米ワシントン州立大学の研究者らが、重力に反発するといわれる「負の質量」の生成に成功したという驚きのニュースが飛び込んできた。
質量が0以下の「負の質量をもつ物体」の生成に米大学が成功
研究チームは、まず元素の1つであるルビジウムをレーザーで絶対零度ギリギリまで冷却、これにより、ボース・アインシュタイン凝縮と呼ばれる状態を作り出すことができるという。
この状態の粒子は、古典物理学ではなく量子力学の原理に従い、波のように振舞い始め、量子効果が巨視的に現れた「超流動」の状態になる。すると、液体が容器の壁面をつたって外へ溢れ出たり、原子1個が通れる程度の隙間に浸透したりする奇妙な現象が起こる。
問題はここからだ。超流動となったルビジウムにさらにレーザーを照射することで、原子をスピンの向きを変えた。すると、不思議なことにルビジウムが負の質量を持つかのように振る舞い始めたというのだ。
「押すと反対方向に加速されるんです。まるでルビジウムが見えない壁にぶつかっているかのようでした」(フォーブス教授)
教授らの研究成果はアメリカ物理学速報誌「Physical Review Letters」に掲載され、今後、各研究機関による追試が試みられる予定だという。
負の質量が確実に存在するとすれば、SFの世界で言及されてきた反物質や、斥力として働く重力、すなわち「反重力」もいずれ実現するかもしれない・・
ついにUFOを作った男
質量が0以下の「負の質量をもつ物体」の生成に米大学が成功
【ガチ】質量が0以下の「負の質量をもつ物体」の生成に米大学が成功! ついに“反重力装置”が実現か! https://t.co/4xkmZOekSR
— トカナ (@DailyTocana) 2017年4月14日
研究チームは、まず元素の1つであるルビジウムをレーザーで絶対零度ギリギリまで冷却、これにより、ボース・アインシュタイン凝縮と呼ばれる状態を作り出すことができるという。
この状態の粒子は、古典物理学ではなく量子力学の原理に従い、波のように振舞い始め、量子効果が巨視的に現れた「超流動」の状態になる。すると、液体が容器の壁面をつたって外へ溢れ出たり、原子1個が通れる程度の隙間に浸透したりする奇妙な現象が起こる。
問題はここからだ。超流動となったルビジウムにさらにレーザーを照射することで、原子をスピンの向きを変えた。すると、不思議なことにルビジウムが負の質量を持つかのように振る舞い始めたというのだ。
「押すと反対方向に加速されるんです。まるでルビジウムが見えない壁にぶつかっているかのようでした」(フォーブス教授)
教授らの研究成果はアメリカ物理学速報誌「Physical Review Letters」に掲載され、今後、各研究機関による追試が試みられる予定だという。
負の質量が確実に存在するとすれば、SFの世界で言及されてきた反物質や、斥力として働く重力、すなわち「反重力」もいずれ実現するかもしれない・・
ついにUFOを作った男