいた蘭子は目を輝かせながら手紙を懐にしまい
部屋で赤面しながら読むに違いない
その時ボクはそう思っていた……それがあんな惨劇に繋がるなんて
蘭子「これは……手紙か?」ガサガサ
実際、人生は計算外のことばかりだ。まさかこの場でラブレターを読み始めるなんてね
だがきっと蘭子は目を輝かせ喜ぶに違いない!
だってジョーカーなんだ!幽霊なんだ!
そんな非日常の存在からラブレターをもらったら誰だって歓喜するはず!
蘭子「なにこれ、気持ち悪い……」ガクブル
まったく、人生ままならないものさ
みりあ「蘭子ちゃん!なに読んでるのー?」
莉嘉「もしかしてラブレターじゃない?」
みりあ「ラブレター!?みりあにもみせてー!!」
飛鳥(まずいな、まさか周りが騒ぎ出すとは……)
早苗「どれどれ……ブホwwwwwww」
早苗「なにこれwwwwwwww幽霊wwwwwwジョーwwwwwカーwwwwww」
飛鳥(そして公衆で読み上げられるとは……)プルプルプル
早苗「ちょっとwwww誰よwwwwwこんなイタズラwwwwww」
飛鳥(いや、イタズラじゃなくてラブレターなんだけど)
みりあ「私と莉嘉ちゃんと蘭子ちゃんが最初に更衣室に戻ったよ」
莉嘉「じゃあ、誰かがレッスン中に仕掛けたの?」
早苗「それはないわ。だってレッスン中は鍵がかかってるし」
みりあ「じゃあ本当に幽霊!?」
飛鳥(そうだ、それでいい。ジョーカーは謎の存在でなければいけないんだ)
莉嘉「そういえばレッスンが終わったあと飛鳥ちゃんどこに行ってたの?」
飛鳥「」
飛鳥「な、なにを言ってるんだい?ボクは君たちと一緒に居たじゃないか?」
莉嘉「でも走ってどっか行ってたじゃん」
飛鳥「そ、それは熱くなった身体を冷まそうと屋上へ……」
早苗「こんな暑い夏の日に?」
飛鳥「」ダラダラダラ
光「レイナ以外にこんな悪質なイタズラをする奴が居たなんて」
飛鳥「い、いや……本当にボクじゃ……」
光「安心してくれ!蘭子さんはあたしが守るから!」
飛鳥(まずい……このままじゃジョーカーの存在がボクだとバレてしまう!!)
蘭子「う~ん……でも飛鳥ちゃんはこんな気持ち悪い手紙書かないと思う」
飛鳥(悪かったね、気持ち悪い手紙を書いて)
結局その時はうやむやに終わった。
だけど、ボクに疑いの目が向いているのは確実だった。
実際、光はボクを蘭子から遠ざけようとしていたしね
このままじゃいずれバレるのは時間の問題だ
そう思ったボクはある作戦に出た。
翌朝、ボクは誰も起きてないことを確認したら女子寮の蘭子の部屋の前に来た。
手にはジョーカーメモリと手紙。
手紙に書かれた文字はそう……
『ナンジョー=ジョーカー』
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モバP「ストップ!ストップ!」
モバP「光がしばらく引きこもったのってお前が原因か!?」
飛鳥「自分から疑いの目を遠ざけ、なおかつ邪魔者を消す」
飛鳥「我ながら完璧な作戦だったよ」
モバP「ちくしょう!悪びれもせずに言いやがって!」
モバP「あの時大変だったんだぞ!!」
飛鳥「最初に言っただろう?これは罪の告白だって」
モバP「アイドルじゃなかったら殴りてえ」
飛鳥「落ち着きたまえ、話はこれで終わりじゃないんだ」
モバP「まだこの惨劇が続くのかよ……」
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ともかくボクから疑いの目を離すことには成功した。
成功はしたがこれでは光=ジョーカーで決着がつく
つまり光が蘭子にラブレターを書いたということになってしまう。
それだけは避けたい、そう思ったボクはもう一枚手紙をジョーカーのカードとともに
今度は蘭子だけが見るように出した。
こんにちは……いや、こんばんはかな?
君が僕の手紙を見せびらかすからナンジョー君には身代わりになってもらったよ
いわゆる“贖罪の山羊”というやつだね
ちなみにナンジョーと書いたのはボクがイギリス人の幽霊で漢字が苦手だからさ
『薔薇』は書けるけどね。面白いだろ?
ともかく、この手紙は秘密、君と僕の秘密だ 約束できるね?
おりこうさんだ、賢い君に歌を贈ろう
たとえ一億と二千年経っても僕の気持ちは変わらない
君を知ったその日から僕の地獄に音楽は絶えない
プロダクションのジョーカー
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飛鳥「次の日、早苗さんが女子寮で集会を開いたよ」
モバP「大事になってるじゃねえか!?」
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実に気持ち悪いやら策に溺れるさまが無様やら面白いのかおかしいのか悲しいのかわからなくなる