Motherboardは8日(現地時間)、「iPhone 7」および「iPhone 7 Plus」のホームボタンは、米アップルの公式ストアにおいてのみ交換可能であることを伝えています。
Motherboardによると、iPhone 7シリーズにおいては、ホームボタンと端末本体とが密接に結び付けられており、出荷時に搭載されていたものと異なるホームボタンに交換した際には、「Touch ID」機能と「ホーム画面に戻る」機能の両方が使用できなくなるとのことです。
とあるApple Store従業員は、ホームボタンを交換した際には、米アップルのみが所有している専用の機械を用いて “再調整” を行う必要があることを明言しており、実質的に公式ストア以外でホームボタンの修理を行うことが不可能となったことが判明しました。
また、米国においてアップル製品の修理業を営むマイケル・オベルディック氏は今回、2台のiPhone 7を用いた検証動画を公開しています。
それぞれフロントディスプレイとホームボタンを交換したiPhone 7においては、ホームボタンが全く動作しなくなってしまいましたが、同氏が再び交換したところ、正常な動作を見せるようになりました。
また、ホームボタンが “殺された” 状態においては、ディスプレイ上にソフトウェア式の「仮想ホームボタン」が登場し、ホーム画面に戻る機能だけは利用可能となる模様。
なお、特にiPhoneの修理によって生計を立てている人にとっては大きな痛手となるであろう今回の措置ですが、大なり小なり波紋を呼ぶこととなりそうです。
[Motherboard via Phone Arena]
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