株式会社ロッキング・オン・ジャパンを退職しました
私もらたは、先日、株式会社ロッキング・オン・ジャパンを退職いたしました。
入社したのは2年前、2015年の4月1日です。
ロッキング・オンという会社は、社員がロッキング・オンに属していることを明かしてSNSを利用することを禁止していました。
ロッキング・オンの社員だと明示していなくとも、あらゆるリスクを鑑みて、ネットというものに対して非常に厳しいスタンスを取る会社でした。
ロッキング・オンの社員がブログを運営しているなんてもってのほかでした。
それが2年前、僕がてんこもりの管理人を降りた本当の理由です。
ロッキング・オンという会社は、今日に至るまで僕の人格形成に多大なる影響を与え続けています。
僕の人生は中学時代からロッキング・オンという思想に染められています。
僕がロッキング・オンに入社したことは、「第1志望の企業に内定をもらった」という一言で片づけられるような出来事ではありませんでした。
喩えるならば、『エヴァンゲリオン』の洗礼を受けた者が庵野秀明に弟子入りを許されるような、『ドラゴンボール』の洗礼を受けた者が鳥山明に弟子入りを許されるような、そんな意味合いを持っていました。
憧れ狂った夢の場所には、本当に夢のような毎日が待っていました。
あの場所でしか体験できないことが山のようにありました。
1秒たりとも無意味な時間がありませんでした。
月並みな言葉ですが、僕がロッキング・オンで過ごした日々は本当にかけがえのない財産です。
退社して幾何かの月日が流れましたが、あの夢のような日々は本当に夢だったのではないかと思う瞬間があります。
月日が経つにつれ、自分から音楽誌編集者としての勘がこぼれ落ちているような錯覚に陥るのです。
いえ、錯覚ではないかもしれません。
新しい場所で仕事をしていると、自分から「ロッキング・オン時代に培った手癖のようなもの」がわずかながらも抜け落ちていることに愕然とする瞬間があります。
老廃物が代謝されていくように、使わない筋肉は衰えていくように、あの環境で得たものは、僕の体からほんのわずかな濃度ながらも、しかし確実に日々排泄されていくのでしょう。
自分の名前が載っていないロッキング・オン・ジャパンの奥付けを見ると「やはり自分はもうあそこにはいないんだ」という思いと「なんで自分の名前が載っていないのだろう」という気持ちが綯交ぜになります。
知らないアーティスト、知らない編集者、知らない情報で徐々に満たされていくあの雑誌からは、自分は本当に関係のない世界へと来てしまったのだという思いが去来するのです。
あれは2015年4月3日、ロッキング・オンに入ってすぐの歓迎会のことです。
酔った勢いなのか、上司に「きみは入ってくるのが2年遅かった」と言われました。
その言葉の真意は、あの時には解かりかねましたが、のちに痛いほど解かりました。
僕はあの会社に入るのが2年遅かったんです。
ただそれだけのことです。
書いたはいいものの、出しどころのなかった文章を掲載します。
よかったら見ていってください。
「未来の音楽」のために何ができる? 「NF」に見るサカナクションの果てなき野望
http://moretzmusic.com/2017/02/05/post-1247/
宇宙はやくしまるえつこを中心に廻り始めた。相対性理論の武道館公演を観て
http://moretzmusic.com/2017/02/05/post-1244/
川島海荷さんが9nineを卒業して泣きそうだよ 泣きたくなる まだ 泣いてないけど
http://moretzmusic.com/2017/02/05/post-1250/
禁断の多数決 3年ぶりのライブは「切なさ」と「多幸感」が溢れていた
http://moretzmusic.com/2017/03/17/post-1254/
入社したのは2年前、2015年の4月1日です。
ロッキング・オンという会社は、社員がロッキング・オンに属していることを明かしてSNSを利用することを禁止していました。
ロッキング・オンの社員だと明示していなくとも、あらゆるリスクを鑑みて、ネットというものに対して非常に厳しいスタンスを取る会社でした。
ロッキング・オンの社員がブログを運営しているなんてもってのほかでした。
それが2年前、僕がてんこもりの管理人を降りた本当の理由です。
ロッキング・オンという会社は、今日に至るまで僕の人格形成に多大なる影響を与え続けています。
僕の人生は中学時代からロッキング・オンという思想に染められています。
