第2期電王戦第1局開幕。雪化粧の日光東照宮で佐藤名人vsポナンザの勝負の行方は?
電王手さん最終形態「電王手一二さん」見参!
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本日4月1日、第2期電王戦の第1局が10時より開始されました。先手ポナンザは、初手はなんと☗3八金、これに対し後手、佐藤名人は少し考えて☖8四歩と飛車先を突きました。3手目は☗7八金と両金が玉から離れるという意表を突く手で始まっています。現在対局が進んでおり、今夜8時過ぎには決着する模様です。
対局場所は日光東照宮にある、東照宮社務所2階。前日の雪で境内は雪化粧しており、外はとても寒い状況です。徳川家康は将棋を愛好し、現在ある7タイトルの1つ「名人」の称号を、徳川家康が最強のものに与えたことが始まりと言われています。その名人が、今回対局者の一人ということで、今回、徳川家康が眠る日光東照宮が対局場所として選ばれました。
中継はこちらから。
第2期電王戦 二番勝負 第1局 佐藤天彦叡王 vs PONANZA
【現地対局会場】
立会人:勝又清和六段、解説:永瀬拓矢六段
聞き手:熊倉紫野女流初段、レポーター:山口恵梨子女流二段
【現地大盤解説会場】
野月浩貴八段、竹部さゆり女流二段
【ゲスト出演者】
加藤一二三九段
最強の将棋ソフト・ポナンザに相対する佐藤名人の戦いっぷりに注目が集まっていますが、今回代指しロボットである電王手さんの最終形態にも注目。写真を見ての通り、これまで1つのアームロボットだったのが、なんともう1本増え、2本で指すようになっています。
デンソーの産業用ロボットアーム「VS-060」を1台のロボットとして作動させる協調制御システムで、2本のアームを両手として同時に動作させています。静音性は前回と変わらないレベルで、さらに指す時、引く時の加速度を高めているようです。
「人間の対局相手を考慮した「空気を読んだ」動作を実現」とか「対局相手に心理的負担を与えないよう」など、アピール文には記載されていますが、アームが2本になっただけで、かなりの威圧感かと。「空気を読んだ」とはどのようなあたりなのかも気になるところです。
名称は「電王手一二さん」。かつて両手を使って指したことのある棋士、加藤一二三九段をもじったものとなっています。
電王戦の第1局結果は、終局後インタビューが終了次第、速報でお伝えしますのでお楽しみに。