95247443月30日、この事件を追っていた傍聴ライター・高橋ユキ氏のもとに一通の手紙が届く。岩崎友宏本人からの手紙だった。「控訴取り下げます。覚悟ができました」「一生反省。冨田さんの痛みを忘れてはいけないと思います」・・



小金井刺傷事件 犯人からの手紙


手紙に書かれていたことは本心なのか。高橋氏は本人に確かめるべく、その日のうちに岩崎が拘留されている立川拘置所に向かった。

反省の言葉については本心と語ったが、面会の話題のほとんどは、やはり冨田さんに関することだった。
「冨田さんのこと、毎日考えます」 そう言った岩崎は、ある写真を差し出してきた。高橋氏は目を疑った。

「事件当時の、冨田さんが血まみれになった写真でした。担架に乗っていて、刺された傷がよく分かる。そんな写真を見せて相手がどう思うか、冨田さんがどういう気持ちになるか、全くわかってない、平気な様子でした」(高橋氏)


大きな話題となった 冨田真由さん刺傷事件



岩崎は、「冨田さんの怪我はひどい。一生残る傷ですね」と他人事のように言ったという。他にも、自分が加害者であることを忘れたかのような発言を繰り返した。

「(事件後、Twitterを更新していない冨田さんについて)ファンのこと考えてないですよね。意識を取り戻したのにファンに伝えることすらしなかった」

「彼女はまだ生きている。自殺しなかったことがすごいですね。強いですよ。彼女の意思は強い」

面会後、高橋氏は語った。「やはり岩崎は、変わっていませんでした」

この手紙の2週間後に、「控訴取り下げ」の手紙が送られてきた。“反省の弁”を述べた2枚にわたる便箋の冒頭には、こう記されている。

「冨田真由が全くの善人だったなら、あんなことにはならなかった」・・


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小金井事件 岩崎被告が控訴取り下げ