よりリアルになってきました。
64bitデバイスとなるiPhone 5sが登場しても、32bitアプリはサポートされていましたが、2015年からApple(アップル)は開発者に対して64bitアプリへのアップデートを求め、いつからかアップデートがなかったアプリを起動すると警告メッセージを表示するようになりました。
そして、先日配信されたiOS10.3では「App互換性」の項目が追加され、将来サポート外となりそうなアプリを一覧表示する機能が追加されました。「設定」→「一般」→「情報」→「App」から確認できるんです(サポート外の可能性にあるアプリがひとつもない場合、「App」をタップできない仕様のようです)。この新機能で、こいつら動かなくなるかもよ?がリアルに伝わってくるようになりました。
おいおいお前もか!
というアプリが混じっていて、若干頭を抱えました。わりと新しめのアプリで、某大作ゲームのリメイクなので安心しきっていたのですが…。
こういったアプリは、将来iOSが完全に64bit環境に移った際に正常に動作しない可能性があります。そのときまでに開発者様による64bit化アップデートを期待するか、他に64bit対応している代替えアプリを探さねばなりません。代わりがあればいいんですが、そうとは限りませんしねぇ…。
・64ビットに完全移行。iOS 11では旧式アプリ20万個弱が動作不能に?
64bit化は将来的に見てユーザーにとっても、開発者にとってもメリットがあることだとは思うのですけどね。ひとまずみなさんも、どのアプリが対象なのか一度確認しておくといいかもしれません。
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・「iOS 10.3 / macOS Sierra 10.12.4 / watchO