原作・稲垣理一郎&作画・Boichiによる週刊少年ジャンプ連載「Dr.STONE」第6回です。
全人類が石化し、西暦5738年に復活を果たした大樹たち。
人類を浄化すると宣言した師子王司に危険なものを感じた千空だったが、不用意にもそんな彼に「奇跡の水」の存在がバレてしまう。
仕方なくそんな彼に「硝酸」の洞窟に向かわせ、その隙に紅を復活させた千空たち。
彼が戻って来る前に、紅と一緒に逃げるか、それともみんなで戦うかの選択を迫られる事になった千空たちだったのだが…!?
紅復活の感動の余韻に浸る暇もなく究極の二択を突き付けられた大樹たち。
「即答だー!!」
だが、大樹の判断に迷いは全くなかった様子。
一緒に戦うに決まっていると断言する大樹。
そんな大樹に意味も分からず同意する紅ですけど、師子王司の姿を一度も見ていない彼女に判断が出来るはずもありません。
そんな2人に対し、「逃がしといた方が合理的かも」と、気を使った訳ではないと弁明する千空。
頭が良くて判断に優れている千空ですけど、大樹も長い付き合いでそれを知っており、彼に色々任せる習慣がついて、頭を使わなくなって文字通りの体力バカになった気もします。
「司がもし本当に石像を壊して 人を殺してるのなら 俺は絶対に――」
そこまで口にして師子王司が現れた事で言葉が止まってしまった大樹。
純粋に正義を貫こうとする大樹ですけど、それこそ師子王司が望む新しい世界の人間の姿であり、こんな世界でなければ普通に一番の親友になれたのかも知れません。
「間引いてるんだ 新しい世界のために」
殺してるというのは捉え方の問題だと言う師子王司。
自分の殺人を隠す気もない司だが、果たして生身の人間が相手だったらそういう冷酷な態度を取る事が出来たのかどうか?
そんな司が持って来た瓦礫が人間を潰したものである事に気付いた大樹。
「千空 もしもの時は紅を頼む」
「司は 俺が止める」
すぐさま飛び出した大樹ですけど、この先師子王司がわずかに残された人類にとって脅威になるというのならそれを最初に見つけた大樹にも責任があるとも言えます。
素手でライオンを殺す様な相手に向かっても100億%殺されると確信する千空。
そんな彼が用意していたのは切り札の武器・クロスボウだった!?
まさかの武器ですけど、やはり狩猟目的で作っていたのかな?
それを躊躇なく人間に向けるというのは千空も大概頭のネジが切れてます(笑)。
コントロールには自信があったのか、師子王司のすぐ側にぶち込んで2人の動きを止めようとした千空。
当たっていたらどうするつもりだったのか、頭にないかの様な千空だが、何と司は矢を素手で掴んで叩き落してしまった!?
そんな人間離れの離れ業を見せた師子王司。
霊長類最強と謳われる司ですけど、その経歴は気になります。
向かって来た大樹を蹴り飛ばした師子王司。
自分の蹴りを受けて倒れなかった人間は初めてだと、大樹の潜在能力に驚いた司だが、それ以前に彼に攻撃する気がないと感じたらしい。
そんな司に自分は人は殴らないと宣言した大樹。
自分をいくら殴っても構わないが、そのかわり石像を壊すのはやめろと言う大樹ですけど、それだと司は人を殴りたくて仕方ない人間だと勝手に決めつけている様に聞こえます(笑)。
大樹が出した提案は意味がわからず、何の取引にもなっていないと指摘する司。
「もし君が邪魔立てするなら――」
「復活したばかりのその子 紅を殺すと言ったら?」
そんな大樹を逆に追い詰めた司だが、紅も自分が人質になる可能性を千空が考えて「逃げる」様に言って来たのを理解する事に。
とっさに紅の前に立って彼女を守ろうとした大樹。
そのまま倒れてしまった大樹だが、結局師子王司の攻撃は効いていたらしい。
仲間割れを否定し、倒れた大樹に赤の他人よりも紅を守る様に指示する司。
「俺も自分のやるべきことをやる 邪魔はさせない」
そのまま去って行った司ですけど、彼の言動からすると今後もわざわざ敵対はして来ない気がします。
その一方で、これから石像を壊しまくるつもりらしい司ですが、千空たちがそれを良く思わないのは理解しているはずですし、いずれ再び戦う時が来ると感じているのかも知れません。
クロスボウは時速200kmを超えており、この時代では無敵だと実感した千空。
そんな司を止めるには文明を進めるしかないのだという。
「人類史上 最大の発明品」
「銃 つまり――」
「火薬を作る!!」
石器時代が200万年前、火薬の発明は西暦700年頃であり、100万8700年の文明をワープすると言う千空。
何やら文明の歩む順番を間違えている感がある千空ですけど、大樹も人は殴れなくても人に銃は撃てるのでしょうか?(笑)
千空のやる事には何も反論するつもりがないのか、火薬作りに手を貸す事になった大樹。
その大樹が「人類史上最大の発明品」と聞いてスマホを挙げましたけど、ワンピースのルフィが「新しい仲間は音楽家」とずっと言っていたのに似たものを感じます。
今の状況では言うだけ無駄ですけど、この作品が最終回を迎える頃にはそれこそスマホが登場する事になるのかも知れませんね。
ウィキペディア:稲垣理一郎/Boichi
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