一体どんな形で世にでるんだろう?
ソフトウェアの開発に軸を移したと報じられる、Apple(アップル)による自動運転開発プロジェクト「Project Titan」。カリフォルニア州車両管理局によると、同社はカリフォルニア州にて自動運転車の技術テストの許可を取得しました。
このカリフォルニア州での試験走行では、さまざまな企業が認可を得ています。例えばフォード、BMW、ホンダ、メルセデス・ベンツ、Google(グーグル)、Tesla(テスラ)などなど。またテストへの参加企業は、年に1回「技術的不具合の報告」を行なう義務があります。
さて、2015年からProject Titanとして報じられだしたAppleの自動運転プロジェクトですが、当初の「自動車業界をひっくり返す」という野望とは裏腹に開発は停滞。自動車OSのマイクロカーネルを開発するQNX創立者のDan Dodge氏を雇用した2016年7月から、実際の自動車(=ハードウェア)ではなく、自動運転技術の開発(=ソフトウェア)へと主軸を移しています。また昨年の10月には、Appleは2017年の後半をめどに自動運転技術の可能性を確認し、今後を決定すると述べています。
今回の報道において、同社のプロダクト部門のディレクターは米道路交通安全局(NHTSA)に対し、「我々は機械学習とオートメーションの研究に力をいれており、運送分野を含む多くのエリアでの自動化システムの可能性に期待している」と表明してます。どうやら、Appleが実際の車ではなくソフトウェア開発に力を入れていることは間違いなさそうです。
Appleは、自動運転技術が他社の自動車に採用される道を選ぶのか、それとも自社製の自動運転車「Apple Car」(仮名)を諦めないのか…。今後も自動運転技術の先行きには大いに注目が集まりそうです。
・当分アップルカーは幻で終わりそう
・Appleの自動車開発プロジェクト「Project Titan」周りがまた騒がしくなってきましたよ