宇宙旅行だけじゃなくSFも嫌いだったとは……
『スター・ウォーズ』シリーズの最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』が一体どんな内容になるのかも気になりますが、今回は銀河史を語る上で欠かせない人気キャラクター、C-3POを第1作から40年間に渡って演じ続けてきた俳優、アンソニー・ダニエルズにインタビューしてまいりました!
――スター・ウォーズの出演に対して最初は乗り気ではなかったという話が有名ですが、本当のことなのでしょうか?
アンソニー・ダニエルズ(以下、ダニエルズ):ええ。最初に話を持ってきたエージェントに「低予算映画のロボット役なんてお断りです。SFも好きではありません。私は本格派俳優なんですから!」と言ったんです。
それでもエージェントがとにかく監督に会ってきなさいと言うので、ジョージ(・ルーカス)に会いました。彼はすごく良い人物でしたが、私を心変わりさせたのは彼が見せてくれた(C-3POの)絵でした。
ラルフ・マッカリーが描いた絵が私の心を動かしたんです。あの絵が私の魂に響いたおかげで、40年後の今の私があります。これは100%本当の話です。
このお話の教訓は「断ってチャンスを逃すな」ということですね。ジョージはいろんな映画会社に『スター・ウォーズ』のストーリーを持ち込みましたが、すべて断られていました。しかし、彼がめげなかった結果……こうなったわけです。
――そもそもSFが嫌いだったわけですね……
ダニエルズ:それはもう。まず、当時はSFが今ほど人気ではありませんでした。『スター・ウォーズ』が公開されてから、大きく