9532721日本中の小中高生が歌声を競う「NHK全国学校音楽コンクール」(通称・Nコン)をめぐり、関係者の間で動揺が広がっている。AKB48の新曲「願いごとの持ち腐れ」が中学の課題曲に決まったためだ・・



「『さすがにAKBは来ないだろうね』って、ずっと話していたんです。それが現実になるとは……」。ベテラン指揮者の田久保裕一さんはため息をついた。

全国の管弦楽団や合唱団でタクトを振るかたわら、合唱指導者向けの講習会も行う田久保さん。ここ数年、彼のもとには、昨今の「Nコン」の姿勢を憂える声が絶えなかったという。

「たしかにJ-POPは若者ウケするし、なじみやすい。でも、これまで大切に育んできた合唱曲の中でポップスは異質で、発声方法も違う」と田久保さん。


田久保裕一さん



批判的な人たちの多くは、ポップス自体が悪いのではなく、良い曲も多いと考えている。だが、「合唱とは別モノ」だ。
ユニゾンで完成している楽曲を無理に合唱曲へアレンジして約半年間、教育現場で取り組ませる必要があるのか。「CD売り上げや視聴率アップ狙いが透けて見える」との声も絶えない。

実は、こうした憤りを表に出せる人は多くない。コンクール強豪校の、ある教員は「大会に挑む者にとっては、主催団体に物申すなんて、無理な話です」。


Twitterの声












だが、くすぶり続けた不満が頂点に達したのか、今年の課題曲や「Nコン」のあり方に疑問を呈した田久保さんのブログに、教員や音楽関係者、生徒らからも同感の厳しい意見が多数寄せられた。

「人気取り主義、視聴率主義が見え見え」「音楽的価値の低い楽曲を生徒に与えていいのか」「中学生を甘く見ないで。コンクールを甘く見ないで」・・

詳細は(source: dot. - AKB48の新曲「願いごとの持ち腐れ」合唱関係者らが猛ブーイング

AKB48 Group 女性三部合唱 「願いごとの持ち腐れ」