MacRumorsは17日(現地時間)、来月中までに、ディスプレイ統合型の指紋認証センサーに発生している問題が解決されなかった場合、「iPhone 8」には指紋認証機能が搭載されない可能性があることを伝えています。
米Pacific Crest Securitiesのアナリストであるアンディ・ハーグリーブス氏は今回、iPhone 8に関する最新の調査報告を発表しました。
報告によると、米アップルは現在、有機ELディスプレイ直下に搭載する光学式指紋認証センサーの製造において課題に直面しており、来月中までに解決されなかった場合には、iPhone 8に「Touch ID」は搭載されないかもしれないとのことです。
一方で、ハーグリーブス氏は、問題が解決されるまでiPhone 8の生産開始が延期される可能性についても指摘。Touch IDの搭載が見送られるよりも、こちらの可能性の方が実現性が高いとしています。
また、仮にTouch IDが搭載されなかった場合には、新たに実装される顔認証機能のみが唯一の認証システムとなりますが、同氏は今回その精度について、Touch IDの代替として十分な性能を有しているとの見解を明らかにしました。
なお、つい数日前には、米Cowen and Companyのアナリストであるティモシー・アーキュリ氏も、ハーグリーブス氏と同様の可能性を指摘しています(過去記事)。
ただし、アーキュリ氏が、iPhone 8の背面部に指紋認証センサーが搭載される可能性を予測している点で、両者の予測は決定的に異なります。
はたしてどの予測が現実のものとなるのか。続報に要注目です。
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