EIZO株式会社は18日(現地時間)、HDR映像制作者向けの31.1インチ4K(4096×2160)液晶モニター「ColorEdge PROMINENCE CG3145」を、2017年12月中に発売することを発表しました。
新たに発表されたCG3145は、液晶モニターとして世界で初めてコントラスト比100万:1を達成し、最大1000cd/mという高輝度表示も可能にしているほか、標準化されたHDR規格である「PQ方式」と「Hybrid Log Gamma方式」の両方に対応しています。
また、DCI-P3比で98%という非常に広い色域をカバーし、DiplayPort入力時に50/60pで4:4:4まで、HDMI入力時には50/60pで4:2:2までの映像フォーマットをサポートするなど、HDR映像の制作に必要とされる要素が詰め込まれました。
そして、新型IPS液晶ディスプレイと、新開発の高輝度LEDバックライトとの組み合わせにより、従来のリファレンスモニターよりも「ハロー現象(明暗比が大きい部分の輪郭がにじんで見える現象)」が発生しづらくなっています。
「ハロー現象」により映像の輪郭がぼやけている(左)
高コントラスト、高輝度、広色域という前述の特徴と合わせて、HDR映像制作時のカラーグレーディング作業において、非常に精確な色評価を行うことを可能にしているとのことです。
なお、CG3145は、世界最大の映像機器展「NAB Show 2017」、および国内最大の映像放送業界向けイベント「After NAB Show 2017」においてデモ展示されます。発売は2017年12月中が予告されており、価格については追って発表される予定です。
[EIZO株式会社[1]、[2] via AV Watch]
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