怖い、怖い、色々と怖い。
映画『死霊館』に登場するやいなや、脇役以下でありながらもその顔面恐怖偏差値の高さで話題騒然となり、人気に押されてスピンオフ作『アナベル』が作られたアナベル人形。
『アナベル』ではカルト信者の魂が乗り移り、持ち主をジワジワと精神的に追い詰めましたが、続編であり前日譚の『アナベル2』では、どう目を凝らしても可愛く見えないアナベル人形の誕生が語られます。
それでは公開されたばかりの『アナベル2』の予告編をご覧ください。
動画はWarner Bros. Picturesより。
繰り返しになりますが、以下あらすじです。
20年前に最愛の娘を亡くした人形職人とその妻。彼らは閉鎖間際の孤児院から修道女と少女たちを受け入れたが、呪われたアナベル人形が少女たちに目をつけた――
振り向いた人形がグワッとくるのがイイ! ジャンプ・スケアはホラーファンにとって怖がらせるどころか萎えさせる諸刃の剣なんですが、ジェームズ・ワンの息がかかった作品は好感度高し。
『アナベル』も『死霊館』シリーズも大事なシーンを予告編でネタばらししているにも関わらず、劇場でみてもしっかり怖いというのが、これまた素晴らしかったので、本作でも期待。
ただ、少女のカクカクした動きには物申したい。『呪怨』の伽倻子さんの影響なのか、最近のホラーはこのぎこちない動きが多くなってきているので、目新しさがないんですよね。この表現をどうにかしてほしい。怖くないんだもん…。
怖さといえば、『アナベル2』は「公開取りやめの危機」という現実的な恐怖に直面しています。というのも、『死霊館』シリーズの主人公である実在の霊能力者、エドとロレイン・ウォーレン夫妻を題材にした小説『The Demonologist』の著書であるジェラルド・ブリットル氏は、この夫妻と実際の心霊ケースを元にした作品を作る独占契約をしており、