僕がロッキング・オンに入社したことは、「第1志望の企業に内定をもらった」という一言で片づけられるような出来事ではありませんでした。
喩えるならば、『エヴァンゲリオン』の洗礼を受けた者が庵野秀明に弟子入りを許されるような、『ドラゴンボール』の洗礼を受けた者が鳥山明に弟子入りを許されるような、そんな意味合いを持っていました。
憧れ狂った夢の場所には、本当に夢のような毎日が待っていました。
あの場所でしか体験できないことが山のようにありました。
1秒たりとも無意味な時間がありませんでした。
月並みな言葉ですが、僕がロッキング・オンで過ごした日々は本当にかけがえのない財産です。
退社して幾何かの月日が流れましたが、あの夢のような日々は本当に夢だったのではないかと思う瞬間があります。
月日が経つにつれ、自分から音楽誌編集者としての勘がこぼれ落ちているような錯覚に陥るのです。
いえ、錯覚ではないかもしれません。
新しい場所で仕事をしていると、自分から「ロッキング・オン時代に培った手癖のようなもの」がわずかながらも抜け落ちていることに愕然とする瞬間があります。
老廃物が代謝されていくように、使わない筋肉は衰えていくように、あの環境で得たものは、僕の体からほんのわずかな濃度ながらも、しかし確実に日々排泄されていくのでしょう。
自分の名前が載っていないロッキング・オン・ジャパンの奥付けを見ると「やはり自分はもうあそこにはいないんだ」という思いと「なんで自分の名前が載っていないのだろう」という気持ちが綯交ぜになります。
知らないアーティスト、知らない編集者、知らない情報で徐々に満たされていくあの雑誌からは、自分は本当に関係のない世界へと来てしまったのだという思いが去来するのです。
あれは2015年4月3日、ロッキング・オンに入ってすぐの歓迎会のことです。
酔った勢いなのか、上司に「きみは入ってくるのが2年遅かった」と言われました。
その言葉の真意は、あの時には解かりかねましたが、のちに痛いほど解かりました。
僕はあの会社に入るのが2年遅かったんです。
ただそれだけのことです。
書いたはいいものの、出しどころのなかった文章を掲載します。
よかったら見ていってください。
「未来の音楽」のために何ができる? 「NF」に見るサカナクションの果てなき野望
http://moretzmusic.com/2017/02/05/post-1247/
宇宙はやくしまるえつこを中心に廻り始めた。相対性理論の武道館公演を観て
http://moretzmusic.com/2017/02/05/post-1244/
川島海荷さんが9nineを卒業して泣きそうだよ 泣きたくなる まだ 泣いてないけど
http://moretzmusic.com/2017/02/05/post-1250/
禁断の多数決 3年ぶりのライブは「切なさ」と「多幸感」が溢れていた
http://moretzmusic.com/2017/03/17/post-1254/
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コメントの投稿
中身の薄い凡庸な文章だな
♯59462
だったら辞めなきゃよかったんじゃないの
♯59463
いろんなことがあって、区切りがあって、そういう部分を語らず感じさせるいい文章だと思うけどね
こういう情緒で読む文章に食って掛かるのってどういう感覚かね。
♯59464
こういう情緒で読む文章に食って掛かるのってどういう感覚かね。
代名詞に親を殺された男のオマージュやめろ
♯59465
え、てことはあの頃からもう2年経ったの?
時の流れ早…
♯59466
時の流れ早…
で??
♯59467
もらたおつかれ!
♯59468
芸能人でもないのにこんなナルシスティックな気持ち悪い文章書けるってすごいな。
♯59470
なんだこの自己陶酔感マックスのはなくそ文章は…
そんな言うならやめなきゃよかっただろ
というかこんな記事興味ないよ
♯59471
そんな言うならやめなきゃよかっただろ
というかこんな記事興味ないよ
そんなに好きなら辞めなきゃいいだろ
♯59472
2年ごときでなにを語るかww
培った手癖て。
職業編集者舐めんなよ半端者。
♯59473
培った手癖て。
職業編集者舐めんなよ半端者。
あんな左翼こじらせたクソ雑誌にいたのか…しかも洋楽の方じゃなくジャパンとかゴミもゴミ
それならこんな気持ち悪い文章書くのも納得できるね
それならこんな気持ち悪い文章書くのも納得できるね