225 名前:水先案名無い人[sage] 投稿日:2007/04/14(土) 10:30:13 ID:RGrHw4tnO
妹の話。
俺が小学3年、妹が1年の夏に妹は亡くなった。
妹が入学してから俺はおにいちゃんぶって、毎日先導しながら学校に行っていた。
純粋に妹がかわいかった。

その妹の突然の死を受け入れられなかったんだろう。
葬式でも泣きもしなかった。
ただポッカリと穴が開いたような感覚だけがあった。

しばらくたったある日、居間でうとうと夢を見た。
「ただいまー」と妹が玄関から入ってくる夢。
目が覚めてからすぐ、何となしに玄関に行ってみた。
風のせいだと思うが、玄関がすっと開いた。
その瞬間
「おかえり」と言っていた。
それまで出なかった涙があふれてきた。
なぜかわからないけれど、その瞬間に妹の死を実感した。
にいちゃん、もっとお前と遊びたかったよ。