こんにちは、インターネット文化人類学者のセブ山です。
みなさんは、こんな経験はないでしょうか?
ある日、カフェにて……
「あ、この間、サークルのみんなで遊びに行った時の写真がSNSにあがってる……ん?」
「おいおい、ふざけんなよ! わたし、めちゃくちゃ顔デカく写っとるやないかい! 誰よ、こんな写真を勝手にあげたの! 盛れてない写真、あげんじゃねーよ!!!」
…という惨劇、誰しも一度は経験したことがあるのではないでしょうか?
ピンと来ない男性も「みんなで一緒に撮った写真をSNSに投稿したら、なぜか女の子に怒られた」といえば、心当たりがあるはずです。
これが大SNS時代の到来とともに、人類がはじめて直面している「盛れてない写真をあげんじゃねーよ問題」です。
「な~んだ、結局、男に可愛く見られたいだけでしょ?w」と思っている方は、問題の重大性に気付けていません。
最近の調査で「SNSにリア充写真や自撮り写真を投稿するのは、男に可愛いと思われるためではなく、女同士のコミュニティの中で自分の地位を上げるため(いわゆる、マウンテング行為)におこなわれている」ということがわかってきました。
私がお話を聞いた女性(アパレル業)は「キラキラした後輩たちは、キラキラしている先輩に憧れているので、業務の指示をよく聞く。逆に地味な先輩のことは舐めているので、全然言うことを聞かない。業務をスムーズに進めるために、仕事の一環として盛れている写真をSNSにあげている」と語っていました。
このように、彼女たちにとっては「盛れているかどうか」は死活問題なのです。
「SNSに顔写真をあげるなんて怖い」といった声もありますが、彼女たちにしてみれば、女同士のコミュニティの中で自分の地位が下がることの方が怖いのです。
そんな世界において絶対的な価値があるのが「小顔」です。
実際に小顔かどうかはさほど重要ではなく、小顔に写っているかどうかが大切なのです。
逆に言うと、一緒に写った相手が小顔に見える撮り方は、このSNS時代において「最高のおもてなし」になるということです。
(ポンッ)
「えっ…!?」
というわけで今回は、そんな時代だからこそ、一緒に写った相手が「小顔」に見える撮り方をお教えいたします。
一緒に写った相手が「小顔」に見える撮り方
まずは、2人の通常時の顔の大きさを比べてみましょう。
それほど差はなく、2人の顔の大きさはほぼ同じですね。
では、これならどうでしょうか?
ひとりが前に出ることによって、遠近法でカメラに近い方が顔が大きく見えます。
必然的にカメラから遠い方(後ろにいる方)は、小顔に見えるという手法です。
別にこれは目新しい手法ではなく、世の中でごく自然におこなわれているテクニックかと思います。
これを「一緒に写った相手が小顔に見える撮り方」の基本形とします。
上記の応用として、そのまま「大きな口を開ける」という手法もあります。
こうすることにより、自分自身の顔をより大きく見せることができます。
自分の顔が大きくなればなるほど、接待するべき相手をさらに小顔に演出してあげられるというわけです。
こういった手法は、すでに私自身が実践しておりまして、上記の写真は、先日、開催しました書籍の出版記念イベントでの1シーンです。
せっかく来てくださったお客さんには、家に帰ったあとも撮った写真を見返して「楽しかったなぁ」と思い返していただきたいので、この撮り方を実践しています。
…というのは建前で、「イベント楽しかった!function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://platform.twitter.com/widgets.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document, 'script', 'twitter-wjs'); // ]]>