AppleInsiderは12日(現地時間)、米Cowen and Companyのアナリストであるティモシー・アーキュリ氏が「iPhone 8」の生産計画に問題が発生している可能性を、指摘していることを伝えています。
アーキュリ氏が公開した最新の調査報告によると、iPhone 8に搭載される予定のディスプレイ統合型指紋認証センサーの生産歩留まりが、米アップルの想定を大きく下回る状態が続いているとのことです。
そして、同氏は今回、仮にこのまま歩留まりが改善されなかった場合に同社が採り得る選択肢として、以下の3つの可能性を提示しました。
- 指紋認証機能の採用を見送り、顔認証機能のみを実装する
- 指紋認証センサーを背面部に搭載する
- 問題が解消されるまで製造を遅らせる。ただし、発表自体は「iPhone 7s」シリーズと同時に行なわれる
一方でアーキュリ氏は、今回の報告の中で、ここ最近噂されている「3D検知」技術に起因する発売計画の遅れ(過去記事[1]、[2])について、否定的な見解を示しています。
なお、同氏によると、上記のうち1つ目の選択肢が現実となる可能性は最も低いとのこと。どの選択肢が実現されるにせよ、いずれも “妥協案” であることは間違いなく、そもそも根本的な問題が解決されることを願うばかりです。
[AppleInsider via 9to5Mac]
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