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【名無しの鬼女】 さんありがとうございます！

[投稿日時] 2017年03月27日 12:13
■体験談

昨日娘が彼氏を家に連れて来た。夫亡くして十数年、女手一つで一人娘を育ててきた私にとって「遂に来たか…」と言う瞬間。嬉しさ半分寂しさ半分の複雑な気持ちで彼氏を迎えた。

娘彼氏、玄関で挨拶もそこそこに、私を見て「お姉さんですか？　え？お母さんでしたか～！　いやあ～実に若々しい！」といきなりヨイショ。…どんなに頑張ったって私は年相応（50代）にしか見えない。あまりに白々しい彼氏のお世辞に只々苦笑いするしかない。






気を取り直してリビングに通した。彼氏はリビングに移動する間にも「いや～良いお家で！」「飾ってある絵も凄いですね！」（亡き夫が趣味で描いた絵。金銭的価値は無し）…と目に付く物にヨイショしまくり。横で娘は口半開きで唖然。
リビングで着席しても彼氏の度の過ぎた白々しいヨイショは止まらず。私が呆れて「貴方のお仕事は幇間？」と嫌味言ったら彼氏幇間の意味分からず。タイコ持ちと言い換えても通じず。終いには「いやあ～お母さん、実に物知りですね～！」…もうアカン。

もう相手するのも疲れてきて、娘にこそっと「この人連れてどこかに出かけてよ。もう疲れた…」
娘は彼氏を引きずるように外に出て、暫くしてから娘だけ帰って来た。娘「もうあいつは別れたから」

娘が言うにはあの彼氏、ただ単にお世辞言いまくる事が年長者に対する正しい礼儀だと思ってたようで、娘に「あんな見え透いたお世辞…母が呆れてた」と言われても「何で？！」と全然訳が分かってなかったらしい。それで「あんだけ褒めてやったのに！お前等どんだけお高くとまってるんだよ！」と向こうから去って行ったらしい。娘も「あんなバカだとは思わんかったわ…」

娘にはもう少し男を見る目を養って貰いたいが、私は娘にどう指導したらいいんだろう。惚気かも知れんが、私は亡夫が最初で最後の男だったから経験談が無いし。この先不安だ。


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